「警察じゃけ、何をしてもええんじゃ」孤狼の血 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
警察じゃけ、何をしてもええんじゃ
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映画「孤狼の血」(白石和彌監督)から。
根っから怖がりの私は、何度も目を閉じる場面が出てきて、
ホラー映画と並んで、苦手なジャンルだと再認識した。
暴力団同士の抗争が中心だと思っていたら、
意外にもその裏にはなんと警察が・・というストーリーは、
特に目新しいものではないが、俳優陣の迫力ある演技に、
その場にいるような気持ちになって観終わった。
広島弁(?)と喧嘩腰の言葉が暴力的なわりに、
文字にしてみると、けっこう笑えるフレーズが多かった。
何回か繰り返された「びっくり、どっきり、●●●●●」は、
「気になる一言」に取り上げられないのが残念だが、
その他にも、なぜかメモが増えた。
役所広司さん扮する大上という刑事が、
おかまいなしに、暴力団員を叩きのめすシーン。
「おい、警察がこがいなことしてええんか?」
「警察じゃけ、何をしてもええんじゃ」
この会話こそ、ストーリー全体を支えるセリフとも言える。
警察のネタって、映画作品になりやすいんだなぁ。
P.S.(メモして、捨てるには勿体無いセリフ)
・取り調べはよ、相手を丸裸にしてなんぼじゃけ
・度胸がないのう、もうえぇ。わりゃ、一生交通整理でもしとれ
・ポケベル数字「4951」・・「至急来い」って言ってますけど
(「ふたりの愛ランド」歌っている人に向かって)
・おい、何がアイランドじゃ。島に沈めんど、われっ!
・極道を法律で押さえつけたところで何も変わりはせんわい
・今度の抗争の船頭は、最初っからあんただったんじゃないんかい
船頭も何も、わしゃ船酔いするけ、船にはよう乗らんのよ
・わりゃ、戦争になってもえぇんか? アホか、戦争はもう始まっとるんで
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