「しとしとする映画」孤狼の血 IKUMIさんの映画レビュー(感想・評価)
しとしとする映画
任侠物に触れて来なかった20代です、母の付き添いで鑑賞しました。
前情報無しで観たので、松阪桃李さんがヤクザの役なのかな?と思っていたら刑事さんだったんですね!
最初から最後まで、ハラハラドキドキというよりはじわじわ、しとしと、したテンポで進んでいきます。血がブシャーってなる場面や、拷問などに耐えられるなら、全国民にこの世界観を一度味わって欲しい…。
シーンごとにナレーションが入るので、任侠物初見の方でもストーリーは追いやすいです。
主演の演技が素晴らしく、役所さんはやはりすごい人だ…と改めて感じさせられました。一癖ふたくせある役者さんを揃えることで、作品の深みが増しています。いつ見ても真木よう子さんは強い女性が似合いますね。
気になるところとすれば、せっかく昭和後期の呉が舞台なのに、呉の街並みが引きでしか出てこなかったところかな。再現するのはかなり難しいと思いますが、スクリーンで観たかったです。
ここ最近松阪さんの活躍がめざましいですね、シンケンジャーの頃から応援しているのでこれからも期待してます!
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