「豚小屋で」孤狼の血 nakadakanさんの映画レビュー(感想・評価)
豚小屋で
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冒頭から汗や血や糞にまみれたバイオレンス描写に、泥臭い昭和感漂う映像で、役所広司のやさぐれた暴力刑事ぶりなど役者の演技も見応えがあり、最後まで面白く見れました。
汚職刑事と思いきや実は良い人だった的な、疑惑の真相をママに教えてもらう流れなどは、意外性はなく説明的過ぎるように感じましたが。
役所広司が遺体捜索時に手を合わせる場面、松坂桃李が報告書の添削で役所広司の人柄を悟る場面や豚小屋で這いつくばり証拠を探す場面など、そういった無言で心情を示す描写は良かったと思います。
松坂桃李の演技は悪くはないと思いますが、「日本のいちばん長い日」を観た時もそう感じましたが、昭和の雰囲気の中では少し浮いているように感じてしまいました。
大卒のエリート若手ということで、敢えて異質感を出している、浮いていて正解なのかも知れませんが。
真木よう子も、綺麗で迫力はありますが、クラブのママの貫禄や迫力とは違うように感じました。
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