空飛ぶタイヤのレビュー・感想・評価
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期待していなかったが
池井戸潤で長瀬くんなら気軽に見られるのかなと思いましたが、開始早々裏切られ、割と重い内容。高橋一生の役は、赤い銀行で調査役ふぜいであんなに裁量あるか?と思ったり。いくらなんでもメイン先役員に面と向かってあんな口叩けないです。勧善懲悪お伽話と現代企業社会テーマをうまく融合させたなと。時間がある時おすすめです。
小説に忠実
面白さは損なわれていないし、ものすごーくhandsome二人が主人公で見ていて不快感はないのだけど、ディーンさんて演技が今一つなのね。残念です。
日本の映画は容姿端麗なひとを主人公にもってくるのだけど、もっと本気で映画作りした方が、長い目で見て集客出来そうなものだけど。
久しぶりに見た邦画だけど、音楽もどうもあってなくて、これも人気者をもってきましたというところなのかしら。なんだか成長していたのは、長瀬君だけだったみたい。脇役はよかった。
少し残念かも。
池井戸潤さん原作の「空飛ぶタイヤ」
トラック販売業者がリコール隠しした事件を
映画化してます。名前は変えてますが。
最後の方で、誰かが警察にあのパソコンを提出
して急展開を迎えたのですが、それまでの
展開がどうしてないのか?っていうのが
疑問でした。意外とあっさり問題の会社に
家宅捜索が入って、エンディングを迎えたので。
この映画に期待はしないで、フラットな状態で
観るのが良いです。私はフラットでした。(笑)
老獪VS愚直。みんなそれぞれの持ち場でそれぞれのやり方で戦っている。
キャスティングの勝利。
TVドラマと違って、濃い顔の面子の配役が映画を感じさせる。
長瀬智也が、社長業がまだ板に付いていない未熟さの残る二代目社長の役柄にぴったり。ディーンフジオカは一流大学出身のエリートサラリーマンにまたぴったり。
ムロツヨシのようなやついるいる。普段は陽気な彼が、リコール隠しのデータを発見して「マジかよ」と素に戻る瞬間がいい。
今時の新入社員中村蒼。いるよ、こう言う奴。でも彼も実は熱い心を持っていた。
2時間の映画の枠に納めるために、一目見ただけでそのキャラの人生や哲学が判るようなキャスティングが脇役ほど気を配られて配置されている。
だからこそ、わずかな台詞でその人の生き様と背景が浮かび上がる。
「この書類には私の魂がつまっとるのです」
無念さとプライドの詰まったこの佐々木蔵之介の台詞は名台詞。
技術者であれば、この台詞に泣かない人はいないだろう。
神奈川県警寺脇康文「ご迷惑をおかけえしねえようになあ」という二回出てくるこの台詞。一回目は本当に嫌に聞こえるのだが、二回目に聞いたときはこの上も無く頼もしい。
これこそ映画のマジック。
男たちの戦い
リコール隠しの実際あった話をベースに
したドラマだそうですが
こんなことが あったなんて あまりにも残酷です
これはおかしいと 運送会社の長瀬演じる社長が
真相究明に乗り出します
そしてリコール隠しをしているのではないかと
ホープ会社社内の仲間と真相を秘密裏に
調べるディーンフジオカ
ホープ社は怪しいから融資は先送りすると言う
高橋一生
この3人がホープ社に戦いを挑む
しかし ディーンフジオカかっこいい!!
あのような人が会社にいたらまずいでしょ!!
女子なんて仕事になりません(笑)
人が行うことなので いけないことなのですが
ミスが出てしむことがあります
それを しっかり受け止めていかなければ
悲劇は繰り返します
私が1番印象に残ったのは
話とはあまり関係ないのですが
トラックを運転していた当事者が
家に引きこもり 運転手は嫌だと言うシーン
社長演じる長瀬が「彼に就職を探してやってくれ」と
社員に頼む姿がとても心に刺さりました
自分が悪くなくても 運転していたトラックが
人を殺してしまった事実は消えません
物作りをする者は 安全そして人の幸せを考えるということを
忘れないで欲しいと思い観てました
ありそうな、恐ろしさ。
ドラマで十分だ、といった趣旨のレビューを鑑賞前に度々目にしてましたが、ドラマではスケールが小さくなってしまったんじゃないかな。
とても良く出来てましたよ、カメラワークも演出も構成も。年間100本位の映画を観てるのですが、大丈夫、面白かったです!!!
且つて日本中を震撼させたと言っていい、食品偽装騒ぎの発端となった某大手乳業メーカーのアレとか、世の中には実際に、この手の恐ろしさはあるんだよね…残念ながら。
皆が自分と、ごく僅かな身の回りのことだけを守り優先するあまり悪に無意識になり、ダメなことを見逃す、目を逸らす。感じている罪悪感に気付かないふりをする。
そうやっていつも、人が亡くなるまで何も変わらない。
過去に何度もあった愚かな過ちです。
そういうことをあちこちからかき集めたような物語が、主人公達をドン底に落とし、そういう出来事を知った多くの人が望むようなあっぱれな展開に向かっていく様は、水戸黄門のような安定感ある清々しさ。
私は個人的に、自分の罪悪ジャッジを超えることは仕事でも絶対に受け入れないで生きていこうと心密かに熱くなる、そんな作品でした。
原作を読んだ方が痛烈批判されてましたが、大丈夫だよ、省略されたシーンからでも意図も話も読み取れるから。映画なめんなよと言うか、映画ファンなめんなよー
よかった!しかし現実は…。
「空飛ぶタイヤ」という題名を見て最初喜劇かと思ったが、あらすじを読み実際の事件を題材にしたものだと知り、鑑賞した。
(タイトルはやや不謹慎な感じがした)
この事件は記憶に新しい。しかも同様のタイヤ脱落事故が複数件あったことも記憶している。現実の報道でも車のメーカー等は判らなかったと思うが、のちに特定の車のメーカーの不正と判り、再三の不祥事に私は未だにその企業の車は買うまいと思っている。全ての従業員が悪いわけでは無いことも重々承知だが、トップ陣営が悪ければ同じことである。そしてそういう企業体質は安易には変わらない。
一方、濡れ衣を着せられ真の問題を暴くことに尽力した赤松運送のモデルとなった会社はどうなったか?ネットではすでに廃業したとある。その経緯も事実も定かでは無いが、あの事件が発端であれば悔しいし悲しい。
映画と同様に正義が勝つ現実であってほしい。
時間不足ながらも
池井戸潤がブレイクする随分前にWOWOWのドラマ(主演 仲村トオル)を見て、凄く良かったので今作を見に映画館へ。
長瀬君は俳優として素晴らしいと思っているので不満は無いですが、やはりこれはドラマで色々な人物の思いや気持ちの変化を見ていかないと、最後の逆転の感動が薄いです。
高橋一生は、後付けキャスティングでしょうか?見せ場が無い感じ… 小池栄子と元恋人の関係には見えないし(笑)
岸部一徳が単純すぎる悪役で、ちょっと失笑。忘れましたが原作もそうでしたっけ?
本当は地上波でドラマにして欲しいけど、〇〇自動車が分かりすぎるから難しいのでしょう。
個人的にはエンドタイトルがサザンていうのも、あまりしっくり来なかったです。
実際に人が亡くなってる事件がモチーフなので、エンタメっぽくなるような気がして。
ともあれ、長瀬君やディーン・フジオカ、そして脇を固める役者陣も豪華、精一杯まとめてあるので、映画館で観ても後悔はしないかと。
テレビドラマ的で映画館で見るのはどうだろうか
きょうは1080円で映画が見れるので、誰が出ているのかなど全く事前確認せず、書店に並んだ同小説の帯を見てブラっと映画館に入りましたが、主演が私の苦手なジャニタレのひとり。
ちょっと失敗した感が。。。
キャストはテレビドラマでよく見る人ばかりで、なんだかテレビドラマをシアターで見ている気分。
もっと社内で不正が行われたどろどろとしたメカニズムにフォーカスあてても良かったと思うし、スクープ記事を直前にもみ消される雑誌記者もあっさりしすぎで苦悩が伝わってこない。
運送会社の社長の嫁が深キョンって奇麗すぎるし(笑)
2時間という尺で出来る範囲何だろうが、なんだか全体的に中途半端だったような消化不良の作品だった。
折角映画なんだからもっとメリハリつけた赤穂浪士のような時代劇的な勧善懲悪にしてもいいんじゃない?
それなら深キョンの瑤泉院ならば全然OKだし、吉良殿の岸部一徳もOKだ!
三菱自動車のリコール隠しを原作とした映画だけあって、映像の中の出来...
三菱自動車のリコール隠しを原作とした映画だけあって、映像の中の出来事ではなく実際に起きた事件なんだという意識で見ることができました。
数年前のリコール隠し経験しても変わることのできない大企業の社風と、大企業に振り回されて涙を呑んできた中小企業の経営者たち。
そんな中でも間違っていることに納得できず行動を止めない赤松社長。
正直、なめてました。
ご都合主義の逆転劇で、半沢直樹みたいにスマートに威勢よくわかりやすく逆襲するものだと思っていました。
ですが、赤松社長は泥臭く出版者の人と相談したり、ホープ自動車のリコール被害にあった会社を訪ねたり、ホープ自動車の沢田課長とは何度もやりあう。
非常に泥臭い戦いで、赤松社長の苦悩が見ているこっちまで伝わってきます。
しかし、最後にはしっかりとホープ自動車を成敗してあらゆる伏線を回収して話を締めています。
そこに長瀬智也演じる赤松社長の演技。
人間らしさを持った社長の言葉の数々、特に沢田課長に言い放った「もっと人間らしく話してくれ」の一言には、大企業で育った沢田課長をはっとさせる強い意志を感じる言葉です。
悪役である岸部一徳演じる狩野常務は「ザ悪役!!!」と言わんばかりの倫理の欠片もない表情と発言の数々。
大物感バンバン出ていて、発言の節々から背筋が凍る非情さがにじみ出ています。
いやはや、これはもう一度劇場に行きますかね。
凝縮
見応えあった。
実に濃密な脚本だった。
余計な事を一切書いてないかのようで、冒頭から世界観にガッツリ囚われる。
退っ引きならない緊張感に引きづりこまれる。
立場において曲げられる真実の在り方や、それに群がる人物達。
事実を究明せんとする弱き者たち。
皆、それぞれに良識をもち、いい塩梅で自分本位でもある造詣に唸る。
濡れ衣を払拭したところで本編は終わる。
肩を落としホッとする長瀬氏が印象的だった。
秀逸だったのは人間の描き方で、裏も表も白も黒も、誰一人として単一な色を持つ人は居なかった。長瀬氏を中心として物語は進むが、とても、とても濃密な群像劇でもあった。
苦悩を抱え込む長瀬氏も素晴らしかったけど、高橋氏の役所が絶品。
表舞台に一切絡む事なく、トドメを刺した。彼の功績を誰も知らない。ずっと耐えて、機会を伺い、たったの一振りで切って落としたような感じだ。かなり美味しいポジションのキャラで、このキャラを生み出した作者は、やはり只者ではない。
「果報は寝て待て」の体現者で、ただ1人、痛快なのである!
脇を固める役者陣も、いい仕事をしてくれていて、充実した2時間だった。
権力と財力に屈したマスメディアもソレっぽい。警察機構が正義の執行人として描かれてはいるが、政治家絡みで抑圧するのも可能なんだろうなぁと思いつつ「正義」という言葉が幻のようで宙ぶらりんな現代を憂う。
ただ…ラストカットはアレじゃないと思う。
俺的、本年度のアカデミー賞総ナメな1作!
まあまあ良いかな?
くらいの出来です。
ストーリーはいろいろ省かなければならず、
時間内におさめるには、無理があったかと思われる。
ホープ社の社長が、絶対悪に描かれているが、
会社の為、社員の為に、そうせざる得ないって方が
良かったかも。
「ひとり死んでるんだぞ!」って
決定的なセリフにしてるけど、
実際に、理不尽な死は、日本中にいくらでもあり、
その中のひとつに過ぎない。
しかし、リコール隠しの会社の存続の為に、
その避けることの出来た 死 があるのは、許せない。
自分の所属している組織が、意図的にそうしてると、知った時、どう行動出来るか?
いろいろ考える素材としては、良い映画。
また、中小企業の社長、社員、大企業の社長、社員、
被害者の立場、どう見るか?
役者さんの演技は、期待どうりか。
最後の長瀬のセリフ
お前の顔は、二度と見たくない。のセリフは
違和感あり。
内部からのリークは、沢田ことディーンだと確信してるんだから、
お前の顔は、二度と見たくなかったんだがな、、、。
だったら、納得出来た。
予想通りの結末だった
ドラマの下町ロケットを観てまして、すぐに結果は解るストーリーでした。下町ロケットと同じだよね・・と主人と共に結末を予想してましたが、その通りでした。映画は面白かったけど、帰宅後、再度下町ロケットを観ましたら、やっぱりドラマの方が面白いね。。との感想を二人で言いました。
中小企業vs大企業
久しぶりに面白い映画を観た。
財閥系企業のリコール隠しによって、命を落とした善良な市民。
濡れ衣を着せられ、隠蔽を暴こうと奔走する中小企業社長。
複雑な大企業組織の中でも、問題提起する側と
隠そうとする側の拮抗あり。
のめり込んで観れる映画。
原作は読んでないが…
ドラマは見た。以下、ネタバレを含みます。
やはり映画一本にまとめるには無理がある。薄く伸ばした感が否めない。登場人物はズラリと揃えてるのに、それぞれの背景には少ししか触れない。意味ありげに登場しておいて、その後あまり触れないから初見の人には特に薄いストーリーに見えただろう。長瀬智也の熱が弱く泥臭さもなく苦悩してるのに苦労してるように見えない。あんなスマートな立ち振る舞いだと感情移入できないよ。そこは予想以上にひどかった。ちょっとしか出ない佐々木蔵之介が一番良かったというバランスの悪さ。
いつもながらスカッとしました!
さすがの池井戸作品!絶体絶命からの大逆転、気持ちがいいです。長瀬智也&ディーンフジオカのW主演ですね。最後に二人が交わす「あんたの顔は二度と見たくない」は別々の切り口から大企業に戦いを挑んだ戦友同士の会話ですね!最後まで諦めずに孤軍奮闘する赤松社長にはこはぜ屋の宮沢社長がかぶってみえました。岸部さん他、池井戸作品の常連憎まれ役の皆さんも相変わらずいい味出してよかったです。でも池井戸作品初なんですね、映画化は。もっともっと映画化してほしいですね、半沢をはじめ。
元題材の某企業に事件当時、商談中だった自分の経験にも照らし合わせ、企業とは何なのか、理不尽な状況に弱者は泣き寝入るしかないのか?色々と考えさせられました。映画やドラマとは言っても実生活でも理不尽なことだらけの毎日に凹みがちな今日この頃、頑張ればなんとかなる!(かも?)と勇気をもらえました。
豪華キャスト陣を贅沢に使用してます。
⤴長瀬さんの演技が好きです。
⤴サザンの曲良かった
⤴深田恭子さんやっぱり可愛い
⤴超豪華キャスト陣
⤵よくまとめられていていると思いますが、連続ドラマ向きのテーマやストーリーかと‥。
関係のある業種の人は観る価値あり?
何の気なしに、普通に「面白そう」と思って観に行きました。
わたしは車(整備)関係の会社で働いているので、
リコール隠しや整備不良はかなり身近な話で、
観ているうちに、怖くなりました。
車の話なので、横文字の部品の名前はそこそこ出てきますが、
そこまで専門的な話ではないので、素人でも楽しめると思います。
全体的に思っていたよりわかりやすく、
最後もまぁよくあるハッピーエンド?って感じで
気分はいいですね(笑)
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