空飛ぶタイヤのレビュー・感想・評価
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凝縮
見応えあった。
実に濃密な脚本だった。
余計な事を一切書いてないかのようで、冒頭から世界観にガッツリ囚われる。
退っ引きならない緊張感に引きづりこまれる。
立場において曲げられる真実の在り方や、それに群がる人物達。
事実を究明せんとする弱き者たち。
皆、それぞれに良識をもち、いい塩梅で自分本位でもある造詣に唸る。
濡れ衣を払拭したところで本編は終わる。
肩を落としホッとする長瀬氏が印象的だった。
秀逸だったのは人間の描き方で、裏も表も白も黒も、誰一人として単一な色を持つ人は居なかった。長瀬氏を中心として物語は進むが、とても、とても濃密な群像劇でもあった。
苦悩を抱え込む長瀬氏も素晴らしかったけど、高橋氏の役所が絶品。
表舞台に一切絡む事なく、トドメを刺した。彼の功績を誰も知らない。ずっと耐えて、機会を伺い、たったの一振りで切って落としたような感じだ。かなり美味しいポジションのキャラで、このキャラを生み出した作者は、やはり只者ではない。
「果報は寝て待て」の体現者で、ただ1人、痛快なのである!
脇を固める役者陣も、いい仕事をしてくれていて、充実した2時間だった。
権力と財力に屈したマスメディアもソレっぽい。警察機構が正義の執行人として描かれてはいるが、政治家絡みで抑圧するのも可能なんだろうなぁと思いつつ「正義」という言葉が幻のようで宙ぶらりんな現代を憂う。
ただ…ラストカットはアレじゃないと思う。
俺的、本年度のアカデミー賞総ナメな1作!
巨大組織の光と影。不屈な男達が挑んだ戦い!!
【賛否両論チェック】
賛:四面楚歌の状況下にあっても、諦めることなく戦い続ける主人公達の姿が痛快で、胸がすく思い。豪華なキャストやサザンオールスターズの主題歌も魅力的。
否:展開はかなりのご都合主義で、内容も少し難解か。
自社のトラックが事故を起こし、苦境に立たされる中でも、社員を信じ守るために孤軍奮闘する赤松の姿は、観ていて胸を打つものがあります。一方でそんな赤松の行動が故に、遺族をさらに傷つけてしまう辺りは、切なさも感じさせます。
そして片や組織の中にあって、赤松と同じように疑問を抱き、各々の立場から戦いを挑んでいく沢田や井崎の姿も、また魅力的に映ります。日本の経済を覆うような超巨大財閥企業を前にして、果たして3人がどのように戦っていくのか、その辺りも見どころです。
やや展開が都合よく進みすぎる感はありますが、そこをツッコむのは野暮ですね(笑)。キャストもかなり豪華ですので、全ての働く人にオススメしたい、痛快な人間ドラマといえそうです。
俳優 長瀬智也として素晴らしい
楽しめた
味付けに失敗
正論・正義を貫く美学
仕事に生きる者たちの戦い
原作を読まずに映画だけ見に行きました。 とにかく作品に圧巻され、1...
まあまあ良いかな?
くらいの出来です。
ストーリーはいろいろ省かなければならず、
時間内におさめるには、無理があったかと思われる。
ホープ社の社長が、絶対悪に描かれているが、
会社の為、社員の為に、そうせざる得ないって方が
良かったかも。
「ひとり死んでるんだぞ!」って
決定的なセリフにしてるけど、
実際に、理不尽な死は、日本中にいくらでもあり、
その中のひとつに過ぎない。
しかし、リコール隠しの会社の存続の為に、
その避けることの出来た 死 があるのは、許せない。
自分の所属している組織が、意図的にそうしてると、知った時、どう行動出来るか?
いろいろ考える素材としては、良い映画。
また、中小企業の社長、社員、大企業の社長、社員、
被害者の立場、どう見るか?
役者さんの演技は、期待どうりか。
最後の長瀬のセリフ
お前の顔は、二度と見たくない。のセリフは
違和感あり。
内部からのリークは、沢田ことディーンだと確信してるんだから、
お前の顔は、二度と見たくなかったんだがな、、、。
だったら、納得出来た。
長瀬君で良かった✨
原作を読んでないから楽しめたが、原作を読んでみたい!
予想通りの結末だった
ドラマの下町ロケットを観てまして、すぐに結果は解るストーリーでした。下町ロケットと同じだよね・・と主人と共に結末を予想してましたが、その通りでした。映画は面白かったけど、帰宅後、再度下町ロケットを観ましたら、やっぱりドラマの方が面白いね。。との感想を二人で言いました。
やっぱりドラマかなあ
内容は原作も読み、ドラマも見てなので、すっかりネタバレでしたが、鉄板ネタでもあるので、観に行ってみました。
良くまとまっているが、悪いわけでもないけど、消化不良。
この手の組織ものは、やはり山崎豊子の一連の作品が強烈過ぎで、そのイメージで見てしまう。それぞれの立場や、そのしがらみをズブズブに見せた上で、次々と襲いくる悪夢のような事態を何とかして行くのが、醍醐味なのだけど、単発映画だと、どうも各キャラに慣れたところで終わりという感覚が拭えない。配役もくふ重いテーマを扱った本作も2時間枠だとこうなるわなぁと、少し残念なところ。
新しい方のドラマ「不毛地帯」で敵役の専務を演じていた岸部一徳が、こちらでも悪徳役員をやっていて、ハマっていた。あとは、ムロツヨシがいつ適当な事を言い出すか気が気でなかったのだが、始終真面目な役でした。
邦画ってあまり好きになれないのは画面が暗いから。よく晴れた日ってあ...
よく晴れた日
中小企業vs大企業
久しぶりに面白い映画を観た。
財閥系企業のリコール隠しによって、命を落とした善良な市民。
濡れ衣を着せられ、隠蔽を暴こうと奔走する中小企業社長。
複雑な大企業組織の中でも、問題提起する側と
隠そうとする側の拮抗あり。
のめり込んで観れる映画。
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