空飛ぶタイヤのレビュー・感想・評価
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テレビドラマ的で映画館で見るのはどうだろうか
きょうは1080円で映画が見れるので、誰が出ているのかなど全く事前確認せず、書店に並んだ同小説の帯を見てブラっと映画館に入りましたが、主演が私の苦手なジャニタレのひとり。
ちょっと失敗した感が。。。
キャストはテレビドラマでよく見る人ばかりで、なんだかテレビドラマをシアターで見ている気分。
もっと社内で不正が行われたどろどろとしたメカニズムにフォーカスあてても良かったと思うし、スクープ記事を直前にもみ消される雑誌記者もあっさりしすぎで苦悩が伝わってこない。
運送会社の社長の嫁が深キョンって奇麗すぎるし(笑)
2時間という尺で出来る範囲何だろうが、なんだか全体的に中途半端だったような消化不良の作品だった。
折角映画なんだからもっとメリハリつけた赤穂浪士のような時代劇的な勧善懲悪にしてもいいんじゃない?
それなら深キョンの瑤泉院ならば全然OKだし、吉良殿の岸部一徳もOKだ!
長瀬くん、頑張ってた☆
池井戸潤の原作の映画ですので、ある意味安心してみていました。
役者さんがやはり人気を見越してか脇まで豪華。
でも、あまり長瀬くんに期待していなかっただけに、なかなか
社長役良かったです。
むしろ、ディーンフジオカはもう少し違う面を見せて欲しかった。
イメージが壊せないのかなぁ・・
個人的には、すごく良かった!と言える作品ではありませんが、
安心して鑑賞出来ます。
原作を見てないのですが、
中小企業の社長とその社員達
大企業の社員達 銀行員
それぞれの場所でそれぞれのやり方で
人間らしく闘う男たちはかっこよすぎた。
また、登場人物の一人一人の気持ちや仕事に対する姿勢、家庭の事情なども深くはないけどリアルに描かれていて、無駄なキャストがいないと思えた。
しかし、原作やドラマ版を見ている人からはほとんど不評みたいで指摘を見てると、理解が追いつけないわけではないけど、なるほどなど思える描写もいくつかある。
でも、いい話だっただけに、これはこれで完成されていて、楽しめたし見てよかった。
原作も読んで見たい。
時間が足りない!
池井戸作品なので大まかな流れは想定通り。だからこそ気持ち良く泣けて最後はスカッとできるんだけど。
でも!やっぱりもうちょっとそれぞれのキャラを掘り下げて欲しかった
特に高橋一生をお目当てに観に行った私としては井崎さんにもっと活躍して欲しかった!笑。
全体的には浅いなーと思うところはあるけど短い時間に必要なものは全て詰め込んで、それでもわかりやすくて感情移入できるレベルにはなってると思う。泣けて気持ち良くなれるエンターテイメント映画。
私も組織の歯車だけど自分の中の正義には従って生きたいよね。それが誰かの出世のための駒でも。
長瀬くんカッコよすぎ
少し駆け足で話の筋を追っている感じはありますね。俳優さん達が豪華すぎて、えーそんなチョイ役もったいない、って思う人ばかりだったので、確かに連続ドラマでじっくり見たかったかな。でも、十分面白かったです。
ただ長瀬くんが格好よすぎて(なぜか脚さばきがカッコよすぎって思った)、もう少し泥臭い感じの俳優さんの方がよかったかも、って思った。
三菱自動車のリコール隠しを原作とした映画だけあって、映像の中の出来...
三菱自動車のリコール隠しを原作とした映画だけあって、映像の中の出来事ではなく実際に起きた事件なんだという意識で見ることができました。
数年前のリコール隠し経験しても変わることのできない大企業の社風と、大企業に振り回されて涙を呑んできた中小企業の経営者たち。
そんな中でも間違っていることに納得できず行動を止めない赤松社長。
正直、なめてました。
ご都合主義の逆転劇で、半沢直樹みたいにスマートに威勢よくわかりやすく逆襲するものだと思っていました。
ですが、赤松社長は泥臭く出版者の人と相談したり、ホープ自動車のリコール被害にあった会社を訪ねたり、ホープ自動車の沢田課長とは何度もやりあう。
非常に泥臭い戦いで、赤松社長の苦悩が見ているこっちまで伝わってきます。
しかし、最後にはしっかりとホープ自動車を成敗してあらゆる伏線を回収して話を締めています。
そこに長瀬智也演じる赤松社長の演技。
人間らしさを持った社長の言葉の数々、特に沢田課長に言い放った「もっと人間らしく話してくれ」の一言には、大企業で育った沢田課長をはっとさせる強い意志を感じる言葉です。
悪役である岸部一徳演じる狩野常務は「ザ悪役!!!」と言わんばかりの倫理の欠片もない表情と発言の数々。
大物感バンバン出ていて、発言の節々から背筋が凍る非情さがにじみ出ています。
いやはや、これはもう一度劇場に行きますかね。
実話が元だと
やっぱ、面白いって言うと不謹慎だと思うが
「沈まぬ太陽」もそうでしたが
大手企業ってのは巨大であればあるほど
そんな体質なんでしょうね。
って言うか、日本政府がそう言う体質やから
しょうがないか…。
良いんじゃない。池井戸作品の映画化
ドラマで良かった、原作とは違う、尺が足らない、など色々な批判がありますが。。。
映画です!2~3時間で如何に伝えて観客を感動させ、大スクリーンで迫力ある映像と音響を直に感じることがどうできるか?だと認識してます。それを踏まえて。
中小企業の社長と従業員の絆とパワーを感じることができた。池井戸ワールド。
大企業だからダメ一辺倒でなくそういう部分もあるが色んな意味で様々な人材がいるる。だから悪だけでなく正義もいるし大企業にまで成長し継続して会社が存続していると。岸部一徳のような役員もいるから面白く成長もするのでしょう。
ディーン・フジオカが結局会社に残るという選択をしたのもある意味納得。
事故の責任を誰か特定したり押しつけるのは簡単だが、被害者の夫が言った お前らがこっちの立場で想像したことがあるのか? には、当事者でないから全てを感じることは不可能だが想像はできると改めて考えさせられましたね。
主人公は俳優であれば色々人選があったと思う。そこで長瀬智也かぁと。アイドル・歌手ですよねということを考慮すると十分というと失礼なくらい役者でしたね。まぁ笹野さんや岸部さんのレベルとは比べられませんが。
まあまあという感想…
池井戸作品ハズレなしということで期待して見ましたが。。重大事故があった割には加害者側に位置付けられている人物達がやけに飄々としていて描写が軽い印象。主人公が苦悩した時間は長かったけど逆転ご褒美がお手軽に済まされて若干物足りない。ドラマで感じたようなカタルシスを求めてた人達にしてみればうす塩味だったのも伺えます。また、主人公の行動に疑問を感じる点も多々あり、入り込みきれなかったという感じです。役者陣の演技はみなさん素晴らしかったです。
面白かったー。 思ったより長瀬君&ディーンに終始してたし、2時間ド...
面白かったー。
思ったより長瀬君&ディーンに終始してたし、2時間ドラマでいいんだが、話が面白いので楽しく見れました。苦しい状況長くて辛かったけど。
池井戸潤はやっぱり連ドラのが向いてそう。
サザンの歌詞が染みる。
長瀬智也 カッコイイ
長瀬智也って歌手でしょ。でも声(台詞)も強いし、立ち振る舞いも上手だし、完全に俳優だと思いました。
この事件、新聞で知っていたけど、いざ映像でタイヤが飛び人に向かっていくのを見ると「実際にあんなふうだったのかも?」と、ゾッとしました。
やっぱり許せない事件だし、もう一度思い出させてくれてよかったと思いました。
該当する企業には再度、猛省をしてほしいし、安全と背中合わせの仕事をしている人たちには「整備・点検」に、より力を入れてほしいと思いました。
最後に、この映画に出てくる俳優さんたちの声の力に感心しました。長瀬さん、岸部さん、寺脇さん・・・。
俳優ってやっぱりすごいですね。
酷評する程ではないです
長瀬はここでも長瀬。これに池井戸原作ファンやアンチジャニーズが噛みつきそう。私は長瀬君は好きなのでマイナス要素ではない。原作ファンと評価が分かれると思うけど、読んでない私は普通に面白かった。
凝縮
見応えあった。
実に濃密な脚本だった。
余計な事を一切書いてないかのようで、冒頭から世界観にガッツリ囚われる。
退っ引きならない緊張感に引きづりこまれる。
立場において曲げられる真実の在り方や、それに群がる人物達。
事実を究明せんとする弱き者たち。
皆、それぞれに良識をもち、いい塩梅で自分本位でもある造詣に唸る。
濡れ衣を払拭したところで本編は終わる。
肩を落としホッとする長瀬氏が印象的だった。
秀逸だったのは人間の描き方で、裏も表も白も黒も、誰一人として単一な色を持つ人は居なかった。長瀬氏を中心として物語は進むが、とても、とても濃密な群像劇でもあった。
苦悩を抱え込む長瀬氏も素晴らしかったけど、高橋氏の役所が絶品。
表舞台に一切絡む事なく、トドメを刺した。彼の功績を誰も知らない。ずっと耐えて、機会を伺い、たったの一振りで切って落としたような感じだ。かなり美味しいポジションのキャラで、このキャラを生み出した作者は、やはり只者ではない。
「果報は寝て待て」の体現者で、ただ1人、痛快なのである!
脇を固める役者陣も、いい仕事をしてくれていて、充実した2時間だった。
権力と財力に屈したマスメディアもソレっぽい。警察機構が正義の執行人として描かれてはいるが、政治家絡みで抑圧するのも可能なんだろうなぁと思いつつ「正義」という言葉が幻のようで宙ぶらりんな現代を憂う。
ただ…ラストカットはアレじゃないと思う。
俺的、本年度のアカデミー賞総ナメな1作!
巨大組織の光と影。不屈な男達が挑んだ戦い!!
【賛否両論チェック】
賛:四面楚歌の状況下にあっても、諦めることなく戦い続ける主人公達の姿が痛快で、胸がすく思い。豪華なキャストやサザンオールスターズの主題歌も魅力的。
否:展開はかなりのご都合主義で、内容も少し難解か。
自社のトラックが事故を起こし、苦境に立たされる中でも、社員を信じ守るために孤軍奮闘する赤松の姿は、観ていて胸を打つものがあります。一方でそんな赤松の行動が故に、遺族をさらに傷つけてしまう辺りは、切なさも感じさせます。
そして片や組織の中にあって、赤松と同じように疑問を抱き、各々の立場から戦いを挑んでいく沢田や井崎の姿も、また魅力的に映ります。日本の経済を覆うような超巨大財閥企業を前にして、果たして3人がどのように戦っていくのか、その辺りも見どころです。
やや展開が都合よく進みすぎる感はありますが、そこをツッコむのは野暮ですね(笑)。キャストもかなり豪華ですので、全ての働く人にオススメしたい、痛快な人間ドラマといえそうです。
俳優 長瀬智也として素晴らしい
池井戸さんの作品は、パターンが決まっているし、主演ジャニーズで、正直、映画館で観るのはどうかな?と思っていました。
ところが、始まってからグイグイ ストリーに引き込まれ、半信半疑だった長瀬さんは、演技を超えて赤松運送の社長その者でした!素晴らしかったです。脇を固める俳優さんも文句の付け所なく凄いです。改めて笹野さん、岸田一徳さん、佐々木蔵之介さん、寺脇さんの演技の凄さを感じました。
社会で生きていくとは、理不尽な事に我慢し、大きな力には逆らわずに行くことがいつのまにか普通になってしまう。ですが、自分の命を賭けて、また誰か為に戦う 大事さを強く感じました。
楽しめた
ストーリーは池井戸さん(潤)なので安心していられるし、俳優陣もちゃんと演技できる人を揃えてるし、ちゃんと楽しめた。
だが、TVドラマで見慣れているせいか、映画っぽさに欠けている気がした。映画っぽさって何だよ?って話なんだが。
まあそれは贅沢な不満というヤツかな。
最後の大逆転に至る、「大企業の中の良心ある個人の活躍」が少し切れ味に欠ける気がしたが、それはやはり作者が大企業をキライだからかな?
冒頭の手持ちカメラの意味はよくわからなかった。不安定な感じを示したかった、とか?
味付けに失敗
ストーリーからも長瀬のキャラからもいくらでもドラマチックに濃い味付けに出来ただろうに淡々とした薄味仕立て
年のせいか薄味映画は大好きだけど これは味付けに失敗した感じ
内容からしてやはり力強く 韓国映画の焼肉味付けの方が良かったのでは
オシャレにしょうとしてサザンまで持ち出しているけど エンドのウタは無惨に見苦しいほどにそぐわないですよ
正論・正義を貫く美学
当該作品の週末興行成績は、2位=>2位です。
「上手な生き方」ではなく、「正論」と「正義」を貫く姿勢は、
TVドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」に見られる
典型的な「池井戸潤」作品でした。
今回も、「大会社」が悪者になります。
でも、予告を観ただけで、殆どのストーリーが解ってしまう
のは、いかがなものか?!
「まあまあ面白い」の3.5点でした。
Michi
仕事に生きる者たちの戦い
池井戸作品は数多くテレビドラマで見ているだけに、映画の尺では勿体ないくらい前半の展開が早い。最初の10分だけでテレビドラマ一話分は作れる内容。
しかし中盤の被害者の顔が見え始めてからの展開が素晴らしく、前半の要点をもキチッと引き込んで画面に釘付けにさせられます。
主人公だけの話ではなく、仕事に生きる名もなき者たちの、プライドそして反骨の思いを持った戦いを存分に炙り出す、まさに池井戸な作品を堪能しました。
長瀬やディーンほかの演技力は抑えめながらも、豊富な登場人物が最大限楽しませてもくれます。面白かった!
全354件中、201~220件目を表示