「悪徳企業を懲らしめるw」空飛ぶタイヤ プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
悪徳企業を懲らしめるw
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走行中の運送会社のトラックのタイヤが外れて宙を舞い、女性に当たって死なせる。
自動車メーカーの調査結果は「運送会社の整備不良」だった。
しかしその判断には不審な点も多く、原因となった部品も開示されない。
過去にリコールを起こしたそのメーカーが、不備を隠蔽してる可能性がある。
運送会社社長の長瀬、同じことを考えた記者の小池が真実を求めて動く。
しかし財閥でもあるそのメーカーの圧力で記事はボツとなった。
小池は詫びると共に、とあるリストを長瀬に託す。
同等の問題で事故を起こし、同様に「整備不良」と判断された会社のリストだった。
長瀬はそれらの会社を回り、やはりメーカーに不備があったことを突き止める。
まだ整備の必要さえない新車が同様の事故を起こした事例があったのだった。
長瀬がその証拠を警察に持ち込み、ついにメーカーのリコール隠しが明るみに出る。
そしてその裏には長瀬の姿勢に共感したメーカーのフジオカの暗躍もあった。
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いかにも池井戸潤だなって感じの、正義が努力で悪を倒す話。
原作はもっと長いらしい話をうまく2時間にまとめられてる。
どうせ悪が懲らしめられるんやろな、って分かり切ってるし、
努力すれば何とかなるもんじゃないでしょ、ってのも思うんやけど、
この人の作品には何かそれでも共感させられることが多いよな。