「あっさり逆転劇」空飛ぶタイヤ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
あっさり逆転劇
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レンタルDVDで鑑賞。
原作は未読、連続ドラマW版は未見です。
池井戸潤原作作品ならではと言える小が大に立ち向かうことで生まれるカタルシスを味わえることを期待していました。
しかし、「半沢直樹」や「下町ロケット」を観ていて感じた興奮を抱けず、あっさり片づいてしまった印象でした。
原作は講談社文庫版で上下巻。それを2時間に落とし込もうとしたのが間違いだったのではないかと思いました。
ストーリーが駆け足だった感は否めず、掘り下げも浅過ぎたために、痛快さを抱けなかったのではないかなぁ、と…
連続ドラマだとじっくり描けたはずなので、もしかしたら、池井戸作品は映画化に向いていないのかもしれない。
[余談1]
長瀬智也の雰囲気が爽やか過ぎて、中小企業の社長に全く見えないのも難点。泥臭さが無い。なんとなく、地べたを這い擦り回っている感じを受けませんでした。
[余談2]
キャストの殆どが「相棒」シリーズや「日曜劇場」などで放送されて来た池井戸潤原作連ドラへの出演経験者で占められていました。観ていて不思議な安心感がありました。
※修正(2023/06/14)
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