劇場公開日 2018年6月15日

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「終始重苦しい雰囲気」空飛ぶタイヤ yamteさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0終始重苦しい雰囲気

2019年4月22日
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原作は読まずに、主題歌がかっこよかったから観ました。

半沢直樹のような、大企業体質から生まれた不正への逆襲ストーリーだろうなと思って観ましたが、その通りでした。

運送会社が起こした脱輪事故の原因を巡る調査がテーマ。

主人公だけでなく、色んな所に正義感を持って立ち向かう人がいて、彼ら個人の小さな抵抗が最終的に勝利につながるというのは良いストーリーの作りだなぁと思いました。

ただ、始まりから終わりまで終始重苦しい雰囲気で、不正を暴く鍵を見つけた時の快感とか、勝利の爽快感があまりなかったのがとても残念。
クライマックスで畳みかけるようにパズルのピースが揃っていって、相手が勝利を確信したところで大逆転!みたいな話だったらもっと楽しめたかもしれない。

さて肝心のサザンの主題歌はというと、曲はもちろん最高なのですが、歌詞と映画がマッチしているかというと微妙。
死亡事故が話の軸なので、サザンのどこかコミカルな雰囲気はアンマッチでした。
どちらかというと出世争いの歌なので、半沢直樹の方が合ってそうです。

yamte