「やる気のない映画」空飛ぶタイヤ pugicさんの映画レビュー(感想・評価)
やる気のない映画
全体的に薄っぺらい。
映画を見に来てるのに、2時間ドラマのクオリティ。
表現が下手。
セリフのセンスなさすぎ。
一番ひどいのは、終盤で被害者の夫の家に行ったシーン。
赤松社長の「長くなりますよ」までは良い。
なんで本当に説明し始めちゃうんだよ。
なんでモンタをクビにするかどうかの話から始めちゃうんだよ。
赤松社長目線で時系列順に全部話す気かよ!
そりゃ長くなりますわ!
原作の重要なシーンがカットされてる。
ホープ自動車に家宅捜索して、すぐに沢田がパソコン持って警察行っちゃってるよ!
沢田、先走りすぎ!
家宅捜索した意味ないじゃん!
家宅捜索して何も証拠が出て来なかったから、沢田が内部告発したんだろ。
カットしちゃったから、無茶苦茶だよ。
ホープ自動車が破産する流れもないから、突然買収話だけ(しかも記事を映しただけ)じゃ、見てる人意味わかんねぇから。
週刊誌の記者を女にするのはまだギリギリ許せる。
なんで東京ホープ銀行の井崎と元彼・元カノ設定みたいなの入れんの?
何か役に立つ?それ。
最後のシーンで、赤松社長と沢田の対峙とかマジいらねぇから!
なんも意味ない会話でクッソつまんねぇから!
なんで赤松社長のそばで最高の理解者だったはずの専務が嫌な感じの経理ジジイになってんだよ。
こんなイヤミジジイ見たくないよ。
余計なセリフを増やすくせに、見せ所になるはずのシーンをカットしちゃってるし。
「業務上過失致死じゃないのかね?」で刑事達が奮い立つシーンをなんで入れないの?
もう、ツッコミどころ満載。
唯一、キャスティングは良かった。
監督の本木克英、脚本の林民夫、おまえらやる気ないだろ!
映画なめんな!
長瀬は社長業がまだ板についてないところが、未熟な二代目社長らしくてはまり役だったと思う。この映画は群像劇で、いろんな場所でそれぞれのやり方で戦っている男たちの話だと思う。
>余計なセリフを増やすくせに、見せ所になるはずのシーンをカット
激しく同意!
ディーン・藤岡の沢田が、自分の心の葛藤を乗り越えて内部告発に踏み切った過程が、
まったく描かれてない!
あれでは、商品開発部での塩待遇に頭に来て、やけくそで告発した!としか観れない!
それに、ナガセの演技は、どうしてあんなに下手なのか!?
台詞は棒読み・・社長としての自覚も、悩みも、気概も感じられない・・!!
高橋一生は、流石の演技で合格点。
<ディーンは、内面の心理をたくみに引き出すことのできる良い役者だと改めて思った・・。
本当にがっかりでした。期待しすぎたコッチも悪いけど、もんたのくだりだけを楽しみにしてたのに、まるっきり話変わってるやら、はしょり過ぎだわ。あの原作を二時間でやれという方がどだい無理だったのでしょうか。