「これは原作の良さだなあ」空飛ぶタイヤ Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
これは原作の良さだなあ
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事故が起きたときは悲しかったなあ。「みんな頑張ってやってるのに!」って。
長瀬も最初は部下を怒っちゃうんだよね。でも間違いだって解って謝りに行って「責任を取るのは俺だ」って。「赤松運送で働きてえ!」と思ったからね。
そこから長瀬が頑張って、ディーン・フジオカも「おかしい?」って気づいて、高橋一生も融資しないぞってなって。
それで最後はうまいこといくけど、これ結局、大企業の中の人が踏ん張ってるんだよね。やっぱり巨大な組織を変えるのは、その内部の人でないとできないっていう。
組織人に、組織人じゃない普通の人の判断させたのは、長瀬の頑張りだってことなんだけど。
そして、組織の中で頑張った人は報われてないんだよね。大阪に飛ばされたままだったり、商品開発部で飼い殺しになったり。
そうだとすると、また似たようなことが起きたら「君子は危うきに近寄らず」を選ぶ人も出るだろうな。
組織内で地位を得るのと、人間の筋を通すのと、どっちが良い?って、長瀬が一億円もらうかどうか悩んだようね問題と同じ迷いをすることになるかもね。
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