フェイク・ライフ 顔のない男
解説
「アメリ」のマチュー・カソビッツが主演を務め、他人になりすますことが趣味の男が思わぬ運命に巻き込まれていく姿を描いたフランス製サスペンス。不動産会社に勤める42歳の独身男性セバスチャンには、出会った人物に成りすまして生活するという奇妙な趣味があった。ある日、有名バイオリニストのアンリに物件を紹介したセバスチャンは、本人に気づかれないようアンリになりすまして暮らしはじめる。ところが、アンリが自分の子どもの父親だという女性クレマンスが訪ねてきたことから、事態は思わぬ方向へと転がっていく。クレマンス役に「潜水服は蝶の夢を見る」のマリ=ジョゼ・クローズ。
2014年製作/118分/フランス・ベルギー合作
原題:Un illustre inconnu
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2020年9月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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人とのコミュニケーションを取るのが苦手な主人公が他人になりすまし、そこで出会った子供に初めて生きる意味、人から必要とされる事に意味を見出し、指を切り落としても、警察に捕まってでも成りすましていく映画。淡々として進んでいく。
2018年11月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル
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世にも奇妙な物語でありそうな話でした。
冒頭には興味を引かれましたが、そこから中盤まではやや退屈に感じました。
後半の展開は比較的おもしろかったですが、主人公にわかりやすい心理描写が少なく、感情移入しにくい。
唯一の趣味と言っていましたが、なぜ他人になりすますようになったのか、その背景がわかったほうがよかったかも。
ただ、この主人公のミステリアスさが魅力であるという見方もできます。想像の余地を作ってあるのかも。
神父さんの話から想像するに、主人公は孤独で、自分が好きでなく、他人を本当に知りたかった。
その手段がなりすましだったのか。他人の生活から自分の生き方を探していたのか。自分から解放されたかったのか。
主人公の背景を知りたがる私もまた、主人公と同じなのかもしれません。
奇妙な行動に見えても、根底にあるのは誰でも持つ感情なのかも。
ヴァンサンくんがかわいかった。
彼の「それでも僕にとっては…」というセリフがよかったです。
作品の意図みたいなものが掴みきれない。
人は結局誰かの代わりにはなれない。誰でもなくても、他の誰かに寄り添うことはできる。ということ…?
なんともすっきりしない、私としては少しもやもやする話でしたが、たまにはこういう映画もいいかなと思います。
2017年5月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
君には何も見えない。猫のようだ。君を忘れる。
誰にも気に留められない人。とは言え独身なだけで家族はある。他人をなぞることに快感を覚えるために、自己を消しているように思える。
バイオリニストは大きな犬を飼っている。
オチもいい感じ。ミステリーとサスペンスがうまく融合
2017年4月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
主人公は変装して他人に成りすますことが趣味という変わった男。
あるとき有名なバイオリニストに成りすますが、子供を認知しろと迫る女性にばったりと出くわしてしまう。
本人は拒絶し続けているらしいが、主人公は子供に会ったりする。
そしてとんでもないことが起きてしまう。
ちょっと不思議な映画。