アトミック・ブロンドのレビュー・感想・評価
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登場人物と組織の関係性が…
アクションはカッコイイし、女性陣2人は美しく、音楽もスタイリッシュな仕上がりでとてもよかったと思う。
しかし、登場人物やそれぞれの組織、目的などがごっちゃりしてしまい混乱した結果、睡魔に襲われるという…(万全な体調で観れば良かったなぁ)
それぞれの思惑が複雑に絡み合う展開は好きなはずなので万全にしてもう一度観ないと理解出来ないままになりそう。
終盤はどことなく展開がシンプルみたいになっていたので、目が冴えた
他の人のレビューやパンフレット等を読めば理解深まるかも?
ごくせん!
面白い時代を舞台にしているのだから、もう少しストーリーに深みがあった方がいいですね。なんだかとても薄っぺらい。
あまりにも強すぎる女スパイの立ち回りは、まるでごくせん!いくらなんでも、同じ屈強なスパイの中で、彼女だけ強すぎませんか?まぁ、リアリティを求めるような映画では全くないのですが。
それと人、殺し過ぎでしょう。いくら娯楽映画とはいえ、そんなに簡単に殺していいもんではありません。
ブランド
色んなスパイ組織の名前が出て、ややこしいけど、それが物語を面白くさせてる!。そして、1989年の時代背景に沿ったロケーション、車、ファッション、音楽がカッコイイ!。アクションも素晴らしいし、感情以外のものも揺さぶられる!。
日本の女優にセロンの爪の垢を!
監督は『ジョン・ウィック』で共同監督を務めたデヴィッド・リーチという人物である。
なるほど道理でアクション・シーンが派手で力強かったわけだ。
本作は誰が敵で誰が味方なのかが目まぐるしく入れ変わる典型的なスパイ作品だが、メインはシャーリーズ・セロンの魅せるアクションである。
セロンは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の撮影終了から2ヶ月も経たずにトレーニングに入り、3ヶ月間毎日5時間体を鍛えたという。
しかも『ジョン・ウィック:チャプター2』の撮影を控えて体を鍛える必要性のあったキアヌ・リーヴスと競い合うようにトレーニングをし、時にはスパーリングまでしたのだとか。
窓からケーブルにつかまって階下に飛び込むシーンだけはスタントに任せたらしいが、7分半の長回しのシーンも含めて他は全てセロン自身がアクションをこなしている。
しかも上記シーンにしたところでトレーニング中に前歯にヒビが入って取りやめたようなのだ。
日本にセロンほどのアクションをこなせる女優がいるだろうか?
そもそも前述した過酷なトレーニングを自分に科すほどストイックになれるだろうか?
パーシヴァル役で共演したジェームズ・マカヴォイも撮影資金に余裕がなかったのでセロンは体をどこか痛めても泣き言を言って休むこともなく毎日撮影を続けていたと発言している。
ハリウッドでは資金提供をする銀行や資本家などの素人が映画創りに口を出すためか、年々アクションやCGは派手になっていくのとは反比例して内容がどんどん低俗化、陳腐化していく問題を抱えているように見える。
しかし、このしっかりと体を作り上げる真剣さだけは日本の俳優たちにもしっかりと学んで欲しいと思う。特に女優たちに。
本作ではやけに街並が派手で東西冷戦時代の西ベルリンには全く見えず随分現代寄りにしている印象を思ったが、実際は当時の西ベルリンも極彩色に溢れた街並であったのだという。
とはいえ、本作は東西ドイツ統一という歴史的な事実を主題としたドラマではなくあくまでもアクションを軸とした映画なので、それが映えるように服装も含めて全体的な画調をスタイリッシュに統一してあまり昔を意識させないようにしたと思われる。
劇中に流れる楽曲も当時流行したものを選んでいるようだが、選曲基準はやはり本作のアクションに合うか?ではないだろうか?
エリック・グレイ役のトビー・ジョーンズは『裏切りのサーカス』や『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』などの映画でも諜報員を演じていたので本作の役作りもお手のものだったろう。
文芸作品の『奇蹟がくれた数式』でも味のある教授の役をしている。
エメット・カーツフェルドを演じたジョン・グッドマンもCIAの大物らしい演技を披露して作品に重厚感を添えている。
また、フランスの諜報機関DGSEの女性諜報員を演じたソフィア・ブテラは『キングスマン』の殺し屋で頭角を現して以来『スター・トレック BEYOND』『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』と大作では人外の役が続いたが、本作でやっと悪役でないまともな人間の役(レズビアンではあるが)を勝ち取っている。
結局は殺されてしまった東ドイツの諜報機関シュタージを裏切ったスパイグラス役のエディ・マーサンは本作でも人の良さそうな人物を好演しているが、特に主演した『おみおくりの作法』ではその魅力を最大限に活かした役どころであった。
ただ演じていたのが、幸福を目の前にして急転直下のアンハッピーエンドな人生を迎える主人公だったので、どことなく本作の役柄に通じている。
本作のスパイたちは誰しも人として欠陥を抱えた人物ばかりだが、実際にもMI6はアル中や、身寄りのいない精神疾患者などいつ死んでもいいような者をわざと起用していたようだ。
そう考えるとあっちを裏切りこっちを裏切りと二重スパイをして互いに化かし合いをする本作の登場人物たちの行動はなかなか真に迫っているのかもしれない。
ただし実はロレーン・ブロートンはCIA諜報員だったという設定は次回作への布石だろう。
原作のグラフィック・ノベルには続編があるようなので、本作の興行が良ければ次作も制作されると思われる。
結構、本気のアクションで驚き👀‼️
シャーリーズ・セロンのがっつりアクションのスパイ映画だけど、俺はジェームズ・マカヴォイのいかにも怪しくのらりくらりなスパイが良かったね~。
スパイ映画だからしょうがないけど、なんか、組織とか個人名とか多すぎやしませんか⁉️
傷だらけの姐さん。
格闘するごとに痣が増え、痛みが増し、ヨレヨレになる身体。
それを氷風呂で冷やすセロン姐さんのララバイに魅了される。
お互いが痛みを表わす肉弾戦のリアル性、昔のスパイ映画に
出てくる殺し屋という感じで終始殴り合ってるのが懐かしい。
さすがの肉体美を誇るセロン姐だが、やはり美しさを打撲に
変え男たちをぶちのめす。まさかのラブシーンでそうきたか
と思わせるも、相手役のブテラもまたアクション女優なので
対決シーンが確かに観たかった。しかし話がよく整理されて
おらず複雑めいた展開に殴り合いの単調モード、目的達成の
ために頑張る姐さんは傷だらけときてるので、後半は随分と
雑な締め括りをみせる。どんなに頑張ったって壁が崩壊する
のは分かっているから、物語のほうでもっとスピーディーな
キレを見せても良かったんじゃないの。女版007は硬派ねぇ。
TOHOシネマズ府中にて観賞
シャーリーズ・セロンは安定の女戦士振り。説得力のある「美しく、強い」を当たり前のようにこなしており、本当に大したもの。
特に、彼女が大立ち回りを見せる数分間にも及ぶ長回しの格闘シーンは、撮り方を考えただけでも気が遠くなる。
これだけのためにもこの作品にお金を払う価値のある見せ場だ。
デイヴィッド・シュウネマンによるプロダクション・デザインもネオンが妖しく構造も独特で必見。
しかし、幾ら陰謀が渦巻くベルリンが舞台とは言え、特に後半で話が整理されておらず、『裏切りのサーカス』じゃあるまいし、娯楽作として不明瞭な駆け引きを見せられてもなあ、と物語には引き込まれない。
しかも、後から考えると色々おかしい(死闘を繰り広げた相手と繋がっていた?)し、世界最大のスパイ組織のエージェントだったというオチも醒めてしまう。
マカヴォイの胡散臭さもその先に捻りが無いとは。何か勿体ない。
また、「誰が生き残るか」が面白い諜報戦の話において、回想スタイルを取っているのも生存者がハッキリ分かり先が読めてしまう。構成も失敗している。
何より、ソフィア・ブテラとの一騎討ちが無いなんて、作り手は皆が一番見たい物が分かってない…というか、分かっていながら敢えて見せてくれないんだと思う。やだねえ。
セロンがとにかく格好良い!
とてもスタイリッシュな作りです。最近は質の高いアクション映画が多いですが、こちらもまったく遜色のない出来です。
先にスタイリッシュと言いましたが、セロンは全身傷だらけ正に満身創痍で実に泥臭い役どころです。
それにしても相変わらずデニーロアプローチを地で行ってますね。
「モンスター」での変身には驚かされましたが、今回も驚くような引き締まった身体になっていました。
舞台は冷戦末期のベルリン、世界観や小物がどこか古い感じがするのはそこら辺なのですね。
女性のセロンが主役なのですが、カットを細かく繋げてスピード感を出すような(悪く言うとごまかすような)作りではなく、想像以上に骨太なアクションです。
ですがアクション一辺倒ではなく、しっかりと諜報員ならではの駆け引きのあるストーリーも楽しめるのが実に良い。
セロンの魅力をたっぷりと感じられる良質の作品でした。
体を張ったアクションが凄い! カーチェイスでのカメラワークも素晴ら...
体を張ったアクションが凄い!
カーチェイスでのカメラワークも素晴らしいです。
キャラクターが分かりにくく、仕事かえりの疲れた頭ではついて行けなかったのが残念です。
もう一回観たら評価上がるかも。
ひとつウエノ女スパイ
まあストーリーはさておき、よく出来た映画ではあります。構成等はセンスだから好き嫌いの範疇です。ただ真面目過ぎるきらいがあり、もう少しユーモアがあればもっと楽しめたかな。肉弾戦のアクションは見応えありました。ベッドシーンはスパイ映画のオヤクソク。
ナイス ファイト!
久々に面白いアクション映画を見た。脚本もなかなか良く出来ていた上に、眼を見張るシャーリーズ・セロンのパワフルなアクション。「良くやった!」と世界中の人々が拍手喝采を送るだろう。とても素晴らしい女優だ。その女優をとても上手く演出した監督もとても素晴らしい。恐らく続編が作られること必至である。
フュリオサの祖母の話だね、たぶん
どうやって新味を出すかに腐心していることは十分伝わってきたし、アクションに関してはそのアイデアと質に厚みのある仕上がりだったと思う。【シャーリーズ・セロン】のアクションが絵になるのは実証済みだけれど、さらに車の運転までするとなると「おお」となる。
このクオリティがあるから、ストーリーとか本自体の出来については演出のクドさも手伝ってイマイチなのを「まあそこじゃないな」と割り切ることが出来た。
一番の不満は【ソフィア・ブテラ】 というこれまたとてつもなく動ける俳優をあの扱いにしたということだろう。そこの肩透かしいらないんだけど‥‥。それでもにじみ出るしなやかさや肢体の美しさ含めてセロンとの絡みは見応えがあった。
あとは【ビル・スカルスガルド】の発見というオマケもあった。
シャリーズの魅力
シャリーズ・セロン単独主演のアクションものは、イーオン・フラックス以来かな??
ベルリンの壁崩壊の最中のスパイの話。スパイで女性ものはあんまりなく、期待していた。それにしても40を過ぎても美しいシャリーズをみるだけでも価値はある。
単純なアクションモノだと油断してるとおいてかれる
しっかり予習しておいたほうがいいベルリンの壁崩壊時が舞台の硬派なスパイミステリー。
実績と能力はあれど、特殊能力があるわけでもない大柄の女スパイがボロボロになって戦う。
仕事の結果が芳しくなく上司から尋問され、それに答える形で物語が進む。
複数の相手と複数の業務、更には二重スパイ、三重スパイと複雑になっていく。
後半過ぎの階段踊り場での長回し格闘シーンは迫力あるが、アクションの見せ場はそれくらい。華麗なシーンより泥臭い人間味のあるアクション。
ソフィア・ブテラがアクションを封印してシャーリーズセロンと絡む。
MTV世代ならニヤニヤする曲チョイス。
解説の原作者の名前が間違ってる。アントニー・ジョンストンのグラフィックノベルThe Coldest Cityが元ネタ。
終わった後、あまりの満足感にため息が出る
めっちゃ面白かったです。血と暴力と陰謀、これがあればスパイ映画は満足だけど、音楽とカッコいい男女までいた。最高。事情聴取のような報告を終え、女王とのお茶会に何を着れば良いか聞きながらのタバコが、仕事をやり切った満足感と仕上がりの満足感で最高の終わり方だど思ったけど、さらにその後があって、もはや、なんと言って良いのか。めちゃくちゃ面白かったです。
なめたらあかん
想像してたより、10倍かっこよかった。女版007と言っても過言ではない。ただ、ストーリーがよくわからなかった。また、登場人物の男は、誰が誰だかよくわからなくなる(坊主で見分けつかない)ので事前に確認すれば良かったかな。それを差し引いてもかっこよかったのでオーケー。かっこよければそれでいいのだって感じの映画。
ストーリーだってアクションだって骨太だ!
レビューを見ると、ストーリーはイマイチという意見が多いようだが、十分楽しめた。気づいたら終わっていてあっという間だった。
確かに、ストーリーよりもシャーリーズ・セロンのかっこよすぎる姿や電飾チックな冷たくカラフルな色合いが印象に残る。
そして、なんといってもアクションがリアルで息飲む痛さだ。闘った後の、ロレーンのきれいな顔やブロンドが血で赤く染まり、ふらついて歩く姿は、壮絶だ。
そんな印象深さも、スパイお決まりの騙し騙されな厳しい世界をしっかり描いたストーリーがあるからこそだと思う。
本作をワンダーウーマンと並んでフェミニズム的なもので語る記事をいくつか読んだ。
難しいことはよく分からんけど、両方とも、観たあとすっきりしますね。やったれー!みたいな。
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