劇場公開日 2018年5月25日

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犬ヶ島のレビュー・感想・評価

全185件中、161~180件目を表示

3.0期待値は超えてこない作品

2018年5月28日
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親日家のウェスアンダーソンですら、ステレオタイプな日本から抜け出せていない。

黒澤明や宮崎駿へのオマージュは抜きにして、日本人は犬を殺すことに何の抵抗感もない感じとか、生きた動物たちをそのまま捌く職人技とか、演劇の斬首のシーンなど、日本人の野蛮性を妙な形でクローズアップする感じがどうも好きになれない。また親犬派のヒロインがアメリカの留学生ってのも謎だし、所々絶妙に日本をディスってる感じが、否めない。

映像は非常に丁寧な作りで、サウンドも実に「日本らしい」和太鼓を多用し、数多くの大物俳優を使って、豪華な作品に仕上げている。特にヨハンソンのナツメグは素晴らしい。

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TOKIES

3.0日本語字幕が作品を台無しにしてる

2018年5月28日
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ストーリーは水戸黄門と同じくすごく単純な勧善懲悪もの。それがストップモーションアニメという表現、ウェス・アンダーソンの一風変わった演出力とこだわり(製作に4年をかけた力作!)によってオリジナリティに溢れたとても楽しい作品になっています。

昨年公開したスタジオ ライカ製作の「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」が記憶に新しいと思いますが、それとはかなりテイストの違う作品になりますので、KUBOのようなものを期待すると裏切られた気持ちになります。

黒澤明(音楽や三船敏郎)や宮崎駿、大友克洋、俳句、浮世絵、太鼓、そして犬!

ここらへんのオマージュは監督はただの記号と言っていたので知らなくても問題なし。ただ、柴犬が一匹もいないのはウェス監督に怒りたいですが(笑)
とにかく話は単純なのにとてつもない情報量で最初は置いていかれます。
問題なのが日本語字幕で、画面上に出てくる日本語の文章には英語字幕がつくのですが、そこに英語で入るナレーションの日本語字幕が重なることによってさらに情報量が増え、とても目で追いきれないほどになっている。

本来ならば登場人物のセリフ(日本人なので日本語)はスルーされるもので、唯一英語で会話をする犬達の目線で話が進んでいくはずだし(犬達のように日本語で喋ってる男の子は「あいつ何て言ってんだろうな」と思いながら進む)、犬と人間の間には対話がないというのが作品上重要だと思うので、日本語が自然に入ってきてしまう+英語をしゃべる犬達と英語をしゃべる一部の人の間には会話は成立してるの?というところが気になり劇中はすごく退屈だった。寝てる人や途中で帰った人もいたので残念だった。
レディプレといい、今年は三船敏郎をスクリーンでよく見るなぁと思いました。

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ヘルスポーン

3.5久々のアンダーソン節。

2018年5月27日
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日本のリアリティや日本語の違和感は否めませんでしたが、久々のアンダーソン節を見れたのがよかったです。

ハリウッド映画なのにスタッフロールからタイトルシーンまでの間に数多現れる日本語を見るのには不思議な感動がありました。

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ハワイアン映画道の弟子

2.5寝た…

2018年5月27日
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鑑賞方法:映画館
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だいず

2.5合わなかった。

2018年5月27日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

嫁さんと観てきました。
二人して途中から寝てしまいました。

チラシ見て製作苦労とか凄い感じは伝わってたのですが…
楽しめなかったです。

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コンブ

5.0ケン・ワタナベ

2018年5月27日
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短時間での圧倒的な存在感。

お見事でした!

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スタンダード

4.5日本人には作れない

2018年5月27日
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鑑賞方法:映画館

ナレーションが速すぎだがパペットの動きや背景の動き、セリフの面白さ、話の展開などとても面白かった。

音楽も映像とマッチしていて良かった。

チーフのキャラはちょっと三船を意識したのかな?

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Momoko

4.5こんなの見たことない

2018年5月27日
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鑑賞方法:映画館

こんなの見たことない。
こんなの見たことない。
こんなの見たことない!

圧倒的な世界観。
綿密な構図。
画面の隅々まで描かれたディテール。
どの場面も一時停止して見たくなる。
すべての瞬間が愛おしい。

ありがとう。
この作品に携わったすべての人に心から感謝したい。

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映録助

2.5監督は本当に親日家?

2018年5月27日
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犬虐待施設にゴミ島に毒ワサビ、日本人女性はエラがめっちゃ張ってて糸目、なんだかなー。
話もあまり面白くなかった。

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承太郎

4.0凄い!

2018年5月26日
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映像が素敵でした!
内容も好き!

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HULK

4.0新しい世界観

2018年5月26日
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どこか昭和な雰囲気なのに、現在の20年後の日本が舞台。テンポやキャラの動き、可愛くて観てて飽きなかった。DVDになったらもう一度観たい。

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あみ

4.5世界観だけで観ていられる

2018年5月26日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

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Scott

4.5好き。

2018年5月26日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

この妙なテンポとひと昔前のまんがな描き方が気に入った。日本をぎゅっと凝縮したこの世界観も好き。排除された犬達なのに人間に仕える気持ちのなんと純粋なことか。
当然ストップモーションアニメなキャラクター達も最高でした。

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peanuts

3.5独特の世界観

2018年5月25日
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鑑賞方法:映画館

あの長編をストップモーションアニメで仕上げたのはスゴイ!途中、ちょっと睡魔におそわれそうになりましたが…後半は盛り上がりもあり、徐々に引き込まれていきました。

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TOMO

3.5昭和フューチャー

2018年5月25日
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昭和の景色って、

やはり唯一無二なのかな。

洗練されているけど、
どこか画一的な今の景色より、

雑多で粗野だけど、
人間味のある昭和の景色。

昭和愛を感じました。

余談ですが、
あの世界に、鉄コン筋クリートの、
シロとクロもいそう。

可愛い映画でした。

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十ロ九

4.0ほっとする

2018年5月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

あんまり映画評として”居心地がいい”というのはどうかと思うが誉め言葉として言っときたい。
あの人形芝居?の持つ独特の自然さ/不自然さを楽しめる人の心の不思議さ。懐かしさなのか人形の表面の毛や生地が見える安心感か。
その分画面的には淡々と進む。たぶんそれに割って入る感じの文字やイラストの和テイストも良い。
子供が小さければ連れていきたいがCGに慣れ切った今の人たちにはどんな感じなんだろう。

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HigeKobo

3.5何故故に 人類の友 春に散る花 ?

2018年5月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

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いぱねま

4.5心地よい違和感

2018年5月23日
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鑑賞方法:試写会

ジャパンプレミア試写会にて。 ウェスアンダーソンの大ファンだったので、彼を一目見れただけでも昇天しそう。しかもジェフゴールドブラムも来てくださって。

見終わって、やはり親日家の ウェスアンダーソンにしか撮れない映画だと感じた。さまざまなウェスの作品で日本ネタが出てくるのを見てもわかるように、大の親日家なのだ。その外国人から見た日本の素晴らしいところをしっかりと抑えているところがすごい。詳しくは言えないが日本を象徴するものがたくさん出てきている。ラスト、日本への最大のリスペクトが込められてると気づいた時は震えが止まらなかった。

ストップモーションアニメが得意なウェス監督。『ファンタスティックMr.fox』や『グランドブダペストホテル』でもすこしストップモーションアニメのシーンを入れているためあって、映像がとにかく素晴らしい!永遠に見ていられる美しさ。

日本語と英語が混ざり合っており、へんな日本語が登場したり、主人公アタリの日本語も少し違和感があるのだが、見ているうちにその違和感が心地よくなってくるのも良かった。

サントラも相変わらずいい。何回でも見れる作品。心地よかったなあ〜。

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こうき

5.0日本ほどピッタリな舞台はない

2018年4月27日
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鑑賞方法:試写会

和太鼓が鳴り続けるなか、ポップな絵巻物を見ているかのような映画でした。

「さすがに和テイストだからデスプラさんじゃないだろうけど、音楽が良いなぁ。」と思いながら見ていましたが、なんと今回もデスプラさんでした!すげ〜(^◇^;)
改めて、操れるジャンルの幅広さに脱帽。
七人の侍もテンション上がりました。

モブキャラの犬達に至るまで、どの犬も登場シーンが印象的でカッコイイです。
なかでもナツメグ。
めっさイイ女!(←犬だけど)
遠目で逆光なのにもかかわらず、最高に魅力的な大人の女だとわかります。(←犬だけど)
バードボイルドな男とイイ女の会話の素敵なこと!二人の掛け合いに痺れました。(←犬だけど)

日本語字幕とは別に、スクリーンに縦横大小の文字が表示されますが、残念ながら小さい文字は読み取れなかったので、デザインを楽しみました。(*´ー`*)
どうせBlu-ray買って隅々まで何度も観るから良いのですが、劇場で読みたいなら席を考えた方が良さそうです。

ウェス・アンダーソン監督のファンになって久しいのですが、なかばお約束になっている動物虐待シーン(しかもガッツリ)がいつも謎でした。
本作は、そんなシーンに対する監督からの一つの答えのような気がしました。

逃げ出してノラを選択した犬、人間の警護を選択した犬、私達人間は“飼っている”つもりでいるが、その気になればいつだって犬達は選択出来る。

人間達が“捨てた”と思っている島で、彼らはたくましく野性味ある秩序を持って生きている。
そもそも身勝手な人間のレスキューなんて無用なのだ。

けれども、そんな彼らが私達のそばにいてくれるのは、私達が可愛そうだから。
ハグした時、私達の温もりを心地よく感じてくれているから。
ただそれだけに他ならない。

人間どもの身勝手さと、犬達の寛大さ。
犬ケ島の動物達が、立入禁止区域に取り残された動物達と重なりました。
それに動物実験で犠牲になった仲間たちをメンバーに加える為にも、地震と津波と原発を経験した日本は舞台としてピッタリ。

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shiron

4.5少年と一匹の浪人による鬼退治

2018年4月26日
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鑑賞方法:試写会

やばい超面白かった!
「KUBO」に続き、日本人が作らなきゃいけないアニメ作品だった

日本にある架空の都市 メガ市
独裁政権による恐怖政治により
犬が「犬インフルエンザを持っている」という理由でゴミ捨て場の犬ヶ島へ隔離される
そこへ12才の少年アタリは、自分が飼っていた犬のスポットを探しに行く…

人間の勝手なエゴにより、召使いのように扱われていた犬たちが
今度は、増えすぎたら「危険だ」と言われて隔離され
さらにはそれが、恐怖政治の材料にされ、市民は犬を恐れるようになり…

タイトル通り、
これは少年が鬼ヶ島へ鬼退治に行く話。

では、その鬼とは何か。
なぜ、鬼退治しなければならないかを考えた時
そこには、かなり根深い人間の悪が潜んでいる。

そして、そんな少年を助けるのは一匹の浪人であり、彼はアタリと友情を育みつつ、用心棒となっていく

かわいいワンちゃんがいっぱい出てきて
「かわいいなぁ」と思いながら見ることもできるけど

その裏には、人口爆発、人種差別問題、移民の強制送還問題、ネオナチの台頭などなど
現代社会の問題点がぎっしり詰まってる

全ての人間は生まれながらにして平等であるはずだなのに…
なぜ、そうならないのか
犬たちが私のたちに教えてくれる

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とえ