ビブリア古書堂の事件手帖のレビュー・感想・評価
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本が好きなのか? 物語が好きなのか?
ライトノベルにふさわしいライト映画だ。
本が好きなのか?
物語が好きなのか?
たぶん、この映画は本じたいを大事にする方々の思いを乗せたライトノベルが原作になっていると思う。
つまり、図書館派の僕にはどうでも良いお話。
また、小説や物語は沢山読んでいるが、太宰治さんの作品は一度も読んだ事が無い。さてだがしかし、
「太宰治は一緒に死のう」と言ったかなぁ?
稲垣さんの車のトランクに永島慎二先生の「フーテン」が乗っていた。僕はサイン入りの本を持っている。もっとも僕は本よりも物語が好きである。
えっ!犯人は最初から分かったけと、なんで?むし返す。ありきたりすぎて唖然。
「やっぱりオオカミ」の佐々木マキ先生の作品は、ガロの特集本を持っていた記憶があるが、断捨離してしまった様だ。持っていたら高く売れたかなぁ?って僕には興味ないけど。
素敵な雰囲気。だけど最後の30分が残念
黒木華さんとビブリア古書堂の柔らかで落ち着いた雰囲気がとてもマッチしていて、映画の現在と過去が交差するロマンチックな構成も相まって素敵な空気感でした。
序盤の導入的なミステリは、端的に「この映画は古書を手にしてきた人をめぐる物語だよ!」と伝える内容で分かりやすかったです。
主軸となる"晩年"のミステリは、明らかな犯人がすぐ登場し、犯人だと分かる行動をするのに登場人物はそれに気付かず、終盤は犯人に襲われる場面ではなぜか人のいない方に逃げ、なぜか安全な車から降り……とよく分からない展開に。ここは警察が存在しない世界観なんでしょうか。
それもこれも最後に栞子が大輔を助けるために大事な本を海に投げ捨てる展開にしたかったってことかもしれませんが(それ以外に展開の意図が分からない)、やりたいラストに持っていくための無理のあるストーリー展開ってとても萎えます。
あと個人的には、「大事な人を守るためなら大事なもの(他人には理解されにくいけどその人にはかけがえのないもの)を捨てるべき」みたいなのは苦手です。
ドラマスペシャルという感じ!!
事件帖とありますが、ミステリーではなくドラマスペシャルという感じでした。文芸サークルのような蘊蓄語りが鼻に付きました。原作を読みたくなるような内容ではないと思います。太宰の初版本に素手で触っていて笑えました。東出が出て不快でしたが、彼の「小説を書くのをやめる」も笑えました。カツ丼食べたいです。
自信モテ生キヨ...
古書ミステリーとしての吸引力が非常に弱い。
現代パートが、ふつうに警察案件だらけ。
終わり方が酷い。
本棚の下敷きにしたなら、二人で体重かけてのって身動きとれなくして、通報して逮捕エンドでいいのに何故か車に乗って逃げる。車を止めて降りる、降りちゃダメ。妹どこ行ったのか。なんで通報しねぇの、周囲に人いないんか、おかしいことだらけ。それ以前のエピソードもだいぶおかしい。
そうきたか!みたいな展開が一個もない。
罠かけようとか、いただけない。
本盗られておいて「俺も騙したってことですか?」ってキレる感情も謎。命がけ宣言が、秒で奪われて謝罪が軽い、しかも逆ギレ。呆れた。
過去編は普通によかった。
折角全体的な雰囲気が良いのに残念...
原作シリーズが好きで、全て電子書籍を買って読んでいます。素敵な演出が多く見応えがあるのですが、原作の肝心な所から描かれず、ラストの海に投げ捨てるシーンも原作演出より弱く残念でなりません。短編なので、もっと原作の物語に沿った内容で良さを引き出す脚本にして欲しかったですね。全体的な雰囲気はとても良いのに、本当に残念でなりません。
違和感
ミステリーかと勝手に想像して観始めたが、冒頭から葬式シーンとは気が滅入る。
インパクトをかましたかったのだろうが本を触ったくらいで祖母が孫を叩くのは如何なものか、そんな大切な本なら飾らずにしまっておけばいいでしょう。
物語は主人公の祖母の大事な本の秘密、一見「マディソン郡の橋」に似ていますね、後半は古書に執着する異常者の恐怖といったところでしょう、殺されかけているのに誰も警察に届けもせず何を考えているのか、ミステリーとは異質です。
舞台が古都鎌倉の古書店と言うこともあるのでしょう、ネットの話は出てきますが回想の昭和と現代が入り混じって古臭い空気感が支配的です。
古書と言っても出てくるのは漱石や太宰の不倫もの、高額な値を語っていますが所詮好事家の物差し、中身の文学的価値とは別のもの。太宰文学のいじけた自己否定が若者に妙な共感を呼んでいるようだが大人への階段なのでしょう、本作も太宰人気に便乗した借景が盛りだくさん、若手俳優起用も興行的な狙いなのでしょう、残念ながら浅く見えてしまうのは否めません。
劇伴も独特で映像をかき回すかのようなせわしないピアノの音にこれまた違和感。
要は好みに合わず選択を誤ったということでした。
イマイチ
話題作品だったので、期待していましたがイマイチでした。
成田凌くんが出てきた地点で葉蔵はだれか分かってしまうし、話の展開もイマイチ。回想シーンなんてひねりがまったくなく、なんじゃこれは?状態でした。
期待しすぎたー
既婚者に恋心を抱く男の役を東出くんがしていましたが、どーしてもあのキャラが浮かんできて、純粋な恋心に見えなくなっちゃいます。俳優さんってイメージが大切なんやなとあらためてきづきました
気楽に観れると思う
原作をずっと読んでいた。
キャストは原作イメージとそれぞれとてもマッチしていて良かったと思う。
原作を知らない人が見たとしても事件の犯人がすぐわかってしまうと思うが(笑)成田凌の怪演はみものであった。
原作ファンとしては栞子さんと大輔のあのモヤモヤした感じがもっと味わいたかったなぁと思ったので星2.5で
映画の中の雰囲気が好き
本マニアではなく、ある程度読むくらいの読書好きです。原作もしらず、ドラマやアニメも観ずに映画が初見でした。
黒木華さんのおっとりとした、優しくささやくような話し方、綺麗で清潔感のある服装。
色が優しく、華美過ぎず地味過ぎずの書店。
そして綺麗な町並み。
全てがツボでした。こんな町に住みたいな…
物語はそこまで難しくなく、栞子が突き飛ばされたシーンで犯人はわかると思います。声がそのままなので。
2冊偽物を持っていた事と、大輔が騙された時は
私もちょっと栞子さん!と思ってしまいましたが、本好きに限らず、自分の大切なものは人には預けられないなぁとも思いました。
本ばかりを大切にしてしまう栞子に妹や大輔の心に触れて、最後に本より大切なものがある!と栞子が踏み出したシーンは成長したんだね…と。
現実と大輔の祖母の時代とが交差して流れますが、お互いの時代を邪魔せず、汲み取りやすかったです。
ただ感じたことをレビューに載せたのみですが
いい映画でした。
激しくなく、ゆっくり流れる映画です。
途中で
突き落とされた時
本屋で本がボロボロにされた時
マシンガンで奪われた時
最後も車で逃げずに『警察』に行けば、、、。
本当に本を大事にするならそうすべきだった気がする。
東出さん、やっぱりクズ男にしか見えなくなってしまった💦
改めて本の良さに気づかせてくれる話
なんでもっと早くこの作品を見てなかったんだろうってすごく後悔してる
ミステリーでもあるのに切ない恋のお話。
「僕の存在にはあなたが必要です」
この言葉が本当に素敵な言葉だった
改めて本に触れる生活をしたい
原作を知らないけど。
他の人のレビューが良くないけど、僕は
なかなか面白かった。
いい俳優ばかり使っているし、ストーリー的にはよくまとまった作品だなと思った。
ただ謎解きミステリーではないですね。
古き時代のお婆ちゃんの恋愛話。
そして主人公と黒木華の関係、恋愛までいかない。
あとは犯人との戦いでハラハラドキドキ。
犯人と主人公の父親が同じだったとさらりと終わらせるのは確かに少し違和感あったかな。
僕は剛力彩芽の出てたドラマもたまに見ていたけど面白く見ていました。
原作読まない方が楽しめるんじゃないでしょうか。
ミステリーとしては致命的では・・・
黒木華さんは魅力のあるいい女優だと思うけど、たぶんビブリア古書堂の男性ファンの多くはコレジャナイと思ったんじゃないかな~。
監督が女性なので、男の考える清楚系美人と女の考える清楚系美人の違いが出たのかなと思った。
【ネタばれ】だけど・・・・
主な登場人物が4人しかでてこないのにそのうち3人が主人公の男女とその妹となれば犯人は・・・
まあ、原作でもあまりミステリー重視の作りではなく、むしろ登場する実在小説に関する蘊蓄が面白い作品で、今回はそれプラス若き頃のおばあちゃんの恋に重点が置かれてるから、ミステリー要素はあくまでもオマケとして観るべきなのかも・・・。
日本映画のダメな所の詰め合わせ
原作未読
過去と現在が入りまじる、古書にまつわるなん茶ってミステリー。題材は素晴らしい(原作はいいのだろう)のにどうしてこうなった⁉️
てか現在と過去(祖母の恋愛)で、過去の方が明らかにスタッフの気合い入ってた。見せ方が違うもん。まぁ、
現在)本マニアのコミュ障女に言い寄る、ヒロインの対比の為だけに作られた男とサブカルオタクのマンガチックなお話
過去)小説家を目指す夢追い男と地道に働く食堂の主人との間に揺れる女の話
↑確かに過去の方が題材としても扱い安いし、深みも出しやすいが、それを上手く調理するのがプロなんじゃないのん??
とりあえず、見せ場のシーンになったら役者の顔アップさせて、スローモーションかける手法はいい加減卒業したほうがいいと思う。
後、不審者に襲われてケガしたら普通警察に相談しない?
ミステリーでそういうのをテキトーにやられるとムカつくんじゃ💢😠💢脚本の段階で誰か突っ込め( ノД`)…
悪い所ばっかり書いたけど、メインヒロインと豹変した犯人を除いて、役者の演技は割りと好きかな!
黒木華じゃなかったら
三流かな。犯人もすぐに読めた、というかそれ以外ないじゃん。って感じ。海に追い詰めた時点でどうなるかも予想がついた。祖父が一緒だったというのは少し予想外だったけども。でもそれも太宰が好きという時点で予想がついたよね。同じ名前というのはちょっとロマンがあるけど。何しろ本当のおじいちゃんが可哀想で可哀想で。。実の子じゃないと分かっていながら愛情を注げるのかと。妻を許せるのかと。その孫も、真実を知って何も思わなかったのかと。最後は清らかに終わってるけど決して許されることではないことは忘れてはいけない。
この本を読んでみて下さい、僕の気持ちが伝わるはずです
映画「ビブリア古書堂の事件手帖」(三島有紀子監督)から。
夏目漱石と太宰治の作品が随所に紹介され、
ストーリーとは関係ないけれど、本好きには堪らない。
主人公の黒木華さん演じる「ビブリア古書堂の若い女性店主」
篠川栞子さんは、本の魅力をこう語る。
「本は私を知らない世界へ、知らない時代へ、
そして知らない人々と合わせてくれる」と。
さらに、時代の背景があるかもしれないが、
自分の気持ちをストレートに伝えるのではなく、
「この本を読んでみて下さい、僕の気持ちが伝わるはずです」
「じゃあ、今度オススメの本教えてください」
「読んで欲しい本があるんです」など、本を通じて、
自分はここに書かれている想い、考え方と似ている・・
そういう表現の仕方って、よほど深く読み込まないとできないし、
それはそれで憧れるけれど、相手も本好きでないと、通じない。
今の私は、書籍より映画かもなぁ、とメモをした。
「この映画作品の登場人物○○の考え方と似ているので、
この映画を観て下さい、私の気持ちが伝わるはずです」と。
P.S.
エンドロールのテロップまでメモしてしまった。
【撮影協力】
沼津市、東伊豆町観光商工課、下田市観光交流課
【エキストラ協力】
フィルムコミッション伊豆、下田市観光協会、東伊豆町
(この団体が、同じレベルで紹介されることが面白いな)
本好きの原作ファンです
映画予告みてこれは映画館ではないなとレンタルDVD待ちしてました。
正解でした。
栞子さんの良さが全くなくなっている。
いや本好き故の行動が栞子さんを初見される方に伝わらなかった。
監督さんは本好きじゃないと思われる。
本を別に好きではない人の目線での台詞が多い。
むしろおじいちゃんとおばあちゃんの悲恋が美しく表現されているということは監督さんは恋愛物として原作捉えているんだなぁと。
お願いだから続編はやめていただきたい。
非常にもったいない映画
原作未読の者です。
まず、犯人の動機がわかりにくい。
なんであそこまで狂気になり襲うまでに晩年を
奪いたかったのか、表現が薄い。
だから、わかりにくかった。
成田凌があそこまで狂気になる意味がわかりませんでした。
逆に演技しすぎで、脚本に合わせてた方が
いいんじゃないかと思うほど違和感ありました。脚本が悪いのかな?
犯人はこいつだ!なんて、仲間があっさり自供して、びっくり。え?時間短縮の為?
ミステリーなのにそんな自供の仕方あるの??
と目が点になった。
最後に犯人に襲われるシーンも全く盛り上がりにかける。なんだかなぁ。
もっと他にあるんじゃないの?
原作通りなのかな?
成田凌の狂気さが無意味と化した。
脚本が悪いと思う所が多すぎる。
最後盛り上がりにかけるからラストの大輔の
あなたは大切な存在です?みたいなセリフが
全く活きず、不完全燃焼で終わる感がした。
普通は、うんうん~そうだよね~
と少しは感動するんだろうけど。
ま、まぁそうですわな、
最初から好きだったもんな、と何故か自分で
言い聞かせて納得させて見終わりました。
あと、全然ミステリーでもない。
中途半端。
黒木華と野村周平の2人はとてもいい雰囲気で昭和初期、純文学の世界観に合ってるし、
ハマっていた。
特に2人の横顔が綺麗だった。
栞子と大輔が喧嘩して別れるシーンの野村周平がこれまたいい。
泣くなよっ!失恋確定ぽいが辛いが我慢だ、
大輔!て、思うほど感情移入しました。
ああ、信用されないて一番辛いですよね。
やっぱり片思いや失恋やらせたら右に出る者はいない。
前から繊細な心情を演じるの上手いが今回もよかったです。
映画の全体的な雰囲気や世界観にハマります。
シリーズ化するかドラマでやってほしい。
もちろん黒木華と野村周平で。
こんなに主演2人がハマってるのに、後半に
なるにつれ失速。
脚本に疑問。
あー栞子と大輔、よかったーあー素敵~!
本よりも大切なものがあるて気づいたのねー
栞子ーて、あの大輔のセリフで恋愛要素で
ラスト締めくくるのなら、見終わった後にそう感じなきゃおかしいのに物語に納得もできないから中途半端で、せっかくの2人の素敵さが台無し。
非常にもったいない!
後、不倫がタブーな時代なのに罪悪感など一切感じさせない演出で綺麗に魅せる演出は監督さすがと思いました。
またブルーレイを予約しているので、じっくり
監督やキャストなどのコメントを観ようと思います。
密かにメイキングが非常に楽しみです。
黒木華と野村周平の2人の世界観が非常に
よかったので多めの星3つです。
雰囲気抜群
古書堂の古本に囲まれた空気感も回想シーンの古い時代感も雰囲気があって良かった。太宰の初板本がもったいなかった。『スマホを落としただけなのに』と同じ日に観たせいで、成田凌さんを観たら真犯人と思えって感じがしてしまった。。
全42件中、1~20件目を表示