ビブリア古書堂の事件手帖のレビュー・感想・評価
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最初に犯人を明示してサイコ風にした方が・・・でも、それは原作から離れ過ぎてしまうのかな?
太宰の「晩年」初版本を巡るサスペンスと、古書堂に勤める青年の祖母の悲恋を交えた物語。
色々と混ぜてしまい、全てが中途半端になってしまった印象の映画です。
犯人はすぐに想像つき(と言いますか、他にいない)、サスペンスとしては物足りなさを感じます。
かと言って、主人公の恋愛物でも、祖母の不倫物でもありません。過去と現在の因縁めいたところもありますが、深さを感じません。
犯人を最初から明示してサイコサスペンス風に仕立てるか、鎌倉の景色をもっとしっかりと映し「美しい映画」にするか、或は過去との因縁をもう少し深めるか・・・等をすれば、より見所が出来たように思えますが・・・全てが中途半端でした。
みぃ~んな善人みたいな映画は・・・
ファンタジーなんだかミステリーなんだか中途半端でどっち付かずモヤモヤ。
結末がドタバタで性急過ぎる感じが何とも言えません。
登場人物がそんなに多くないので最初から犯人はわかりきったようなもので、そのうえでどう話を膨らませるか期待してたのだが萎んだまま終わってしまった(笑)
みぃ~んな善人みたいな映画はメリハリがなくほわ~んとして薄ぼんやりして何て言うかクライマックスで、うとうとっとして、はっと気づいたら終わってたって感覚に近い。はあ?あれ?ってなもんで・・それでエンドロール、( ̄▽ ̄;
スクリプトドクター三宅隆太のクレジットを見たくて
観賞しました。
あ、本当に『スクリプトドクター 三宅隆太』って書いてある!!と、1人興奮。そこが1番の盛り上がりポイントでした(笑)
内容は、まあまあだったかな。
あ、夏帆がちょー可愛かった(●´ω`●)
また一つ、ビミョーな“栞子さん”が…
本について人並み外れた知識を持つ古書堂の美人店主が、本と客にまつわる秘密を紐解いていく、ベストセラー・シリーズ小説を初映画化。
いつぞやのTVドラマ版で、原作のヒロインのイメージと全く似てない“ZOZO女優”が演じ、賛否両論に。
かと言って、本作の黒木華も決してイメージに合うとは思えないが…。
原作のカバー・イラストの栞子さんはもっと美人。
あ、原作は未読。
話の方は…
無職の青年・大輔は、亡き祖母の愛蔵書の中から、夏目漱石と思われる実筆サインを発見。その本、幼い頃に持ち出した時、祖母にメッチャ怒られた記憶あり。
ビブリア古書堂の栞子さんに調べて貰うが、サインは偽物。が、もう一人、見知らぬ人物のサインがあり、ひょんな事からバイトする事になった傍ら、祖母の思わぬ秘密を知る。それは…
祖母の若かりし頃の不倫の恋!
ひょっとし…続きを読む
珠玉のミステリーではないな😞
またも、予告編を超えない映画。
ベストセラー??
扇動されたんだろう。
ミステリーという言葉を使うから、
観る側は、「犯人は誰?」と気負う。
途中ですぐ分かるし、ミステリーに必要な
緊張感が終始描かれていない。
ノスタルジー作品にミステリー要素ありと
した方が、観る側の心の準備が整い、こんな
酷評だらけにはならないはずだ。
ダブル主演として野村周平さんと黒木華さん。
黒木華さんはナイスキャスト。
いかにも文系女子。どストライク!
評価ポイントはそこだけでした。
ツッコミどころ満載だけど、このレベルの発想の
作者だとしたら、ほぼアマチュアレベルですね。
エンディング、なんでサザン?
ロケ地だけで?
まぁいいや。
期待して観たのに残念な作品で…続きを読む
残念・・
原作小説ファンでドラマも見ていました。
映画館まではと思いレンタルで観させていただいたのですが・・大輔の祖母のストーリーは美しく描写されていましたが栞子を取り巻く現世の内容は乏しく、大輔演じる野村周平さんはドラマでのAKIRAさんがハマっていたので、大輔の強さ優しさが全然伝わらなかった。
このコメントもDVDの途中で観る気が失せてしまい・・
原作ファンとしつは後味が悪く、再度小説を読みたくなりました。
男性2人の秘密が有効活用されておらず終了
ミステリー小説が原作らしいですが未読。
主人公のお婆ちゃんが亡くなり、夏目漱石の小説「それから」をキッカケに古書堂店主女性と出会い、色々な事件や秘密を解決して行くお話。
主人公:大輔のお婆ちゃんの秘密解決がメインぽいのだが、他の話解決もあり飽きさせない様な作り。
しかし唐突的であり、淡々で展開が噛み合っている感が少ない。帳尻良すぎ(箱庭満載)感もある。ミステリーとしても解決の楽しさをこじ付けている感が強い。お婆ちゃんストーリーもいつの間にか、ひっくり返りの・・・ですし。
男性2人の秘密だって有効活用出来ていないんだから。
もう1人の主人公:ビブリア古書堂店主である栞子役の黒木華がいかにも文学好き美人女性を演じているので、男性の私は何とか観れたけども、そう感じない人はどうかな?とも🤒
本マニアとマニアじゃない人の価値観を楽しむのも…続きを読む
本に対する愛情で幸せな空気に包まれる
「幼な子われらに生まれ」の三島有紀子監督作となれば見逃すわけにいかず、上映最終週で滑り込んだ。
乗っけから無茶苦茶好きな空気で、満たされた気分に浸る。本には魂が宿ると思っている。ビブリア古書堂の店主栞子(黒木華)は古書に残された痕跡から持主の人生を見る。亡くなった祖母の蔵書から夏目漱石の署名が入った「それから」を見つけた大輔(野村周平)は栞子の鑑定により祖母の大きな秘密をも知ることとなる。
若き日の祖母(夏帆)と小説家を目指す青年(東出昌大)との触れあいもまったく嫌味がない。ミステリーとしては平坦かもしれないが、本への愛情に満ちたまったりとした空気を楽しむべき作品だろう。
華ちゃんは本当にはまり役だった。周平くんとの恋愛未満の関係も愛おしい。好きな作品と言える。
結構、良かったです。映画の感じが上品でした。過去と現在の対比も良か...
結構、良かったです。映画の感じが上品でした。過去と現在の対比も良かったです。主役の二人のこれからも見たいです。映像が綺麗で、音楽のサザンの曲も良かったです。
純文学のような世界観。本が今と昔を繋ぐ、不思議なミステリー。
【賛否両論チェック】
賛:ストーリーが現在と過去とを行き来しながら、本にまつわる秘密を紡いでいく様が、不思議であり文学的。本から謎を解いてしまう栞子の推理も面白い。
否:展開はかなり早い段階で読めてしまうので、ミステリーとしての意外性は皆無。登場人物達の言動も、やや浮世離れしているか。
ミステリーなんですが、どこか浮世離れしているといいますか、文学的といいますか、なんとも不思議な世界観のお話です。祖母にまつわる事件がきっかけで、本が読めなくなってしまった大輔。そんな彼の祖母の秘密を、たった1冊の本から解き明かしてしまう栞子の推理は、やはり圧巻です。
そして物語が現代と50年前とを行ったり来たりしながら、夏目漱石の「それから」と太宰治の「晩年」、2冊の本に深く関わる因縁が今昔双方の観点から描かれていくのも、また味わい深いものがあります。
ただ物語全…続きを読む
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