ライフ(2017)のレビュー・感想・評価
全290件中、281~290件目を表示
技術的考察が全く無い。
キャストが魅せるだとか、キャストのリアリティだとか、いつから映画がキャストで決まるものになったのか知らないけど、映画はストーリーとその場面の考察が出来ているかで善し悪しが決まる。
キャストはその場面のリアリティを如何に魅せるか程度である。
で、未知の生物そのものは斬新ではあったが、汚染発生そのもののプロセスが余りにも米国人が考えたような杜撰さが出ている。
普通、未知の病気もとい病原菌やウィルスに対して、何らかの予備的な検査や調査もせず、手袋一枚で接触しません。それが生物なら尚の事。
その後は感情論のやり取りだけで、科学技術に基づく様なプロセスが殆ど無い。汚染防止プロセスはきちんと有る様な素振はあるが、素振なだけである。
エイリアン自体はそれが生物かどうかも分らないものから始まっての急激な汚染拡大であり、今から30年以上も前の科学技術を元にされているので、エイリアンはその点秀逸であると言える。
現代でこの程度の作品しか作れないのはアメリカ映画らしい。
ここのレビュアもキャストがキャストがと、馬鹿の一点張りで全く実がない。
さすがジェイクギレンホール
ジェイクギレンホールはいつも魅せてくれる。我々の期待を超える。必ず裏切らない。私がもはや崇拝しているほどの彼は本作でもやってくれた。
あらすじはエイリアンとほとんど変わらない。かつて火星を支配したのではないかと言われるほど、完璧な生命体がISSで研究対象となる。しかし、ISSの乗組員はそのことを知らない。そして1人、また1人と餌食になっていくのだ…
このような題材で、絶望がメインテーマとなって展開されるのだが、グロの使い方がとてもうまいと感じた。決してグロすぎるわけではなく、気分を害することなく鑑賞できるのだが、謎の生命体の恐ろしさを存分に伝えていたと思う。
6人しかいない密室で、しかも全編無重力空間で展開されるため現実味がやはり懸念されるわけだが、真田広之も言っていたようにリアリティのある仕上がりにもなっている。いつ起こってもおかしくないようなところが恐怖を増す。
ホラー、スリラーという枠組みに入るのだろうが、宇宙の壮大さも描かれており、SFとしても楽しめる。
それでもやはりこの類のよくあるストーリーであることに変わりはなく、技術が進歩してリメイクされたエイリアンのよう。
しかし、ラストではニヤニヤが止まらなくなった。前述通り、ジェイクギレンホールなのだ。やはりやってくれた。すべてジェイクギレンホールだと思い知った。
是非映画館で迫力と衝撃を味わって欲しい作品。
ライフ
王道SFスリラー
新宿ピカデリーのジャパンプレミアにて。真田広之さんが登壇されました~!
まさかの客席入り口からの登場で、近くにいたじぶんたちは大興奮😍
写真撮影タイムでは遠すぎてボケた写真ばかりでしたが、肉眼でダンディなお顔を拝見できたので満足です😁
曰く、ベテラン宇宙飛行士としての任務達成への責任感と、生きて地球に帰りたいという人間らしい気持ち、その葛藤を演じることが難しかったとのこと。
たしかに、日本代表として年長者としてみんなを引っ張ってやり遂げたことが伝わってきました👏👏👏
さてさて、作品につきましては『エイリアン』から続くSFホラーの系譜に連なる正統派な作風でした。
100分そこそこの映画なので展開はスピーディーで、緩急がめっちゃありますね⤴
悪く言えば、緊迫感も恐怖も感動も悲しみも深く味わえずに次から次~って感じで全体が薄味でした💨
泣けそうで泣けないラインをギリギリ攻めてきて(なんだこれ…歯切れ悪いなぁ)って思ってたけど、ラストの展開を観て納得。
ラストはホントもう一気に好みに🌟
惜しいんだなー。ラストのテンションが中盤からキープされてたらなぁ。
ジェイク・ギレンホール、ライアン・レイノルズ、レベッカ・ファーガソンら6名のクルーだけで話の進む密室劇とも言えるので、キモは演技力なわけですがそこはさすが。
ロンドンのスタジオにISSの実物大セットを建てて撮影をしたらしいのですが、たしかに美術のこだわりは観てとれました。
全編無重力なのでほぼワイヤーで吊っていたらしいのですが、たしかに腰に重心があって吊られてる感が強すぎたのはビミョーですねー💦
万人受けするタイプではないですが、「あのときああしてたら」「こうしてたら」を話せて楽しかったので、ジャンル映画が好きなひとは観てもいいんじゃないでしょうか💡
エイリアン以来の興奮
『エイリアン』夜明け前のSFスリラー群が醸す不穏な雰囲気を踏襲したSF密室スリラーの秀作
火星で発見された生命体を調査するために宇宙ステーションに招集された宇宙飛行士達。いくつかの実験によって蘇生した細胞にカルヴィンと命名し観察を続けるが、カルヴィンは予想外の急激な進化を始めステーション内が脅威に蝕まれる。
徹底的に無重力描写に拘っている辺りは今風ですが、全体の作品テイストとしては懐かしい60〜70年代SF、すなわち『エイリアン』夜明け前のSFスリラー群が醸す不穏な雰囲気を踏襲。密閉された宇宙ステーション内での阿鼻叫喚は極めてオーソドックスですが、クライマックスの後に訪れる静寂からの驚天動地のエンディング、そしてそこに被さるギターリフ・・・そのセンス・オブ・ワンダーに感動しました。
比較的低予算でキャストの顔ぶれも豪華とは言い難いですが真田広之の熱演も光る堅実なSFドラマ。ご鑑賞の際には予告トレーラー以外の情報は出来る限りシャットアウトすることをお勧めします。
衝撃!
男も女もそれぞれ違う場所で同じセリフ「No!、No!、No!」で終わる衝撃のラスト。
途中までは典型的というか定型的な展開で、あのまま「Gravity」の様な終わり方(地球に戻ってメデタシメデタシ)なら、つまらないと思っていたら、素晴らしいどんでん返し。
それまでの定型的な展開は、もしかして、このラストのために「あえて」そうしたのかも。
いろいろ余韻に浸れる映画でした。
全290件中、281~290件目を表示