ライフ(2017)のレビュー・感想・評価
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頭の良すぎるエイリアン
個人的にはホラーモノはあまり見ないのですが、SFは好きなので見てみました。予告通り凄まじかったです笑
形状がアメーバのようでまず気持ち悪い。巻き付いて砕くとか恐ろし過ぎで、見てられませんでした。絶望的な状況がひしひしと伝わってきて、ずっと手に汗握ってました。
最後の展開、なんとなく予想できましたが、おもしろかったです。ラストシーン、カメラ引きながら段々近づく船が増えてくるところはじわじわ恐怖が増します。宇宙の絵も美しかったですが、このシーンの画もきれいで印象的でした。
まぁ頭が良すぎで、思った通りの恐怖展開になるところはなんともですが、逆に振り切ってて良かったかと。宇宙ステーションの中でいかに隔離していくかという点ですが、私の理解力不足もおおいにありますが、それぞれの立ち位置が理解出来なくてちょっとついていけない部分もありました。
あれこれ考えることなくエイリアンの恐怖に向き合うことのできる作品でした。
真田さんが出られてましたが、横顔が向井理そっくりな気がして、そしてイケメンでした。
エイリアンのリメイクと思えば良し
危機管理研修にうってつけの教材?
様々な工夫が施された傑作!
「ゼロ・グラビティ」を彷彿とさせる冒頭のワンショット(風?)のシークエンスは臨場感満載で引き込まれた。宇宙ステーション内を縦横無尽に動き回り豪華俳優陣を追っていくカメラワークは本当に観客を楽しませようという工夫を感じた。
そして登場人物一人一人の人物像を掘り下げ、ほんの10分かそこらで宇宙ステーション内の人間関係や生活(テレビ番組の子供のインタビューなどを使い、ここの見せ方も工夫されている。)がすんなりと頭に入ってくる。この手際の
良さは見事としか言いようがない。
また、ライアン・レイノルズのデッドプール感満載のセリフ(状況を他の映画で例える「死霊のしたたり」ネタ)などとても楽しく観れた。
これで後に待ち受ける惨劇に対する準備は整った。
これだけ登場人物を見せておけば、殺されてしまう時のショックは大きいものになる。
むしろここまでが整いすぎたせいで後半は若干想像したレベルまでには至らなかったのが個人的に残念のところであった。
ゴジラ2000ミレニアムのオルガを彷彿とさせるライフ”カルビン”のデザインが少し弱い。ただエイリアン視点のカメラワークはプレデターからのオマージュか久しぶりで面白かった。
ライアン・レイノルズの死にっぷりは見事!食べていたポップコーンを吐きそうになった(笑)ただ、他の登場人物の死に方は少し地味で、話の展開もだんだんテンポが悪くなっていったように思える。
また、カルビンの身の回りの物を上手く使えるという知性を見せておきながら後半でそれが活かされていない。あれが出来るならハッチのレバーも回せるだろうなーと思ったが。
生きたいという本能そのままであるカルビンと、絶対に帰って大切な人に会いたいという人間。どちらも生きるための戦いだ。ラストはSFホラーなら間違いない展開で、安心した。
ジェイク・ギレンホールの「80億のバカがいるところに戻りたくない」というセリフが好きで、一番帰りたくないと言っていた奴が帰ってきてしまうというラスト(笑)
面白い!貫禄もあるがバカっぽさもありとても良いバランスの娯楽映画!私はかなり楽しめました。
日本の予告編はホントに観る気を失うほど酷かったが、この映画は見応えあり。
映画は楽しめたが監督には怒りをおぼえる
意外にも純粋なSFホラー
最近宇宙物SFが当たっているなか、本作は比較的日本ではメジャーな作品ではないかもしれない。しかし、純粋とも言えるSFホラーである本作は、私の中では上位に入ってくる作品だ。画面から伝わる恐怖感や絶望感が心に響き、集中してしまう 。特に冒頭のシーン。無重力空間で撮影したようなショットの長回し。このシーンは本編と同等、もしくは上を行くほど緊張感が漂い、鮮烈な印象を植え付けられる。ストーリーは「エイリアン」よろしく未知の生物に襲われるというもの。勝手に複雑な伏線などを期待していたが、実際は単純明快なストーリーであった。登場した生物は国際宇宙ステーション内部で育てられて成長していくが、発見当初はゾウリムシ様の形態であり攻撃的な仕草は見せない。それがやがてヒトデ型になるのだが、この形態になってから人を襲い始める。小さくとも戦闘力、防御力ともにチートレベル。「エイリアン」よりも明らかに生存能力に優れているだろう。最終的にはタコ型の生物となるが、明確に正体や弱点が分かる事はなく、ただひたすら人を殺すエイリアンと、それを水際で阻止しようとする人間の攻防が続く。もう少し緻密なストーリーで、登場人物のそれぞれの活躍をじっくりと観たかった気もするが、下手なことを詰め込まずこれくらいの方が良いのかもしれない。
ストーリーのみの判断だと「B級」。しかし国際宇宙ステーションのセットが本物の様に思えるほど作りが精密で感動する。それがまた怖さにプラスされ良い味を出していると思う。
ラストはかなり衝撃が強かった。
真田広之
けっこうよかった
リアリズムに徹しようという頑張りが感じられるサスペンスSFだったが、手首が折れて下にブラーンとなった時、無重力は?と思った。結末は、火星生物がもう一匹いるオチだったら嫌だな〜とハラハラして見ていたので違っていてよかった。
宇宙服の中で溺れるのが怖かった。火星生物が強すぎて、もうちょっと何か弱点があったらもっとハラハラしたような気がする。
やたらとすぐに無線が使えなくなるのは、ご都合主義ではないだろうか。ネズミは全部食べていたのに、人間は食べ残していた。
どうしろという事ですか?
悲劇的なバッドエンド❗エイリアンのミニチュア版という感じです。
かなり豪華なキャスティングで期待感は高まります。でも殺られっぱなしでライアンも早々にいなくなる展開は意外であり共感できない。
絶望感だけがつのる。
無難には楽しめるSF作品
あんまり噛み砕かれなかった
宣伝では人が噛み砕かれてバキバキって感じでしたが、噛み砕くより、巻きついて締め上げて砕く方が多かったし、怖かったです。口の中に入っていくシーンはオェッだったし、クルーが命懸けで対処しても、全て無駄になっていくのが絶望的で良かったです。怖かったー。ラストもありがちな所に納めず、ホラーとして締めたのも良かったです。
寝た子を起こした報い
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