DESTINY 鎌倉ものがたりのレビュー・感想・評価
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ジブリの実写版のような
正直ちょっと長い。
前半、結構グダグダして飽きる。堤真一のエピソードはもっと短くして、引き締めたほうがよかった。
ファンタジーな妖怪たちも目新しさはない。見切りつける客もいた。
後半の黄泉の国に行くクダリからやっと盛り上がって集中できた。
堺雅人の殺陣もキマって(真田丸で腕を上げたという感じ)かっこよかった。
黄泉の国の遠景CGは楽しかったが、町並みやラスボスと主人公との戦いはまるで「千と千尋」。
敵に追いかけられるシーンはジブリのアニメの動きによく似ていて、実写版を観ているようだった。
今回、中村玉緒はとても効果的で昭和レトロな雰囲気にマッチしていた。
安藤サクラ演じる死神も、いつもの役柄と違って中性的な感じが今風で、新しい魅力を感じた。
アキコ役は甘ったるい感じ。元々ルックスが可愛い人だから過剰に感じてしまう
日本の良さを感じさせる作品
日本の良さを感じさせる作品
『西遊記』のような黄泉の国にビックリ
いつの時代かよくわからない鎌倉。
そこは、幽霊やもののけなどが普通に暮らす町。
若い新妻・亜紀子(高畑充希)と結婚した初老の小説家・一色正和(堺雅人)は、しばしば鎌倉警察の不可思議事件の調査協力をしている。
そんなある日、亜紀子がもののけによって、身体を奪われ、魂だけの存在になってしまう。
しばらくは正和の生命力を得て生きながらえていたものの、本格的に死神によって黄泉の国に連れ去られてしまう。
正和は亜紀子を取り戻そうと黄泉の国に赴く・・・
というハナシなのだが、とにかく本筋に入るまでが長い長い長い長い。
正和が黄泉の国へ行くのは終盤30分ぐらい。
それまでは、状況説明を兼ねたちょっとエピソードが綴られていくが、正和付の編集者がこの世の名残り惜しさにもののけに変身しちゃうエピソードなどは不要じゃありますまいか。
また、現世がいつの時代かよくわからず、昭和の雰囲気だけはあるのだけれど、そここことなく、現代的なものも登場して興を殺がれてしまう。
特に、冒頭の江の島を背景にオールドスタイルの自動車が走っていくシーンで、道路がえんじ色のツートンカラーに塗られていているのでガックリきてしまった。
CGは、もっと雰囲気をつくってほしいよなぁ、と。
黄泉の国の造形もなんだか、むかしテレビで放映していた『西遊記』みたいで、ちょっと困惑しちゃいました。
お正月映画にピッタリ
夫婦愛って素敵!運命って信じられるよね(笑)
ほのぼのとした素敵な作品でした。
堺雅人さんと高畑充希さんの夫婦姿にとても癒されました(笑)
中でも妻役の高畑充希さんの笑顔はとても魅力的です!
彼女の微笑みに胸キュンしてばかりでした。
そして何より、作家でありながら破天荒な生活を送る夫の堺さん姿に夢中になりました。
名役者の共演は、全く飽きることなく物語の世界へ気持ちを引き込んでくれます。
古都鎌倉は、不思議で不気味で興味深い町です。
何せ、町中至る所に妖怪が潜んでいるのですから…。
突然妖怪が飛び出してきても、驚いたり騒いだりしてはいけません。
彼らと共存することが、この鎌倉の平穏を保つ秘訣なのです。
そんな鎌倉に夫婦二人が妖怪たちと仲良く暮らす姿はとても素敵でした。
ですが、良い妖怪もたくさんいるぶん、悪い妖怪もたくさんいる世の中。
町の人たちは、悪い妖怪に捕まらないように、用心しなくてはいけません。
でもある日、愛する妻の命が『赤い手の魔物』によって奪われてしまうです…。
夫の堺さんが妻の高畑さんの為に、命をかけて救い出そうとする姿は、最後までハラハラドキドキしました。
物静かなイメージの堺さんでしたが、やはりここぞという時に男を発揮する姿がカッコよかったです!
また、個性豊かな役者の方ばかりで、とても見応えがありました!
個人的にお気に入りなのが、中村玉緒さんと安藤サクラさん。
中村さんの、130歳という化け物のような年齢の使用人役は実に見事でした(笑)
また、安藤サクラさんの、死神役は板についていて、本当に面白かったです!
死んだ後こんな面白い死神に出会えるのなら、死ぬこともそんなに苦痛に感じなくてすみそうです(笑)
ホラー要素の全くない、優しく可愛いらしい妖怪ばかりが登場する鎌倉。
そんな心がほっこりするような素敵な世界を是非堪能してみてください(笑)
2人の夫婦関係が心地よい
尻込みせずファンタジーに浸ろう
正月映画だね~
漫画家西岸良平作「鎌倉ものがたり」は、「三丁目の夕日」と並ぶ氏の代表作。ほのぼのとした作風と人情味あふれるストーリーは庶民の暮らしを独特のタッチで描いた昭和の名作です。そんな漫画の世界が映画になると知り、一足先に試写会で鑑賞してきました。氏の大ファンである私はまずキャストに違和感を覚え、CGだらけの作風は腹立たしく思え、鎌倉に縁もゆかりもない宇多田ヒカルさんの主題歌には唖然とする。これは原作とは別モノとして映画を楽しまないと駄目である。頭を切り替えて観れば正月映画としては満足できるレベルでした。ストーリー良し!CG良し!役者良し!主題歌良し!の優等生だが、映画「三丁目の夕日」みたいな続編が制作される可能性はゼロでしょう。それに耐えうるテーマがありません。
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