彼女がその名を知らない鳥たちのレビュー・感想・評価
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イケメンくず男に惹かれてしまう女の哀れさ
好きな男(竹之内豊)と別れ
陣冶(阿部サダヲ)
と暮らす十和子(蒼井優)
彼女は働きもせず
陣冶の稼ぎで暮らしているのに
家事はまるでせず
部屋は散らかり放題
食事も彼が帰って来て
夕飯を作るありさま
彼女は彼を嫌悪を抱いているが
彼に依存した暮らしをしている
そんなダメダメ女を演じる蒼井優が
とてもいい
そんな彼女をひたむきに愛する陣冶
彼の彼女への思いが
観ているものに
そこまでやるの?
こんなひどい仕打ちをされても?
何で?
ここまでされるとうんざりだわとも
思える陣冶
その姿を演じる阿部サダヲは本当に恐ろしく
凄い役者だと思った
竹之内豊 松坂桃李も今回 ダメダメクズ男を演じていて
今までにない演技を披露していてとっても良かった
しかし ダメ男でもイケメンに女は弱いのか?
物語の途中から
黒崎(竹野内豊)が失踪していることがわかり
そこからはミステリー仕立てにかわり
彼は生きているのか死んでいるのか?
とにかく 最後まで目が離せません!!
よく出来た作品でした
ただやはり蒼井優は胸出しNGだったようで
濡れ場のシーンはリアル感が
足りなかったけど
それは仕方がないですね(笑)
引き込まれました
試写会にて一足早く視聴。
初めは、十和子がどれだけ酷い言葉を放っても、どれだけ夜遅くに出歩いても追ってくる陣治に恐怖さえ覚えた。だが、水島や黒崎に愛想を尽かされても追いかけてしまう十和子にも陣治に似たようなものを感じてしまった。
物語が結末に進むに連れ、陣治の言動が全て十和子を守るべき行動だと分かったとき、なんて献身的な愛なのだと涙がこぼれた。
人を殺したことを覚えていない、という点には少し不可解に思ったので-☆1。出演者全員演技が上手く、引き込まれた。阿部サダヲの不潔さや懸命さ、蒼井優の雰囲気やクズな男に対する依存や都合のいい女っぷり、竹野内豊と松坂桃李のクズ男っぷりがとても自然に馴染んでいたと思う。
みんな最低人間すぎる!だけど…
20万部を超えるベストセラーとなっている人気ミステリー小説が映画化!
『彼女がその名を知らない鳥たち』というタイトルからどのようなストーリーなのかワクワクして見てました。
嫌な女の十和子、下劣な男の陣治、ゲスな男の水島、クズすぎる男の黒崎。
この4人の関係性と本当の愛、究極の愛の意味を考えさせられるラブストーリーでありながらミステリー要素もある面白い映画でした!
普段は善人役を演じることが多いキャストがそれそれ最低の登場人物を演じる姿も必見です!
そしてタイトルにもある『鳥』の意味、存在を気にして見て頂けるとより一層楽しめる作品だと思います!
R15+指定なのでベットシーン多めです。
一緒に見に行く相手に気をつけて!
完成披露試写会にて
舞台挨拶付きジャパンプレミアにて。
なんなんだろうこの感覚。いままでどの映画でも味わったことのない感覚は。
主人公の十和子(蒼井優)は陣治(阿部サダヲ)のことを毛嫌いしながらも陣治の稼ぎで暮らしている。一方陣治としては十和子のことを異常なほど愛し、執着しており、「十和子のためならなんでもできる」と言っている。
十和子には忘れられない黒崎(竹野内豊)がいるのだが、彼は十和子を利用し、別れる時に暴行を加え、心にも傷を負わせたのだ。また、十和子と偶然知り合った水島(松坂桃李)は結婚しているのにもかかわらず十和子と肉体関係を結び、適当なことをまるで物知りのようにペラペラと喋る男なのだ。
この堕ちるところまで堕ちた4人が繰り広げるストーリーであるので、同白石監督の『日本で一番悪い奴ら』のような真っ当な人間が堕ちていく様を描いているわけではなく、痛快に描いているわけでもないのでまた新しい白石監督作品となっている。
この作品は、SF映画のような感動を持っているような気がする。
洋画だが、クリストファーノーラン監督作品の『インターステラー』という映画がなぜあそこまで人々を虜にしたかというとラストシーンを含め、人類の未知の領域に踏み込んだ、宇宙というとてつもなく壮大な映画を描いていることの衝撃があったから、そして愛に着地している点だと思う。年間ベストの『メッセージ』もまた然りである。
何が言いたいかというと、この映画に関してはラストだが、人知を超えたラストが待ち受けているわけだ。衝撃を超えた、自分という存在にはあり得ることのない、考えすらしないようなラストが。
しかも、本作はSF映画ではなくむしろとことん泥臭くしたような現実主義的な映画なのだ。壮大でもない。それがまたラストへの効果を増大させている。
また、やはり主題が重くとも内容理解がさほど難しくないのも良い。劇中で取り上げられる様々なものがいろんなものを象徴しているのがとてもわかりやすい。
時計がその代表的な例なので是非注目していただきたい。
このようなストーリーであるからにも関わらず、ラストでいままでの罪をすべて拭われたようなかつてない爽快感。しかし、全編を通して不快感が全くなく見られたのはとてもよく、私だけかもしれないが見やすかった。
宣伝文句としてよく使われている「共感度100%」とは、彼らのクズっぷりに対してだけなのか?ラストでの陣治に関してもそのことが言えるのでは?
彼女がその名を知らない鳥たちというタイトル。この意味を悟ったとき、胸が締め付けられ、感動が止まらない。
試写会へ 序盤の何の楽しさも無い むしろ嫌気さえ感じる何気ない風景...
空気感で表現して説得力を高めるすごさ
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