ありがとう、トニ・エルドマン

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劇場公開日:

ありがとう、トニ・エルドマン

解説

正反対の性格の父娘が織り成す交流をユーモラスに描き、ドイツで大ヒットを記録したヒューマンドラマ。陽気で悪ふざけが大好きなドイツ人男性ヴィンフリートは、ルーマニアで暮らす娘イネスとの関係に悩んでいた。コンサルタント会社で働くイネスは、たまに会っても仕事の電話ばかりしていて、ろくに会話もできないのだ。そこでヴィンフリートは、ブカレストまでイネスに会いに行くことに。イネスはヴィンフリートの突然の訪問に戸惑いながらも何とか数日間一緒に過ごし、ヴィンフリートはドイツへ帰っていく。ところが、今度は「トニ・エルドマン」という別人のふりをしたヴィンフリートがイネスの前に現われて……。監督・脚本は「恋愛社会学のススメ」のマーレン・アーデ。第69回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞するなど、世界各地の映画祭で高く評価された。

2016年製作/162分/PG12/ドイツ・オーストリア合作
原題または英題:Toni Erdmann
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2017年6月24日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第89回 アカデミー賞(2017年)

ノミネート

外国語映画賞  

第74回 ゴールデングローブ賞(2017年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  

第69回 カンヌ国際映画祭(2016年)

出品

コンペティション部門
出品作品 マーレン・アーデ
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映画レビュー

4.5笑いと涙で父娘の距離を縮めるエルドマンという精霊

2017年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

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牛津厚信

4.0歪んだ社会に舞い降りた風変わりな天使、エルドマン

2017年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

ルーマニアのブカレストで経営コンサルティング業に勤しむ娘を訪ねて故郷のドイツからやって来た父親は、娘が仕事上で多用するパフォーマンスとかアウトソーシングとかの新興用語の意味が分からない。しかし、そんな父がバレバレの変装と嘘を使ってまで娘に密着するのは、彼女が決して幸せではないことを知っているからだ。かつては社会主義独裁政権によって支配されていたルーマニアが、今やヨーロッパに於けるビジネスの中心地であることが意外だし、町の片隅にたむろする貧しい移民たち(もしくはロマ)との対比は、急激な変化に対応し切れてないヨーロッパの今を映し出しているかのよう。父が演じるトニ・エルドマンは、そんな歪んだ社会と、資本主義の激流に流されていく娘にそっと手を差し伸べる風変わりなエンジェル。その背中には深い哀切といっぱいのユーモアが漂っている。

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清藤秀人

4.5【”父は娘の人生についてのコンサル&コーチ。そしてGREATEST LOVE IS ALL。”父親は、どんなに娘が優秀でも心配する生き物なんです。父と娘の関係性の変遷をユーモアたっぷりに描いた作品。】

2024年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

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共感した! 3件)
NOBU

5.0プレゼント

2024年3月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

幸せ

ユーモアに必要なのは、他人とは異なる角度で物事を見つめる事、相手に理解できる言動で伝える事、そして笑いを届けたい誰か。他人がいない世界には笑顔なんて必要ないから…大好きな映画です。

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しーらん