レッド・スパローのレビュー・感想・評価
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ジェニファーのファンにとっては宝物
ジェニファー・ローレンスの新作は冷戦時のスパイもの。
彼女の姿を拝めるだけでありがたい。もはやそんな領域にいると思う。
ファンにはたまらん作品だが、作品としても悪くない。
成長したジェニファー
スパイ映画というと、007やM:Iシリーズのようなド派手なアクションものを思い出しますが、本作は大国同士の情報争奪に伴う、スパイ同士の静かな心理戦。その分、リアリティがあり、怖さもあります。
拷問のシーンは、その痛さが伝わって、目を背けたくなりました。
主役のジョニファー・ローレンスは、「ハンガー・ゲーム」から、大人の女性としての魅力を備えた女優さんに成長しましたね。
バレリーナって設定が…
美しいMs.ロレンスだけどバレリーナって
設定には少々驚きました。バレリーナの体躯?
まぁロシア美人には、なりきれてるし許そう笑
そして典型って感じのスケープゴートな展開や
まぁ想定内って流れも、見ていて楽しめるけど
一緒に観る相手は多少選ぶかも…と思いました。
アンジーのソルトほどは惹きつけられないけど
女スパイ映画。私も現代社会で大人の女性として
強く生き残らねば…と改めて思いました。
雀の目にも涙...
ロシア人バレリーナがスパイ学校で鍛えられ、ハニートラップ仕掛けて、米露諜報合戦。
ジェニファー・ローレンスの役選びの幅広さと大胆演技に感心します。
それにしても、驚くべき駆け引き術と復讐心。
血も涙もない。
雀の涙程度は残してあげて下さいヨ…
ジェニファーローレンス
良い味出してた。
バレエを人生にかけてたものの怪我で終わる
母親の為にもロシアのスパイとなるがクレイジーな世界
絶望を体験しながらも先を見て今を考え行動する
家族を差し出したのは驚きもあったがまぁ仕方ないか。。
こういうジェニファー・ローレンスもいいです。
なかなか静かで冷酷で知的なスパイ映画でした。
中盤には入るまでは、期待と違うかも・・と思っていたのですが、だんだんバレエの美しい雰囲気を醸し出しているロシアな感じと心理戦で騙し合いながら惹かれていく二人のやりとりが上手く融合して良かったです。
また、ジェニファー・ローレンスの肉感的な体がバレエには合わない感じでしたが、誘うには見事なボディでした。
母親のためにすべてを捧ぐ
たった一人の母親のために冷徹なスパイになりきる主人公の有能ぶりが凄い。
男を手玉にとる心理戦と、スパイ養成所のシーンが見所。
ジョーカーゲーム(日本映画)のスパイ養成所とは比べ物にならない。日本のエンターテイメントは一歩出遅れてる。こちらは小説は面白かったのに…。
ジャにファー・ロペスを好きになってしまった
丹念にシーンを織り込んでいる物語。
映画としての技術やカメラワーク、編集が凡庸に感じる。映像が重いのはロシアの都市や風景や俳優の印象なのかもしれない。
映画館の大きな劇場で観たら引き込まれ在感の映画なのかもしれない。
そういえば、映画は劇場で観るべきで、ぼくのように小さなパソコン用の画面で観るモノじゃない。
それは正しい。
ジャにファー・ロペスは存在感のある女優だ。
鍛えらた肉感的なカラダと戸惑い気味の彼女の表情とはの不一致感に惹かれる。
そして、やがて彼女はスパローになる。
微細な変化だけど、それが徐々に指先まで伝わる。
だんだん彼女の物語に引き込まれ最後まで緊張感がつづき、結末を観てみたくなる。
それにしても、美人じゃ無いけどいいオンナ。
赤い雀は妖艶に舞う(仕掛ける)
スパイ映画と言うと『007』や『ミッション:インポッシブル』のようなド派手なアクションが売りだが、実際にスパイがあんなにド派手に活躍したら大問題。スパイ失格。これらはあくまで映画、エンターテイメント。
スパイとは決して目立たず、周囲に溶け込み、人知れず暗躍する。
映画でスパイの姿をリアルに描いた作品と言えば近年では『裏切りのサーカス』が特に印象に残っているが、本作もその系統に入る。
有望なバレリーナだったが、怪我で夢絶たれたドミニカ。
ロシア情報庁幹部の叔父のスカウトで、スパイに転身する…。
映画にぴったりの劇的な話だが、驚きなのは、原作者が元CIA工作員。
現役中に知った聞いた、実際にあったのかもしれない。
そういや『アベンジャーズ』のブラック・ウィドウも似た設定なのを思い出した。
スカウトとは言ったものの、これは語弊。ハメられ、騙された。
しかし、病床の母や生活から、選択の余地は無かった。
これだけでも非人道的だが、こんなのはまだ序の口…。
スパイと言ってもタイプは十人十色。
ドミニカはハニートラップ要員。つまり、女の美貌や色気を武器にするスパイに。
養成所で訓練を受けるのだが、これが異様…いや、異常。
訓練生全員の前で服を脱がされたり、相手の欲求を満たすよう指示されたり、フ○ラの強要まで…。
確かに訓練で躊躇してたら現場で使い物にならないが、それにしても…。
知られざるスパイの訓練の実態。
ドミニカは鋼の精神で耐え抜く。自ら全裸になり、大股開きで相手を挑発・支配するまでに上達。
メキメキ才能を開花させていく…。
劇中で、ハニートラップのスパイが“娼婦”と呼ばれるシーンがあった。
男のスパイならカッコいいと言われるのに、女なら…。
ドミニカは元々バレリーナ。彼女にとっては、“役”なのだ。
何を武器にするかなんて自由であり、持って生まれた才。
どの世界にも通ずる男尊女卑を突いてるように感じた。
ドミニカに初任務。
情報庁上層部に潜む内通者(=モグラ)の正体を暴く為、CIA工作員ナッシュへの接触を命じられる…。
ドミニカのやり方が大胆不敵。
普通スパイなら偽名を使い、素性を隠すものだが、ドミニカは堂々本名で名乗り、素性も打ち明ける。
掟破りの禁じ手!
これによって相手を完全に信用させ、そこに訓練で得たハニートラップと心理戦術。
一世一代の大博打。
そこまでする必要がある相手だ。ターゲットはCIA工作員。
すでにこちらの素性や狙いもお見通し。
気を抜けばこちらが騙される。
互いの素性や狙いを知りつつ、腹を探り合う。
いつしか惹かれ合うが、それは本心か、それとも…。
ドミニカにアメリカに情報を売ったという二重スパイの疑いが。
女だからと言って容赦の無い拷問を受ける。
祖国ロシアへの忠誠を誓いながらも、アメリカへの亡命の意思も。
彼女の狙いは…?
何と言っても、ジェニファー・ローレンスの美貌、色気、魅力の三段重ね!
胸元がぱっくり開いたセクシーなドレスや水着姿、初のフルヌードまで披露する、役柄さながらの全身全霊の体当たり妖演。
こんなスパイが居たら、私なんぞ簡単にハニートラップに掛かってしまうだろう。
本当にクラクラさせられる。
ジョエル・エドガートンも男臭い魅力を放っているが(彼が受ける拷問はゾッとする)、出番は僅かだが一際インパクト残すのが、シャーロット・ランプリング。
ハニートラップのイロハを叩き込む養成所の監督官役で、凄みと説得力あり過ぎ!
人間の欲望はパズル。
欠けたピースを見抜き、埋めてやれば、相手を操れる。
まさしくその通り。
エンタメ性とジェニファーの妖艶さ、駆け引きや二転三転のスリリングな展開、モグラの正体は…?
仕掛けたハニートラップに翻弄され、引き込まれる。
本格的なスパイ・サスペンスとしてなかなか見応えあった。
『ハンガー・ゲーム』に続く、フランシス・ローレンス監督とジェニファーのタッグ作。
再びのヒットとシリーズ化を狙っていたのだろうが、興行的には…。
でも、妖艶なスパイ、ジェニファーの仕掛けるハニートラップをまた見てみたいと思った。
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