オリエント急行殺人事件のレビュー・感想・評価
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原作知らなくて大丈夫?
前作のシドニー・ルメットは事件のシーンも織り交ぜて、事件と犯人たちの関係も丁寧に表現し、彼らに感情移入させつつアルバート・フィニーに種明かしをさせた。バーグマンやローレン・バコール、ジャクーン・ビゼット、ショーン・コネリーといったスター揃いで、ポアロより彼らが主役だった。だから彼らが列車に乗り込むシーンで始まる。美しく格調の高い良い作品だった。
本作は、冒頭シーンから主役はポアロを宣言して、彼の行動力や明晰な頭脳を全面に押し出し展開する。ポアロのカリスマ性を最大の見せ場は、犯人たちを一列に並べて謎解きするシーンだろう。停車した山間を背景に外から社内を撮影するシーンは荘厳な雰囲気も醸し出し美しい。蒸気機関車が走るシーンも美しく迫力もあり、列車旅のロマンも感じさせる。
ただ、前作でも原作でも幾ばくかの知識がないと、見せ場の謎解きの醍醐味もサラッと薄れてしまうと感じた。ジョニー・デップも生かし切れておらず、むしろミスキャストに思える。ということで映画の主題が違うが前作に軍配を上げたい。
さすがアガサクリスティー
アガサクリスティーの原作を基にアレンジされたドラマや映画などは、観たことあったのですが、実際に原作のものを見るのは、これが初めてでした。
自分が今まで観てきたミステリーとは、全く違ったクライマックスに驚きました。
最後のシーンを見た後でもう一度始めから観るとまた違った見方が出来て面白いと思いました。
ポワロは、世界一の名探偵で事件を解決に挑む。
この話は、誰が悪いのか悪くないとかだけで物事の善悪を決められないという悲しさのような感情を持ちました
とても面白かったので他の話も見てみたいと思いました
復讐と良心、一人と全員、正義の定義。
タイトルは昔から知っていたものの、
'74年版も今作も観る機会無く。
今回、地上波での鑑賞。
予備知識ゼロで純粋にストーリーを楽しめた。
次々と見つかる証拠と嘘の証言、曲者ばかり。
突っ込みどころは多々あったが、
ポアロと一緒に推理する楽しさは良い。
【TENET】のセイター役での怖さとは違う、
落ち着いたケネス・ブラナーの演技はさすが。
ジョニー・デップを贅沢に使い(扱い?w)、
脇をしっかり固めたキャストも素晴らしい。
カメラワーク、アングルを考えて作られていて、
狭い列車の中でも観にくいと感じさせない。
結末に賛否がある様だが、
個人的にはポアロは犯人に『犯罪の事実』を、
一生を懸けて『認めさせた』のだと感じた。
理由はどうであれ、ポアロは裁く立場でも無く、
ポアロ自身の感情からの情状酌量に見えた。
まぁ、モヤモヤは残ったのも事実。難しい。
モヤモヤの原因もう一つ。
吹き替えでの視聴を後悔。
ポアロ役を草刈正雄が担当していたが、
あの軽いイメージが常に頭に付き纏う。
鋭い洞察力から淡々と語る草刈ポアロ、、、
だが鑑賞後に字幕での予告編を観て絶句。
一言のセリフと表現の重さが全く別人。
字幕でケネス・ブラナーの声で観れば良かったと、
ただただ後悔。
ケネス・ブラナーの当たり役!⭐️
ケネス・ブラナーといえば、「ハリーポッターと秘密の部屋」の
ロックハート先生のイメージが強すぎて、苦手な俳優でした💦
今回この映画を見て、始めはケネス・ブラナーとは気が付きませんでした。
ポワロのイメージは'74年版のアルバート・フィニーの印象が強かったのですが、
あの時は、すごく悲惨な誘拐事件を扱っていたのに、ポワロの推理が
淡々としていて、イマイチ話に乗れなかった覚えがあります。
今回、こちらを見てポワロの苦悩が共感できてとても良かったです。
ケネス・ブラナー、少し体重落としました?
締まった感じも良かったかも。
カメラワークも迫力満点で、こういうのを見るとやっぱり
リメイクもありか、と思いますね。
次回はナイルへ続くなんて、待ち遠しいです。
ところでポワロの表記、ハヤカワが統一してからポアロに変わったそうで、
ポワロ、で良くね?と思うのは歳のせいでしょうか😄💦
先日、地上波で観ました!
これぞリメイクのお手本
映画館で1回目、DVDで2回目、そして今回の地上波で3回目。まるでファンだ。
映画館では字幕しかなくて、DVDは忘れちゃったから、地上波の吹き替え放送は新鮮に感じた。そしてこの方が分かりやすかった。
やっぱり日本人なら吹き替えでも全然いいよね。
洋画といったら、小〜中学生ぐらいは吹き替えで見てた。高校生ぐらいから通ぶるようになって字幕で見るようになった。そして大人になったら逆に吹き替えで見てる。
つまり今は吹き替え派だけど、時代によって変わるから、また字幕派になるかも。
それはさておき、オリエント急行殺人事件といえば教養として知っておくべきレベルの名作で、その真相を話してもネタバレとして批判されることはないぐらい。なのかな?
まぁおれは知らなかったんだけど、真相がどうこうというより、その動機や内面、演出にグッとくるものある。
キャストが豪華なだけあるというか、雰囲気に飲み込まれるというか…。
乗客一員を横並べに座らせて推理を展開するクライマックスはなかなかのものでした。
どうやら次はナイル殺人事件とやらが公開される。
例の如く原作は知らんが、これもまた楽しみである。
TVのロードショーで鑑賞
タイトルなし
所々寝てしまい繋がらなかった。ポアロのキャラクターがいまいち魅力的に感じず。乗客全てが被害者に関わっており、嘘をついているが、それを全て見破っていく推理は観客に全くヒントを与えず、つまらない。全員が協力し合って殺人犯すってあり?悪い被害者だから、この犯罪を見逃すってのも何だかなぁ。
ブルーアイ
好みが分かれそうなケネス・ブラナー版ポアロ
ケネス・ブラナー版のポアロ。シュッとしていて比較的動作も素早くてアクティブ。個人的には悪くないと思ったが、好みが分かれるかも。
映像は美しくて、食事も美味しそう。アングル含め今までにないオリエント急行だった。
人間関係が複雑で分かりにくい
犯人はまさかの○○?!
ずっと前に原作を読んだことがあるのにオチを忘れていたので(笑)、何も知らない状態で観れました! 最後に横一列に全員座った時に「あっ! 確か全員犯人だったっけ!」って突然思い出しました(笑) 悲しくて共感できる動機でした。 僕は出不精ですが、列車の旅もいいものでしょうね(^-^) 予告編で流れていたイマジン・ドラゴンズ?の曲、予告編にピッタリでした! 新作の『ナイル殺人事件』はリリースされたらゆっくり観ようかな(^-^)
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