探偵はBARにいる3のレビュー・感想・評価
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大好きなシリーズ、こんな時期だからこそ新作でススキノを暴れ回ってよ
原作は全巻読了しており、そこからの映画化決定となっただけに、粗探しをするかのように鑑賞してきたが、大泉洋と松田龍平のコンビが成立した時点で、これは正解なんだと強く認識した大好きなシリーズ。本人は大袈裟に拒絶するだろうが、原作にあるような年齢を重ねて酒太りした「探偵」の姿も見てみたい。今すぐというわけにはいかないだろうが、大泉洋がデ・ニーロアプローチに挑戦……妄想するだけで楽しくなる。
第1弾は小雪、第2弾は尾野真千子、第3弾は北川景子&前田敦子。これまでも魅力的なヒロインたちが登場してきたが、ヒールにも目を向けたい。今作では、空手の達人・高田(松田)と互角の勝負をする波留に扮した志尊淳の躍動ぶりにも改めて目を向けていただきたい。
こんな時期だからこそ、大通公園で、ススキノで、狸小路で、大泉と松田が暴れ回る姿をもう一度、と期待してしまう……。
長寿シリーズに育ってほしい
前2作よりもアクションシーンのリアリティが向上した。スロー再生とカメラワークと音響の巧みなコントロールにより重量感が増し、迫真性につながったのだろう。テレビでの演出のキャリアが長い吉田照幸監督だけに、テンポの良いドラマ運びはさすが。映画的なショットを要所にはさみつつ、基本的には軽妙なタッチでストーリーを進めるのがこのシリーズには合っている。
終盤のスケールの大きな山場、切なさと脱力のラストなど、記憶に残るシーンもたくさん。もちろん、雪の中の海でパンツ一丁になった大泉洋の熱演も忘れられない。長寿シリーズに育ってほしい。
豪華さUPも変わらない魅力は健在
シリーズも3本目となり、大泉洋と松田龍平のコンピもすっかり円熟の味が出てきている。古き良き東映プログラムピクチャーの香りが漂う本作の味のあるマンネリズムは今回も健在だ。
相変わらず札幌の街の空気感がスクリーンから濃く漂ってきて、街を訪れた気分にさせてくれる。今回は札幌市長や日ハムの栗山監督まで出演しているので、作品内外での街への定着感がより強く感じられる。
北川景子、前田敦子、鈴木砂羽とヒロインが3人という大盤振る舞いもあって、前2作以上に豪華な印象を与えるが、やはり探偵と高田の気の抜けた、それでいて締めるところは締めるカッコよさや、哀愁漂うハードボイルドな雰囲気といったコアなポイントは全く変わらないので、ファンは安心して観られるだろう。
いつものように 探偵がヤクザにボコボコにされるのが このシリーズの売りだと思うが、 やっぱりボコられる。 頼みにしている相棒、高田も敵わない相手がいたのだ。
動画配信で映画「探偵はBARにいる3」を見た。
2017年製作/122分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2017年12月1日
大泉洋
松田龍平
北川景子
前田敦子
鈴木砂羽
リリー・フランキー
田口トモロヲ
志尊淳
マギー
安藤玉恵
探偵(大泉洋)は高田(松田龍平)の後輩の依頼を受ける。
行方不明の彼女、麗子(前田敦子)を探してほしいという。
麗子の勤めるモデル事務所を訪ねた探偵は
モデルクラブのオーナーマリ(北川景子)の手下たち襲われる。
モデル事務所は実は売春組織であり、
本当のオーナーは北城(リリー・フランキー)だった。
北城は企業舎弟だった。
マリは北城の情婦だった。
殺人事件が2件あり、北城が扱っている覚醒剤が奪われた。
北城はやっきになって覚醒剤の行方を捜す。
「お願い。助けて。」
マリにそう言われた探偵は
普通なら絶対に引き受けない依頼を引き受けてしまう。
いつものように
探偵がヤクザにボコボコにされるのが
このシリーズの売りだと思うが、
やっぱりボコられる。
頼みにしている相棒、高田も敵わない相手がいたのだ。
リリー・フランキーは悪いやつを演じることも多いし、
いい人もきちんと演じられる名優だと思う。
探偵はBARにいるシリーズも3作目から7年を経過したのだから、
次の作品を見たいものである。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
やっぱり、全体的にキャラが好き
2よりストーリーも面白くて良かった。
最後、探偵が病院から出てきた時に言ってたセリフが、けっこう聞きづらくて、巻き戻して聞き直したけどそれでも聞き取れなくてググってしまった。
やっぱり実の子じゃないんだ。
キングムー懐かしいな。昔めっちゃ行ったな。もう、今無いんだっけ。
エンドロールの後の江別のくだり、面白かった!続編やるつもりあったみたいだけど、調べたら興行収入が1からどんどん下がってるからなかなか難しいみたい?
4やったら観たいな。
北海道のエースと薄倖な女
マドンナ・北川景子の魅力に助けられる
大泉洋とバディの松田龍平の凸凹コンビの相性の良さプラス、
今作のマドンナ・北川景子の薄倖な美女に足すことの極妻的貫禄の
座長芝居。
真の座長・大泉洋を食ってしまう程の入れ込み様です。
大体にこの映画は前半の1時間過ぎで犯人が明かされてしまう。
なのにそこからの1時間を全く飽きずに観る筋運びはおそらく脚本の
古沢良太の手腕によるものだと思われる。
ススキノの風俗に売られた少女・岬マリ(北川景子)が、
10代に探偵の俺(大泉洋)に助けられる。
「なんでもいいから生きること、命を燃やしものが必ず見つかる」
その言葉を心に歓楽街の女として階段を上がって行く。
北城組組長(リリー・フランキー)の情婦そして仕事パートナーとして
地位を固めていくが、ある事をキッカケにして北城と敵対する関係になる。
美人でお嬢さんタイプの北川景子が、極妻の様に刀ならぬ拳銃を
振り回しての殺人トリックやら、サッポロファクトリーでの大立ち回り。
れっきとした殺人犯役である。
もう添え物の造花なんかではない。
女の弱さから強かさ、任侠まで演じる振れ幅の大きい役。
女優開眼した趣である。
大泉洋と変わり者の北大助手の相棒・松田龍平の醸し出す雰囲気。
大泉洋はその望洋とした個性とお笑いセンスで、依頼人に恵まれない
ヤサグレ探偵を持ち役にしている。
そしてなんと言っても《冬の雪の北海道です。》
ロケ地は札幌と薄野界隈。
道産子としては嬉しい限り。
冒頭の薄野交差点にあるニッカウイスキーの王様のネオンサイン大看板。
北海道大学の全景とポプラ並木。
ススキの交番。前述したサッポロファクトリー。
おまけに秋元札幌市長から当時の日本ハムファイターズ監督の栗山秀樹
まで登場。
ご当地ソングならぬご当地映画である。
続編ももう一回、観たいものである。
楽しくて時間を忘れた
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ある女性を探すという依頼を受けた探偵。
しかしその女が実は風俗嬢で、ヤク絡みの殺人事件に巻き込まれたと判明。
しかもヤクザが絡んでて、かなり危険。
犯人は北川景子だった。かつて風俗嬢で流産を経験し、人生のどん底にあった。
そこを若き日の探偵の励ましに救われ、生きることを選んだ過去があった。
ある病気の児童を、流産した子に重ね合わせ、そのために金が欲しいのだった。
だからヤクを奪い、それをヤクザに買い取らせようという算段だった。
探偵は北川の依頼を受け、ヤクザにヤクを買い取らせる。
あえて人混みを選んで受け渡しを済ませ、北川と逃げる。
しかし北川が急遽大声で目立ち、警察に確保される。
その間に探偵を逃がそうとしたのだった。
北川は末期がんで、もう長くは生きられないため。
探偵は金を子供に渡す。そしてヤクザは警察により壊滅となった。
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映画館で見た。
このシリーズはそんなに好きじゃなかったが、改めて見ると面白いな。
一度も時計を見ずに見終わったのって珍しい。
龍平のひょうひょうとしたキャラもナイス。大泉も北川も最高。
夏に事件は起こらないの?
また雪の札幌だよ。夏は探偵稼業やってないんかい? 定番のパンツ一丁、サウナ、ボロ車、安藤玉恵とお決まりシーンを楽しむ。そして、北川景子の美しさを堪能する。しかし、古沢さんの脚本でも、コンフィデンスマンJPと比べると、キラキラ感がない。やはり、雪景色ではなんとなくウェッティになってしまうのだろうか。
BS松竹東急の放送を録画で鑑賞。
程良く軽妙洒脱な和風ハードボイルド
北の大都会・札幌・ススキノを舞台にした、大泉洋、松田龍平がコンビを組んだ、探偵シリーズの第3弾。前2作に比べ、ハッチャけた感じは薄くなり、少し落ち着いて地味なストーリー展開になっているが、田口トモラヲ、松重豊、リリーフランキー、北川景子、前田敦子など、多彩で豪華な顔触れの俳優陣が個性的な演技を魅せてくれる。シリーズの売りである、肩の力の抜けた、軽妙洒脱さに磨きがかかり、完成度の高い作品に仕上がっている。
主人公である探偵(大泉洋)と相棒の高田(松田龍平)は、女子大生(前田敦子)失踪事件の真相究明を依頼され、調査を進めるうちに、モデル事務所のオーナ・マリ(北川景子)に出会う。マリを追ううちに、失踪事件は、思わぬ展開を見せ、二人は次第に大きな事件の渦に巻き込まれていく・・・。
二人の女優が効いている。札幌の雪に映える北川景子の透き通るような白い肌、繊細な美しさが際立っていて眼を奪われるほど。探偵が惹かれるのも納得の美しさである。出番は少ないが、女子大生役の前田敦子も、持ち前の愛くるしさを発揮して存在感を示している。
本作は、悪党たちが多士済々。特に、一見穏やかでインテリっぽいが陰険なリリーフランキーの悪党振りは存在感十分。シリーズでお馴染みの不愛想で強面の松重豊とのギャップが面白い。やはり、この手の作品は悪党がキャラ立ちしていないと様にならない。
本作は、生真面目なイメージが多い邦画のなかでは珍しい雰囲気の作品である。ベースになっているのは、昭和のレトロ感が漂う和風ハードボイルド作品であるが、大泉洋と松田龍平のコンビが生み出す雰囲気が何とも言えない。シリアスさの中に、軽妙洒脱さを絶妙にブレンドしているので、軽妙で洒落た洋画を観ているような気分になる。和と洋のバランスが程好く、全編を通して、ゆったりとしてはいるが澱みない流れでストーリーが進行していくので、寛いだ気持ちで安心して観ることができる。
シリーズも3作目ともなると、扱う事件も徐々に大きくなり、荒唐無稽になりがちだが、本作には、そういう気配は微塵もない。作品の持ち味を堅持している。大泉洋と松田龍平の個性を最大限に引き出すことを最優先した作品創りが奏功している。
エンドロールの最後に仕掛けがあるので、場内が明るくなるまで、席は立たないで欲しい。本作は、邦画としては異色の雰囲気を持っているので、今後も定期的に見たい貴重な作品である。
全部見終えた
探偵はbarにいるシーズン3、最新話です。1,2を含めて全部1週間くらいで見た。スピード感。
1,2に比べるとストーリーが少し複雑化していて、今までシンプルだったからちょうどいいくらいだった。謎解きするわけではないけど、探偵が気づくタイミングが心なしか前作より早かったような。
改めて高田がいい。高田のキャラが良すぎるし、好きすぎてそれだけでも今後のシリーズが気になる。今回も大活躍な上にいつもは無気力な高田のやる気が見れて最高だった。
そして今回は何よりも北川景子が素晴らしかった。演技うまいんだなと今回初めてじっくり見て思った。怒ってる時とか脅す時とか、大きい感情を表現するのが上手い。あとめっちゃ美人。当たり前だけど。北川景子になら騙されても仕方ないな。
今回もアクションは派手めで、見応えあった。1番最後の逃走劇が1番面白かったけど!笑
ディープな作風が特徴で、そこが気に入ってたところでもあったけど、だんだん回を増すごとに現在に近づいてきてるのを感じる。今回は夜の店の話がメインで、そこは最近も話題になったりテーマになったりしてるから、分かりやすくてよかった。
やっぱりこの作品は世界観が1番いいなと改めて思った。北海道行きたいな〜〜見るたび北海道に行きたくなる。そういう映画。
熟成
面白かった。
3作目になり脂がのってきた感がある。
1番美味しくなってきた所で食べれないとか残念だ。バディ感もいいし、何より雰囲気が◎
大泉氏のモノローグが、往年の探偵物には必須だったハードボイルド感を醸し出す。
なのだが、本人達は泥臭く、生っぽいものとのギャップがこれまた堪らない…。
女にすこぶる弱いって事でもないのだけれど、弱者にとことん付き合う感じが、また良い!
依頼主を守る。
でも、その依頼が解決した後までには干渉しない。
3作目にして大泉氏の当たり役だと思われる。
内容も結構入り組んでて好きなのだけど、BGMのセンスだけが合わない。
音楽自体は嫌いじゃないけれど、あんなに頻繁に挿入せんでも良かろうに…。俺には耳障りだった。
アクションも一癖あって楽しい。
ラス殺陣とか、実際当たってるような表現で作られてる。しかも1カット風味だ。
作風にマッチしてたように思える。
北川さんが良かったなあ。
バーで「助けて」と言うシーンとか最高だった。
エンドロール後にオマケのシーンもそこそこ面白い。
また、作ってくれないかなあ…。
なんていうか、3作目にしてようやく方向性が定まった感じがあり、これからが楽しみなままの終幕が悔やまれる。
東映さん、お願いっ!
全213件中、1~20件目を表示