ドリームのレビュー・感想・評価
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内容も良いけど音楽もGood!です!
内容自体は実話を元にした
「立場の弱い人が持てる力と強い意志で周囲の人々を変えて行く」話。
こういう映画は大好物なので手放しで褒めます!!(笑)
話も良いけどこの映画は
「ハッピー」でお馴染みのファレル・ウィリアムスが手がけた
1960年代風の音楽が最高に良い!!
初っ端から乗りの良さで思わず体が動いてしまった。
映画の冒頭、異常なほど警官を恐れる主人公達の態度から
どれほど当時の差別が激しかったが伝わって来る様な
人種と女性と言う二重の差別の映画でありながら
黒人の人々の明るいパーティーシーンや
「ヘルプ 心がつなぐストーリー」を彷彿とさせる
黒人の本音シーンなどは音楽と相まって小気味よく
暗い気持ちに支配されることなく、楽しく観れます。
それとケビン・コスナー演じる上司が
単純に良い人というのでは無く、大きな仕事を成し遂げる為には
「差別など全く非効率なもの」として排除してゆく姿は
仕事でちゃんと人を評価するいかにも「仕事人間」っぽくて
観ていて信用できる!!
また、オクタビア・スペンサーと白人女性上司とのやり取り。
「差別はしていないわ」と言う白人女性に
「解ってる。〜そう思い込んでる事も」
ああ、痛い!
自分も思い込んでいるだけではないだろうか??
思わず、胸に手を当ててしまう!
3人の女優達はみなそれぞれ流石の名演技でした。
キャサリンを演じたタラジ・P・ヘンソンさんは
セリフだけでなくあの数式を覚えて黒板に書くのは
きっと大変だったろうな〜〜
とにかく、爽快でスカッとする映画です。
絶対観て!!!!!
★もう一度観るなら?「映画館で2度観た!!」
差別と英才教育
NASAもので忘れられないのはアポロ13。実話の映画化は嘘っぽくなりがちだがよいできだった。あの映画ようなドキドキハラハラは少ない。
でも嘘っぽさがでなくてよかった。
公民権運動以前に有色人種が英才教育を受けられたのが興味深い。理不尽な偏見と理想を追求するdynamismが入り混じった社会は絶望と歓喜を生み出すのだなあ。もう少し落差を緩やかにできないものか。
ケビン・コスナーは声がいい。
ありきたりのストーリーをいかに盛り上げるか
「正しさ」を押し売りしている映画
絶賛のレビューが多い中でこんな意見は恐縮なのですが、正直そこまでの傑作というようには感じませんでした。個人的には脚本が練り込み不足とも感じます。
この映画に好感を持つ人が多いのも分かります。なぜならこの映画が伝えようとしていることは、社会倫理的に「正しい」ことだからです。「正しい」主人公が「正しい」ことをして「正しい」結末を迎える、という映画なので、賛同を得やすい映画ではあります。
ただ、この映画、主人公の「正しさ」との対比として「正しくない人々」が登場しますが、この「正しくない人々」の描き方があまりにも表面的過ぎます。
同僚の白人男性を代表するキャラであるポールは、ただ単にキャサリンに間違いを訂正されるということに終始し、白人女性のミッチェルはあの時代に女性が働いているということで差別される側でもあったはずなのにそこの部分は全く描かれていません。彼らもNASAで働いているということは優秀な人物であり、主人公たちと目標が一緒なはずなのに、彼らが主人公たちと力を合わせるような場面が無いあたりに、映画の作り手側の大人気なさを感じます。
ケビン・コスナー演じるハリソンは忙しいキャラで紹介されてたけど、そんなに忙しいようには見えませんでした。トイレの看板を外すぐらいならわざわざお前がやらなくても業者に任せれば良いじゃん笑
そんなに忙しくなさそう、というのは映画全編がそうで、一応「お母さん、最近帰るの遅いね」的な台詞を子供たちは言いますが、その場面以外で忙しくて家庭生活の方が疎かになってるような描写がそんなに無かった気がします。逆に友達と揃ってパーティを開いてる場面は印象的でした。
プライベート描写のせいで映画全体が鈍重になってる気もします。プライベートの描写は出来るだけカットして100分ぐらいの小ぶりにまとまった作品だったら良かったです。
脚本に関して、映画のラストに宇宙船が無事に大気圏突入出来るのかどうかを盛り上がりポイントとして入れてますが、史実に基づいている映画って言っちゃってるために、「無事に生還できました〜」とか言われても、「うん、そうだろうね」という風にしか思えませんでした。こういう実話ベースの場合は、映画の冒頭に達成された歴史的偉業を持ってきて、そこに至るまでにどの様なドラマがあったのか、ということで観客の興味を引っ張っていく方が良いと思います。
今作は数字の計算における「絶対的な正しさ」と、差別・偏見に対する「社会倫理的正しさ」という2つの「正しさ」がどこか混合してしまっている感じがします。
物語の中に、観客に対して具体的にキャサリンがどの様な計算をしているのかを分かりやすく説明しているが一切無かったために、彼女がどんなに複雑そうな計算を解いても、カタルシス的な盛り上がりは薄かったです。作り手側がそんなに数学の部分に興味が無かったんじゃないかとも思えてしまいます。
記録文章に自分で自分の名前を挿入するあたり、「まあ、正しいことしたにしても、図々しいよね」って思いました。キャサリンからではなく、ハリソンまたはポールからの提案で名前を挿入するという流れならスマートだったと思います。
良かった点としては、差別描写がヘビーじゃ無かった部分です。全体として軽い雰囲気なので、誰でも楽しめる映画であるのは間違いないです。
音楽を含めて軽快な雰囲気は良かったけど、120分は長いかな…。
あとは、メアリーの裁判所での場面はグッと来ました。でもメアリーは本筋とは関係無かったな…。
全体的に現在におけるポリコレ的な「正しさ」を詰め込みすぎたせいでダラダラしてしまった印象です。
社会倫理的な「正しさ」にかまけて映画のネジを締める作業を忘れてしまった感のある映画でした。
「正しさ」を詰め込んだからって良い映画になるわけではないと思います。
見応えのある作品
やはり人!です
前例なきところに前例を敷く情熱
giftedを観たら
この映画がまた観たくなった。
大きいスクリーンではもう見納めかな。
埋もれゆく状況の中で
自力で輝いていく女性たちの姿に
心底魅せられる。
さあこれからまた前に進もう!
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2017.11.8 TOHOシネマズみゆき座にて3回目
再度向上心を充電。
爽やかな感動に自然と笑顔が溢れる。
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2017.10.25
TOHOシネマズ流山おおたかの森にて2回目
おいらのようなおやじにも
人生のミッションを
見つめ直させてくれる
そんな前向き極まりない一本です。
コミュニティの中にいる安心感と
宇宙特別研究本部の緊張感との間の
インパクトが実に印象的。
オクタヴィア・スペンサーの
堂々たる貫禄に目を見張る。
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2017.10.10 TOHOシネマズ日本橋にて1回目
NASAって南部にあったのね。
そして人種分離政策を謳った州法に
しっかり則っていたことを知り愕然。
そんな環境下に置かれた主人公たちが
実力に裏打ちされた自信を糧に
前例となるべく奮闘する姿が
卑屈になることなく描かれ
心地よい上に爽快感すら感じられた。
ファレルの軽快な歌声が
物語の明るさを引き出し心に残る。
差別が根深い1960年代初頭に黒人で女性というダブルマイノリティの...
オシャレでファンキー
痛快
輝く女性たち
男女差別のない才能、能力評価
予告編の「ラ・ラ・ランド」を超えた・・・
というフリに完全にはまってしまい
鑑賞しました。優劣だとどっちだろうと悩みますね。
誰かにこの映画、お薦めだよって言うのは
控えています。
その人の趣味、嗜好、感性なんて自分と
合うなんて事ないから・・・
だけど、この映画は万人受けするんじゃなかなぁ~
だって実話だし、何か困難に向き合っている人は
勇気もらえますよ。ということで、お薦めの1本です。
上映館数は少なく、年齢層も年配の人が多かった。
もっと若い人が見たらいいのに・・・
ソ連とアメリカの宇宙開発競争はあまり
興味ないかな・・・
まぁ、自分も大して知識あるわけではないけど
裏側でこんな話があったなんて驚きでした。
黒人問題を取り扱った映画は多いですが・・・
才能や能力があるのに十分に
発揮できない職場環境って
腹が立ちますよね。ブチ切れてしまいそうな
状況が多々ありましたが
なんで、そんなに毅然とした態度を
とれるのだろうと感心します。
でも、コツコツと自分の出来る事を淡々と
こなしている姿・・・
いつか花開くんだろうなと前半部分はひたすら
我慢の展開でした・・・
自分たちだけでは状況を変えること難しく、
白人主義を一変させる
上司の対応にヨシってガッツポーズしたくなるほど
中盤は胸がすく展開の連続。
主人公は数学の天才、しかし時代は進んでいき
コンピュータ全盛の時代になっていき、
仕事を失う時期が訪れるって
思いながら見ていました。
何かが便利になれば、誰か損する人が現れる。
時代の波に飲まれていくのかなと
悲しい気持ちになりましたが・・・
まさかの胸アツ展開に・・・
宇宙飛行士の彼女の計算なら信じる・・・
号泣でした(笑)
こっそりメインフレームを操作して
派遣した技術者を凌駕したり
世界初の女性技術者を認めたのはあなたの功績って
裁判官を説得してみたり・・・
本当に強い女性たち。この強さ、憧れます。
邦画タイトル、なんでこれなの?と
いうのが多いですが
鑑賞後、このタイトル素晴らしいと感じました。
切れ者が認められるのは美しい
全てがかみ合ってます!
ほとんど予備知識なしで、
評価が高いことに気づいて、
ふらりと観てきました。
三人の女優さんが、本当に素敵です。
久しぶりにケビン-コスナーさんも
いい味出してました。
中学生くらいからなら、
家族でも楽しめる映画です。
音楽が元気になれそうなので、
サントラ欲しくなりました。
脚本、出演者、音楽、映像などバランスが良い。
観た後に、ホッとする映画でした。
今のところ、今年最高の映画だと言えます。
残念なのは、
あまり宣伝してないので、
みんな知らないのではないか。
邦題は、他になかったのかなと思いました。
帰ってきて、アマゾンプライムで
ライトスタッフ観てます!
成功の裏に
100年後に残る判断を‥‥しなくちゃね
ソ連とか宇宙(軍拡)競争とか差別とか男性上位社会とか‥‥決して簡単ではないし、今でも解決どころか複雑化しているようなものもありますが、少なくとも闘う相手(敵?)としては分かりやすい。
それに比べると原発廃炉の予算や人員をどうするか、とかテロとか難民とか、高齢化に伴う諸問題等々、は一体誰を相手にして、何をどう頑張れば道が開けるのか、といったことが見当もつかない。少なくとも個人レベルで闘う手段が思いつかない。
『前例のないことに挑み、前例を作ればいい』
一人ひとりがそれぞれの持ち場で、それぞれのやり方で、何か今までと違うことに挑む、という社会的な合意を形成し、政治はそれを妨げるような法律や行政のシステムを変えて行く。誰もが『知られざる人たち』(原題)になれる社会。
今度の選挙でそんな方向感が見えてくる結果になればいいのにな、と夢見てしまいました。
100年後に残る判断を我々もしなくてはいけないのですよね。
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