ノクターナル・アニマルズのレビュー・感想・評価
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感想
最初びっくり。
ふくよかな女性の裸でダンスはなんだったんだ。
主人公がアートディーラーということで、仕事ぶりのただの描写か?ハァハァ聞こえたけど…。
先鋭的な芸術はよくわからなかった。
元旦那が送ってきた本は、三人の男に絡まれるところすごく怖かった。
その後の展開も最悪で、本の話だけで十分一つの映画で、彼女が読んでいる現実とどういう関係があるのか疑問に思いながら見る。
ジェイク・ギレンホールの演技力すごい。
彼女に怖いと思わせるくらい実力をつけたことを知らせたい?
そして自分の苦しみも体験してほしいのか。
昔の彼からは想像もつかないような内容の本。
最初に君のおかげで、みたいなメッセージがあったから、彼女との別れが影響してて、ラストのレストランで待ちぼうけの彼女は自分が彼を傷つけて変えたことに罪悪感を感じてる気がした。
衝撃的で悲惨な本を書けるようになった僕は変わったとメッセージが込められてる。
彼女は優しかった彼を変えた自分のしたことを悔やんでるように見えた。
日中の彼女に影響を与えるくらい、恐怖心を感じさせるくらい、彼の本はすごくなってた。目につくものの意味が変わる。
過去の回想で、主人公は不自由のない暮らしを求めてた。
序盤の主人公は退屈そうで、不自由のない暮らしを手に入れだけど、愛がなくなってた。
元々主人公は、愛に重きを置いていたのに、母親の考えが積もっていって、富のある安心感の方が大事になっていった。
お父さんの方のジェイクは最初気弱で娘と妻を守れない、銃で打てなかったけど最後は撃つ。
煽り運転してきた男たちが絡んできて色々いう言葉。現実の方のジェイクが主人公に言われたくなかった言葉かも。
本の中の娘と妻が殺されて、そうなるだろうと思って見てたけど最悪。
現実パートで堕胎の回想があってそれを見た後だと、主人公はならずものの側だと言われてる気がした。
父親がモーテルで自分を責めたり犯人を探してる時苦しんでる姿は、離婚した後苦しんだのかなと後から想像した。離婚後19年らしいし。
19年引きずってる。
インパクトの強い最初のシーンがある意味がわからない。考えてみる。
浮世離れした金持ちの楽しむ芸術?
滑稽さ?
彼女の仕事の意味のなさか?
彼女も手応えを感じてないみたいで、やりたいことではなくて、金になる仕事だからやったみたいなことか。
太ることはジャンクを表してるらしいけど。
欲望のままに食べてふくよかなモデルは金持ちたちを表してる?
エンドロールが流れ始めた時ため息が出た
本当に良い最後でした。
悲しみの種類としては、誰もが一番経験しがちな失恋ではあっても、これほど一人の人間の傷心を深く広く表現出来る映画には感服しました。
現在の彼が小説の中でしか姿を見せなかったラストは、本当に素晴らしかったです。
作中、彼がどれほどの作家になったのかは分かりませんが、これは、ひとえに「復讐の物語」で片付けて欲しくない作品です。
この読後感を忘れたくないため、ほとんど自分用にレビューを書きました。
小説の中のお話
半分以上がジェイク・ギレンホールが書いた小説の中のお話。
終わった時は理解できてなかった。
いつものカッコ良いジェイクじゃなくて情けないジェイク。
最後胸糞悪い終わり方した。
オープニングのインパクトすご
元旦那からの小説の世界と現実と過去がリンクしながら螺旋のように進行していく。
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この物語は僕にとって、人を投げ捨てにしてはいけない、という事を表している。現代、僕らはなんでもかんでも簡単に捨ててしまう文化の世界に住んでいる。すべては消耗品で、人間すらも捨ててしまう。
スーザンは自分が求めていたものすべて、外側から見れば自分の理想の人生を手に入れているが、内側は死んでいるんだ。そしてこの小説がきっかけでそのことにはっきり気が付く。彼女自身もほとんど気づきかけていたことなんだけれどね。
これが中心のテーマなんだ。僕にとってとても重要なね。誰かを大切に思うなら、誰かを愛しているなら、投げ出してはいけない、手放してはいけない。
(「ノクターナルアニマルズ トムフォード監督が解き明かす解釈。」より引用)
なんか胸糞悪いなぁ
小説って感じでしたが
なんだか全体的に胸糞わるいなぁ。
おとしろいという感情が一度も浮かばずに終わった作品でした。
なんかなぁ、気分がずっと沈む感じ。
合わなかったなぁ。
冒頭のふくよかな女性の全裸シーンもシ
きっと意味のあるシーンなのでしょう、
なにかメッセージがあるのはわかりますが
長すぎて、それどころじゃないです。
最後、彼をレストランで待っているが
あれは現れない、それは彼の復讐だったんですかね。
結局うまくいかないとすぐ他へいく女性でしたね。
小説で彼女の想いを断ち切る
元カレの小説が
贈られて来るところから
…始まる
小説の登場人物は筆者の元カレと
贈られた彼女と娘の三人が出てくる……が
小説が現実に起きたかの様な展開で
読むという感じではなくて
ほぼ小説の世界を映像で見せられているので
元カレのとてつもない悲しみや苦しみが
計り知れないほど伝わってくる
小説の世界にグイグイ惹き込まれていく
彼女も読んでいる途中で涙を流す場面も…
最後は元カレが自殺をはかって
死んでしまう…設定だが
元カレの彼女を好きだった十九年間の想いと
苦しんできた想いを小説を書くことによって
終わりにしたかった…だと思った
…小説を書き終えた時点で
彼女の想いを断ち切ることが出来た
何時まで経っても元カレが来ないレストランで
ドレスアップして
元カレを待っている彼女の姿が印象的です
お互い愛しているのに傷つけあうふたりは
一緒になることは無理なのかも知れません
結局、皆弱いのでは?
2つの復讐
サイコ煽り運転野郎どもからのサスペンス
身の毛もよだつ「煽り運転被害」のシーンが延々と続きます。そこで嫌気がさしてしまう方もいるかもしれません。そのシーンは元旦那の書いた小説の内容だったんですね。切り替わりがよくわからなかった。いや、それはただの小説なのか、、、
見てのお楽しみです。
昔は田舎道を夜中に走ったり、健全ではない生活をしているとわりと煽り運転の被害に遭う確率が多かったけど(職務質問遭遇率も似たようなもの)今は昼間に健全と普通に安全運転をしていてもサイコに絡まれることがあるからね。理不尽極まりないよ。
所在なげに昼間や夜中に外にいないことだね。屋内にいるか忙しそうにオフィス街にいるかしないとすぐ不審者扱いだ。
前科のある方は尚の事面倒くさいね。
6割くらい進んだところで心臓が弱い方には
腹の立つ脅かしがあるので気をつけて。
残酷な内容もキツい人にはキツいと思います。
最後のラストは元旦那の復讐だったとと言う事か?
それとも小説の内容は現実の、、、
あの待ち合わせのメールは誰が、、、
謎めく終わり方でした。
最後まで引き込まれるなかなかのサスペンス作品でした。
たまにこう言うたまたま見てみたら思いのほか面白かったというパターンでした。
数年前に婚活アプリで知り合った元GUCCI店員で画廊で働くめちゃエレガントな高嶺の花のいい女と麻布十番のイタリアンレストランで会った事を思い出した。
僕が本当は金持ちではない事をすぐに見抜かれてLINEを即ブロックされたっけ。
終わり方が好き
エドワードがスーザンに小説を贈った
それだけの話なのに小説の内容と
自らを重ねていろんな想いを巡らせるという
もっと言えば、元夫や現夫側のストーリーはなく
スーザンただ1人の心情の変化だけで話が進みます
20年ほど連れ添った夫に愛されもせず
沈んでいるところで元夫からの小説
彼はこんなにいい作家になったんだ、、
何年も経つのに私に贈ってくれたのね、、
エドワードごめんなさい、こんな私で、、
もう一度会って話をして謝って、許してもらえたら
ここからもう一度、私の人生やり直せそう
なんて安易な考えが伺えてしまう、あのドレス
私がエドワードだったら
まじか、、どういう気持ちで来たの、、
僕は水に流すつもりだったのに、、
君は僕に何をしたか覚えてる?
なんて思っちゃいますね、女々しいけど
主役のファッションで物語る、、
さすがトム・フォードというべきなのか、、
いい歳になって地位があって
女性としてのプライドもあって
そんな彼女が気合い入れて、鏡に映る自分を見て
ふと我に返り気合いを入れすぎた口紅を少し落として
色んな思いが巡りながら淡い期待を膨らませ
ディナータイムに1人ひたすら待つという屈辱
シンプルにメンタルにくると思います笑
でもここまでも、すべてスーザン側だけの話
エドワードの気持ち的には復讐する気もなかったように思えます
エドワード側のストーリーは語られていないもので、、
ただ、ただ、スーザンがひとり舞い上がっただけの話
バンドデビューしたら元カノから連絡が来て
久しぶり〜!元気だった?曲聞いたよ!
めっちゃいいね!久々に話ししたいな〜
今度ご飯でも行かない?
エドワード側からすれば、それと一緒のような笑
こっちはこっちでもう日々忙しいから
約束、、あ、忘れてた、、みたいな事かもしれない
なんて観た後も色々想像できて楽しい作品でした
愛していた人の子供を黙って
おろす事ができてしまう感覚の彼女は
その後も現れないエドワードに何を思うのか
恥をかかされたと思うのか
己の浅はかさを恥じるのか
全体的にアート推しで印象的だったのが
小説の中の妻娘の痛ましい遺体とスーザンの娘がベッドで美しく横たわるシーンに繋げだことにハッとしました
意味合いが違うのに同じ図であるために対比してしまう観る側ためだけの視覚的な演出
ワンカットだけど、すごいなと思いました
あとはあのラストの対比
華やかに着飾った彼女が惨めな気持ちになっているであろうその顔でエンドロール
(あー、やっぱ洒落てる!)
1発目に出た感想がこれでした。
レビュー
深く傷つき先へ進めない男の復讐物語
5回観ました!
テーマは「愛」?
過去・現在・小説
3つの軸でリンクして物語が進み
色んな揶揄があり
見るたびに新しい発見できて
とても味わい深い作品でした!
鑑賞時の自分の心境によって、また見え方が変わる作品だと思います。
●オープンニングの、裸のふくよかな女性が踊るシーンはインパクトがあり、どんな揶揄か、最後まで見るとわかります。
→私は、スーザンの手厚くしてくれた男性への怠慢を表現しているのだと感じました。
●劇中の小説の内容はショッキングなものですが、それは一体、元夫エドワードがスーザンにどんなメッセージを送りたかったのか?
→ラストシーンを含めて、私はエドワードの復讐だと思いました!劇中に登場する家族、それはエドワードが失なったモノ。それがすべて、エドワードのメッセージ。
●「ノクターナルアニマルズ」小説のタイトル、これは何を指してるのか?
→私は、スーザンやスーザンの家族のことだと思いました。
一見、主人公はスーザンですが、実は、エドワードの物語だと思いました。
男性目線、女性目線では感じ方が違うと思いますが、男性目線の作品だと思います。
ファッションデザイナー、トムフォードの作品だけあって、アート的な表現も楽しめる作品です。
タイトルなし(ネタバレ)
オープニングが強烈。
あれはアートなの?
理解できない。
ストーリーも結構謎めいてて結局ただの復讐なのか、それとももっと深い意味があるのか。
どう解釈すればいいかわからなかった。
すごく惹き込まれた
途中から劇中劇がメインなのか、本筋のストーリーがメインなのかわからなくなった。スーザンに元夫のエドワードが送ってきた小説をスーザンが読み進むたびに、映画の中では映像として再現される。
最初のシーケンスは、旅行にいく家族が携帯電話の電波も通じない辺鄙な場所で、しかも真夜中に、チンピラたちに絡まれる。これがまた、チンピラのたちの悪さとお父さんの弱々しさが相まって、見ているのがつらい。名古屋アベック殺人事件を思い出してしまった。その先の悲劇的な展開が想像できるほど、チンピラたちのいたぶり方、弱みにつけ込むやりかたというのが、実に生々しい。演技という意味では、完璧と言っていいほど、観客に不快感を与える。
もう途中から、小説の方に興味が惹きつけられてしまい、現実世界の方がサブストーリーに感じるくらい。ジェイク・ギレンホールは、さすが上手いね。暴力や恐怖に怯んでしまう弱々しい男を見事に演じてる。
ラストシーンの意味は、なんとなくわかったが、あまりにも余韻がありすぎ。気になってネットで検索していたら、トム・フォード監督の解説を見つけた。なるほど、そうなんだと一人合点。トム・フォード監督は、ファッションデザイナーとしても大成功しているっていうじゃない、天は二物を与えすぎだね。次は、どんな映画を作るんだろう。
小説パートは良かった!!
オープニングの謎のグロ映像で吐いたり寝込んだりした方もいるのではないでしょうか。小説パートは怖くて面白かったですが、正直ヒロインに固執する理由もヒロインの魅力もそこまで感じなかったので、期待したようなオチ(2つのパートが融合する)も無く残念でした。
現実世界では何も起こっていない
現実世界では何も起こっていない。劇中劇の配役など、主人公が読書をするさいに心の中で繰り広げるイメージに、一喜一憂が宿る。
現実世界における主人公の元恋人同様、劇中劇の主人公にも、ジェイク・ギレンホールが配役されている時点で、「これは主人公が割り当てたのであり、監督が、分かりやすさのために割り当てたのではない」と気づかなければならない。
「この劇中劇は、主人公の元恋人が紡いだ文章そのままではなく、文章から繰り広げられたイメージー主人公の中のー」だと。
かくして、現実世界の反映=劇中劇という立式がなり立ち、現実世界で過去に何があったのかを探る旅が始まる。それは本を読むのではなく、読み手の心を読む旅だ。本の中ではなく、主人公の脳内に。
タイトルなし
劇中劇。元夫ジェイク・ギレンホールから小説が送られ、作品に引き込まれるうちに元夫を捨てたことを後悔するエイミーアダムス。ラスト会いに行くが結局現れず、復讐劇完結となる。劇中劇に出てくる刑事マイケルシャノンも旨い。構成が素晴らしい。
全153件中、21~40件目を表示











