グレートウォールのレビュー・感想・評価
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これはこれ
この作品、色々言い出したらキリは無い。
万里の長城にまつわる興味深い逸話かと思いきや、まさかのvs怪物のファンタジー・アクションかい!…とか、
万里の長城はその恐ろしい怪物防衛の為に造られたって、オイオイ!…とか、
何で西洋人があの時代、こんな所に?…とか、
都合よくあの時代に英語を話せる中国人が居るとか、
ハリウッドと中国の仲良しこよしもここまで来たとか、
…などなど。
まあだからこの作品は、くっだらねー!ありえねー!駄作!…と、叩けば幾らでも叩く事が出来る。
でも、三蔵法師の天竺までの旅だって実際は孫悟空も沙悟浄も猪八戒も居なかった。ジョン・ウーの『レッドクリフ』だって映画的に相当脚色されてるだろう。
つまり、それらは良くて、これはダメ!…っていうのもちょっと酷い話。
これはこれ、“超フィクション史劇ファンタジー・アクション”として見れば…
スケールやスペクタクル性は巨費を投じただけあって迫力あり。
赤・青・黄の甲冑兵士の軍は画面映えする。
アクションもさることながら、やはり怪獣映画好きなので、怪物…いや、もうKAIJYUと言って差し支えない“饕餮(とうてつ)”が現れると、ついつい見てしまう。
ビジュアル、獰猛さ、生態、地を覆い尽くすほどの大群など、なかなかの脅威と面白味。
何だか鳴き声が時々『ジュラシック・パーク』のTレックスに聞こえたけど。
マット・デイモンは偉いと思う。
オスカーを獲れてたかもしれない『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の主役の座を友人の弟に譲り、自分は国際交流。
アンディ・ラウはさすがこういう時代にぴったり、勇敢な女司令官ジン・ティエンはキリッと凛々しい。(何処かで見た顔…と思ったら、『キングコング 髑髏島の巨神』に出てた人ね)
チャン・イーモウ版『PROMISE』とでも言うべきか。
『あの子を探して』『初恋のきた道』など名作人間ドラマや『HERO』『LOVERS』など華麗な武侠映画を手掛けてきた名匠も、たまには漫画みたいなアクション映画を撮りたかった…のかな。
映画は時に割りきって観るべき。
これはこれ。
異国と異国の共演は嫌いじゃない。
異国の者同士、分かり合う。“信任(しんれん)”。
とてもとても、最高!傑作!…とは言い難いけど、これはこれとして、割りきって見れば…。
…とは言ってるものの、『忠臣蔵』を“超フィクション時代劇ファンタジー・アクション”にした『47RONIN』は、日本人としてどうしても腑に落ちないんです。
困った事に。
モバゲーですね
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楽しめました
2017-12
ジン・ティエンが、
実物フィギュアのように美しい。
迫力ある映像に見入って、あっという間に終わっちゃった。
レビューはあまり高くないみたいだけど、こういう映画にあんまりストーリー求めてない私には楽しめました。
あの時代になぜ西洋人が?
ヨーロッパ人から習った英語がアメリカ寄り?
とか考えたら負けな気がする。
だってフィクションですから!
一種のアトラクションに乗った気分で楽しめました。
淡い色は一切使わない、鮮やかな色の使い方が潔くて綺麗。
城での戦い方も斬新。
コスパ悪くね?なんて考えたら負け。
ボスの死に方は、確かにえ?それで死んじゃうの?ってなったけど🤔
ジン・ティエンがとにかく魅力的。
フィギュア発売されてるのを見て、実物と見分けがつかなかった。
言い方悪いけど、作られたように綺麗な顔立ち。
ルハンの純粋な表情もいい。
デイモンさんは、デイモンさん。
あまり目立たず、なんだか普通のデイモンさん。
酷評されてるけども、一度見る価値はあると思います。
色
圧巻の絵面であった。
極彩色の鎧
大陸のフォルム
大陸色が前面に押し出された超大作だった。
ホントにクソ真面目に遊んだような印象。
元の柱はファンタジーなのに、外堀に時代考証と現実味をふんだんに散りばめたかのような。
ただ、展開が早い。
そして、最初の戦いのインパクトを最後まで超えられなかった。
ほぼ、戦いが中心でそれ以外はオマケのような感じだ。
どうにもサービス過剰というのか、潤沢な資金の弊害というのか…盛り過ぎ感を感じる。
そこまで、アピールしなくてもと、作品の端々に感じてた。
物語的にはサイドストーリーの扱いがひどくて、それならいっそまとめて良かったんじょないかと思うくらいである。
義の精神や漢字、自己犠牲や忠誠心など日本のそれとは違うのだろうけど、通ずるものは数多くあり、日本の精神論だけが世界中で賞賛されてるのが不思議だと思った。
そして、今も尚、その精神は名残などではなく、大陸には脈々と流れてるのだろうなと思う。
それにつけても、
大陸の女優さんは華やかだけど、男優さんはパッとしない顔ばかりだなあ。
好みなのだろうな。
面白かった!
怪物が相手。
人海戦術にCGは使われているのだろうか。
万里の長城には一度行ってみたいと思っているのだが、それは実現しそうにない。ならば映画で、と思いきや、実像とは少し違うような。
その威容は十分に映像化されている。その巨大さ、おそらくは堅牢さ。
敵は60年に一度襲ってくる怪物たち。ただただ集団で襲ってくるだけだが、時に驚くべき知性を発揮する。
歩兵が黒、射手が赤、女性は青。
このような色づかいがチャン・イーモウである。でもそれは敵も兵士であったときに効果を上げるのであって、今回の場合は映像的に映えるというほどではなかったかと。
昔、角川春樹がやった「天と地と」くらいでないと。
敵は圧倒的に強いのだが、それをどうやって倒すのか。興味はそこにつきる。
チャン・イーモウの画面作りは、年々派手になっていく。「紅いコーリャン」が懐かしい。
美しいけど痛快とはいえない歴史アクション
凄くたくさんの怪物が来るよ
これ、壮大なバカ映画でした。
NSMM no story many money
饕餮(とうてつ 中国古代の伝説上の怪物)は、英語ではそのまま ビースト って言ってたな。野獣か。
それがたくさん襲って来ても、弓矢剣でバッサバッサと打ち倒す、気持ちいい〜、という映画でした。
主人公と中国将軍の恋、気弱と思われた若者の主人公を救う自爆とかストーリー、感動どころがあるんですが、一応はさんでみたという感が強く、ストーリーの骨をなしていないんだよね。
主人公が、金のために傭兵を勤めてきたが、中国軍の「大義の為に」という生き方に共感するという筋が骨格なのだが、饕餮は頻繁に、かつ大量にやってくるので、先ほどの恋も犠牲も本筋も片手間になってしまうわけです。つまり、これは怪獣映画なのですね。
とても、楽しめました
長城
娯楽ファンタジー
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