「日記に潜むもの」ユリゴコロ くりさんの映画レビュー(感想・評価)
日記に潜むもの
日記を書くと自分の頭の中が
整理できます。
そして、もやもやしたものを
言葉にする事で、自分の頭から
違う場所に移したと
暗示をかけることで
少し忘れることもできます。
だから、
日記は人には見せない
内面の物語が潜んでいるので
他人のものは見てはいけない。
前から思ってましたが、
改めて納得しました。
知らなくてもいいことを
知ってしまった結末は計り知れない。
悪意のない好奇心が、全てを
変えてしまうのは現実でも
あることです。
前半の二人の出会いから
一緒に暮らし始めるシーンでは
まだ記憶にある昭和の恋愛映像と
だぶって重みと温かさが
混在していていました。
縁がある二人は、何かつながって
いるかのように惹かれ離れない。
過去のある出来事が接点につながって
いたとは衝撃でした。
姿が変わっても、年月が過ぎ去っても、
出会った時の心の声がよみがえれば、
二人の絆は永遠でそれを
拠りどころに暮らせる人は幸せです。
心の闇はみんなあると思うけど
その闇とどう向き合うかは
人によって様々です。
願わくば、のみ込まれないように
人とのふれ合いが大切。
いい出会いが鍵なんでしよう。
くり様
原作があまりに傑作で、既読のレビュアーさんは私みたいな感想を持っているみたいです。
かの鳥は、既読のレビュアーさんも絶賛していました。
ユリゴコロは実写化が難しい作品だったのかもしれませんね〜
観てから読んだ方が楽しめる!
わかっていても読んでしまうんです。
映画のための小説じゃないから、
作り手の力量の見せどころですね。
くり様
ユリゴコロ、高評価ですね。
原作読まないで観ると、2人の出会いとかも
え?あの時…と、驚くのではないでしょうか。
原作を買って読まないようにして、映画を観てから
読むようにしていたのですが…
ジャパンプレミアに行けなかった悔しさを消化できずに
本作は魔が差して読んでしまいました。
後半が映画と違うので、ぜひぜひ小説も。