劇場公開日 2017年8月26日

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パターソンのレビュー・感想・評価

全206件中、101~120件目を表示

5.0ルーティンの中の小さな変化

2017年12月12日
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鑑賞中、気がついたらニヤニヤ、いや、ニコニコしていたことに気付いた映画なんて初めてだった。 「空白から始まる可能性もある」という長瀬正敏演じる詩人の言葉がこの作品の全てを言い表しているように感じた。 毎日が平々凡々と過ぎていくような、単調な生活であるようだが、感性のアンテナを研ぎ澄ましていれば、いろいろなことに発展していく芽が育っていることに気付く。 ローラの生活はまさにその象徴であるし、バーのマスターもそんな日常を楽しんでいる。 そんな心持ちでいると、喪失もまた出発に感じられる。 a〜ha!だからニコニコしていたんだ。

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Masa_king01

5.0幸福

2017年12月5日
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幸せ

萌える

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kkmx

4.0暑い夏の日、日陰で文庫本を読む。その場面を呼び起こした映画「パター...

2017年12月3日
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鑑賞方法:映画館

暑い夏の日、日陰で文庫本を読む。その場面を呼び起こした映画「パターソン」。 十数年前の夏、長期ロケ先で顔見知りになった、道路工事作業の方々。毎日顔を合わせるうちに、休憩時間の談笑などして打ち解けた。 中でも、1番粋な雰囲気の男性は、無駄の無い動きで仕事をこなし、休憩時間に昼寝する人々の隣で、いつも文庫本を読んでいた。 そつない会話からも、余裕と美しさを感じた。創作の仕事をする我々よりも、よっぽど叙情的な美しい日常を送ってるであろう彼の言葉も柔らかく、撮影が終わろうしている時の「寂しくなるな。」の響きはまだ覚えてる。 パターソンに住む、主人公パターソンの日常も同様に美しく、優しい。 彼らのベッドは優しく安心感に満ちていて、私が未だ見ぬ世界だった。 未だ見ぬなのか?見られないなのか?

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パプリカ

4.0印象がいつまでも残る

2017年12月1日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

ジム・ジャームッシュの映画はおしなべてそうだけど、細部は覚えてないけどずっと「良かった」ものとして印象に残る、これもそのうちのひとつ。 内容を一言で言えば、「幸せに暮らす夫婦の平和な1週間」 だけど、運転手をつとめるバスの中、行きつけのバー、自宅なんていういつもの場所でも、日々起こるちょっとした新しいこと。 そのうちのひとつがもしかしたら、人生を一変させるかもしれないし、何も影響しないかもしれない、そういうことは関係なしに、日々、物事は、起きる。 まさに諸行無常。仏教的な観念がこの映画にはどこか漂う。 パターソン(人)が常に寡黙で冷静、淡々と進む物語?の安心感ある軸になり、周りで面白い人達がちょっと騒いでも淡々とした雰囲気はそのまま。逆のその面白い人達が、退屈な筋に彩りを加えているともいえる。だから、淡々としていても飽きないし、穏やかな気持ちで終始観ていられる。 あれ、さっきも聞いたなこの台詞。みたいな、小さな事柄の反復、デジャヴ、妖精とか小さなおっさんがやるイタズラみたいな演出もちょっと笑えていい。 犬の表情も最高!人間みたい。 この映画も、数年…数ヶ月経ったら内容は忘れちゃうかもしれないけど、良かったという印象はずっと残るのだろうな。

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chibirock

4.5人を幸福にさせる映画。

2017年12月1日
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知的

 これぞ、映画! 「ストレンジャー・ザン・パラダイス」 「ダウン・バイ・ロー」 「ナイト・オン・ザ・プラネット」 「デッド・マン」 「オンリー・ラバーズ・レフト・アライブ」  そして、 「パターソン」  ジム・ジャームッシュ。大学生の頃からずっと観続けています。この人、本当にいい映画を撮ります。今後も宝石のような映画を撮り続けてほしいものです。「映画界の良心」、ですね。

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bashiba

4.5これは、映画だ

2017年11月20日
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19) 観た人が幸せを感じるのが映画だとすれば、これは、映画だ。 … とここに記しているこの行為が、自分が主人公になったような気がする。素敵な映画だった。 驚くことは何も起こらず、平凡な毎日が過ぎていくのだが、たしかに主人公は幸せに生きている。自分は詩が好きなわけではないが、この映画を観ると「人生は、詩なんだなあ」と素直に思える。 「毎日が過ぎ去るということ」が、「あたりまえと思っている毎日」が、いかに光や音にあふれていて、感じることがどれだけ多いものなのか。それを映画に教えられるとは思わなかった。 淡々とした月~日の同じような繰り返しの中に、だんだん見えてくる瞬間瞬間の幸せや発見。繰り返しに飽きていくのではなく、逆に観ているこちらの感性がだんだん上がっていっているために、発見したりわくわくしたり感動したりしている自分を感じる。映画が、自分をかえてくれる、素晴らしい体験をした。 誰にも推薦したい映画だ。(その意味で、観に来るのが遅すぎた) 「人は自らの役割を選ぶことができる」(ジム・ジャームッシュ監督) すべての人に、幸あれ。

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CB

5.0すべてに完璧

2017年11月14日
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ここまで細やかな気を使って映画を仕上げるとは!流石ジャームッシュ。 4回見にいきましたが、まだまだ発見が止まりません。 永瀬正敏さんが3つの「a-ha」を解釈して使い分けているのには感銘を通り越して驚愕。 監督が永瀬さんありきで脚本を書き進めたのには頷けます。 主演のアダム・ドライバーのわずかな表情の作り方も絶妙です。口角だけで感情表現したり、視線で虚ろさを出したり。本物の役者です。惚れ惚れ。

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mikublue

5.0堪らない。この世界観良い。

2017年11月13日
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堪らない。この世界観良い。

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ogi-aki

4.5何気ない日常を綺麗な詩にできる。

2017年11月12日
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詩を作るのと、人生を重ねて、最後の一言へ続く。とても哲学的な感じがするものの、軽く見ても、ほのぼのとするジャームッシュらしい映画。3枚目の男性が出て来ず、今回は犬がそれを担っている。ほんといい映画。

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ゾイ

4.0主人公パターソンの何気ない日常を静かに淡々と描いている。 愛する妻...

2017年11月12日
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幸せ

主人公パターソンの何気ない日常を静かに淡々と描いている。 愛する妻ローラと愛犬との暮らし。 彼の視点から感じられる この世界の美しさを静かに表現していた。 「普通で温もりのある愛しい毎日」 ルーティンな日々のなかで生きる私たち。 特別な映画ではなく 私たちの日々の暮らしと重ね合わせ 観賞することができる。 そんなパターソンのポエム(詩)は 彼の生きる世界の美しさを表していた。

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Misato

3.0幸福の証

2017年11月11日
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いつもと変わらない日々は幸福の証であることを改めて感じることが出来た作品であり、何気なく過ごす毎日でも少しづつ進歩している事を気付かせくれる。また愛犬の演技と存在感が何とも良かった。 2017-156

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隣組

5.0澄みきった美味しい水

2017年11月10日
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人工的で過剰なリズムに疲れた、心身に、細胞に、効く。懐かしく、そして新しい。全編にわたりよどみない。実際、このような人物は非常に稀ではないだろうか。未来への希望として、理想像が、意識的にか、無意識的にか、描かれたように思う。稀有な清らかさ。単純に見えるが、奇跡の奥深さ。

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heaven0

4.0「無意味」な映画

2017年11月8日
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知的

今作はおそらく作品から何かを受け取るタイプのものではなく、作品の日常風景を媒介に自身の生活へ反転させて、いかに思考空間に浸れるか、そこで何か気づけるかというものだと思われる。 いわゆる普通に映画をみる姿勢で挑むともったいない。画面を通して、いかに自身のなかを見渡せるかだ。

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ぱんだまる

4.0詩とニュージャージー州パターソン

2017年11月8日
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幸せ

知的

寝られる

バスの運転手パターソンの月曜日の朝から翌月曜朝までの変わらない8日間 双子と詩がたくさん。 何故か重低音が効いてゾワッとさせるけど何も起こらない。 でもどのシーンも絵になる。 白と黒が好きなフリーダムな奥さん。 チーズと芽キャベツのパイはおいしくないらしい。 カーテンのかかった煙たくないバー。 マーヴィンと名付けられたブルドッグは撮影後に死んでしまったみたい、ネリーというなのいぬ。

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消されるので公開しない

4.0憧れる日常

2017年10月27日
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派手さドラマチックさを一切排除した作品。 ただただ、日常が映されてゆく。 スマートフォンも持たない、特別華やかなことをするわけでもなく(他の女性を知ってみたいけど、やっぱり君が誰よりも大切だからと綴ってしまうくらい)…一見地味に見えて、淡々とした、でも愛がちゃんとあるパターソンの生活って、なかなか現代人には手にしづらいのかも。パターソンと同じ生活をしてみて、満足できないかもしれない。でも、パターソンはその生活を愛し安らかに暮らせているのだ。 そんな姿が、きっと刺激に満ち溢れた生活をしている私たちを羨ましくさせる。 この夫婦は決して似た者同士でもなければ、色々とズレているかもしれないけども、それを軽々と乗り越えるほどの愛情とリスペクトをもってる。お互い、ありがとうと言い合うところ、とても良かった。わたしも気をつけなきゃな、とか思ったり。 じんわりと、いい作品でした。

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のん

3.5同じことの繰り返しと思える日常にも、目を凝らせば色んな事件や感情が...

2017年10月25日
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同じことの繰り返しと思える日常にも、目を凝らせば色んな事件や感情がたくさん散りばめられているのだなぁ、と。 それらを感知できる繊細さや優しさを忘れずに生きていたい、何の変哲もない毎日をもっと愛してあげたいと思える素敵な作品でした。

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ナミ

4.0マーヴィン

2017年10月21日
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最後のクレジットで なんとも溢れるものが 名優が一人(匹)旅立った

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まる

4.0日々是好日

2017年10月21日
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笑える

知的

幸せ

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浮遊きびなご

4.0羨ましい。理想の生活。

2017年10月20日
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近くの映画館では 上映していなかった。 わざわざ電車に乗り継いで 梅田まで出てきたのは 外国映画の中の 永瀬正敏を見たかったから。 結果。 この映画の全部を理解することは できなかったような気がする。 決して負け惜しみではなく 結果的にはそれでもいい と思えた映画だった。 あたかも、自分が パターソンという街に紛れ込み 少し離れたところから パターソンという男の生活を 覗き見しているといった印象。 独特のカメラワークや 一見無意味に見えるカット割り。 でもそれがボディブローのように じわじわと効いて来る。 見終わった直後よりも 見終わった翌日、 見終わった翌週と 時間が経つごとに より印象深くなる作品。 余韻が深くなっていく感じ。 なのでこのレビューも あえて少し時間をおいてみた。 登場人物も独特で、どこかユルい。 かなりマイペースで 料理の腕前も微妙だけれど 誰よりも旦那を愛する嫁さん。 そんな嫁さんに 振り回されながらも 全てを受け入れて 誰よりも嫁さんを愛する旦那。 そんな二人を 少し離れて見守るワンちゃん。 見終わった直後はわからなかったけど。 だんだんわかってきた。 そうか。これって。 私が憧れる理想の生活、そのまんまだ。

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だいきつ