「ドSF」ゴースト・イン・ザ・シェル U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
ドSF
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原作は読んでない。
が…思い返すに面白かった。
記憶を上書きされた主人公や、その経緯。
真実と思って疑わなかった現状が、全て虚飾であったりとか。
このシリーズはシリアスで小難しい印象があったのだけど、今回の作品は比較的見やすかった。…ように思う。
そりにつけても、この世界観よ!
凄えカオス。
既読者からしたら感涙ものなのかしれんが。
まあガチャガチャしてた。
が、アニメとの統一感も感じ、独特?異色?独創的?…混沌とした都市であった。
あとは、なんだか妙な距離感を感じた。
異物感なのかな?
おそらくは狙い通りなのだろうけど、登場人物の機械っぽさというかアニメっぽさというか、2Dっぽさというか…。
そんな縛りがあったからなのか、感情を顕著に表現するような事もあまりなく、感情移入や共感とか、そんな事にはなり辛い。
ずっと主人公の妙にマッシブな体型が気になったり、フルメイクしてる必要性が腑に落ちなかったり、日本語の台詞に萎えてみたり。
どこまでCGなんだろうなあとか。
ジャングルブックのSF版みたいな撮り方してたのかなあとか。
少し気になったのは桃井さんで…。
彼女は日本語で演技をしてるように思えた。
いや、話してる言語は英語なんだけど、感情ののせ方だとか、強調したい箇所だとか。
流暢な英語を喋ってらっしゃるのだが、これはこれで、何だか興味深かった。
表情が日本語、とでも言うのだろうか、
マンガの一コマを意識したようなカットもあり、原作を研究したのだろうなと思えた。
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