LOGAN ローガンのレビュー・感想・評価
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まさに予想を突き破ってくる最終作
笑いも、衝撃も、爽快さも、感動もある。とにかくずっと哀愁漂うこの雰囲気に、終始痛切な想いを抱き続けていた。
R指定なだけあり冒頭から過激な描写に驚いたが、ヒュー様が言う通り、ウルヴァリンにはこのくらいの描写がふさわしいと思う。ローラ役のダフネちゃんのかわいらしさと凶暴さも好きだった。中盤に登場する敵の最終兵器的なアレにはかなりの衝撃を受けたが、あれを過去のローガンと照らし合わせたりすると、なかなか感慨深いところがある。
途中描かれる心和む家族愛のシーンも、悲劇的ながらも時折見せる凶暴なウルヴァリンの爽快さも、物語にいいプラスとなっていた。
クライマックスでのウルヴァリンはやはり全快とはいかないまでもかつての強さを思わせるようだったし、何より最期の一言には涙をこらえきれなかった。あれはベタかもしれないが本当に感動した。ローガン/ウルヴァリン/ジェームズの最後の作品として、本当に良いものだったと思う。
今まで曲がりなりにも憧れのヒーロー的存在であったローガン、チャールズの、リアルな面に迫った、アメコミ映画もしくはアクション映画の常識を突き破ってくる作品だった。
途中タクシーの中であった笑えるけどいらなかったかなと思える描写と、ウルヴァリンに合ってはいるがちょっと過激すぎると感じた描写もあり、0.5下げた。
突きつけられる現実
アダマンチウムの毒素と加齢によりボロボロになった老ウルヴァリン=ローガン。
抑止薬と老衰により痴呆も入っているプロフェッサーX=チャールズ・エグゼビア。
かつてあんなに活躍していたヒーロー達のこんな姿を見るのは、身につまされる感じで、正直見たくなかったです。
でも、「終わり」に向かってるからこそ、残された命を燃やす姿には胸を打たれるのも事実。
何よりロードムービーという「人生を描く」タイプのスタイルとの親和性が高く、彼らの生き様をひしひしと感じられました。
ヒーローも老いる。ミュータントが絶滅に向かっている。X-MENという存在がコミックになっている。過去作と違い爪で切られると血や肉がとびちる。アメコミ世界でありながら現実を突きつける(ある種メタ的な)この作りこそ、今作の最大の特徴であり、今までに類を見ないアメコミ映画であると言えるでしょう。
今作でヒュー・ジャックマンもピータースチュワートも、代表的なキャラを手放すとのこと。これもまた一つの現実。長年にわたるヒーロー役、お疲れ様でした。
最高でした。号泣。シリーズ最高傑作なのでは! 悲しくて辛いけど温か...
どうなっているのか!?
まったくどうなっているのか…!?
『X-メン』シリーズにはさほどの思い入れはなかった…はずなのに…
大号泣してしまった…
おそらくは、『X-メン』の世界観の中で望みうる最良のドラマ。ウルヴァリンなのにまさかの父と娘の物語…大傑作!
最後のバトルは泣けて泣けて仕方なかった。泣けるアクションって…
ラストのJohnny Cashのテーマ曲も秀逸。
おヒュー様も最高だけど、ダフネちゃんの演技がこれほどまでに沁みるものとは。
真実の愛を知る
X-MEN初代から唯一のフルランナー、ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンことローガンの完結作。
私はX-MENを新作が出る度に過去作を逐一観返しているわけではないので、特に初期3作の記憶は薄れかけているが...
思い返せば、彼は一番の苦労者だった。確か、ローガンはチャールズに強引にX-MENに加入させられたように思う。チャールズはマグニートーも、サイクロプスもそうであるが、割と強引に人を説得する。しかし、彼の強く、輝いた目と強い信念に、誰でも信頼を寄せてしまうのだった。
そういえば、ジーンとの色恋沙汰もあった。サイクロプスと恋愛関係にあったジーンに惚れ、サイクロプスと敵対するシーンもあった。あなたに愛情の何がわかる、そう言われていたような気もする。
何と言っても、最も特筆すべきは彼の優しさだった。どの作品に於いても彼は、嫌々ながらも、困難を抱える仲間を、助け、救ってきた。私が忘れられないのは、ウルヴァリン/SAMURAIである。日本が舞台だったということもあるだろうが、あの庭園での死闘が非常に印象的だった。赤の他人をも他人事と捉えず、闘う姿に、心を動かされたファンも多かったはずだ。
ローガンが完結する。彼の生き様の集大成とは、一体どんな形なのか。
それは、『愛』であった。
自らを救ってくれ、生きがいを与えてくれたチャールズと、自分の遺伝子から生まれてしまったローラ。この3世代の人物は、いずれも凶暴なミュータントとして、世界に狙われ続ける。そんな彼らが、「普通の」家族愛を描いているのだ。ローガンは、チャールズを父として彼を責任もって看病し、ローラはそんなローガンのボロボロだが、厚い背中をさながら父親をみるように見つめる。
何をやっても、自分がどれだけ闘い、人を殺しても、誰も幸せにならない。「殺人者は一生その烙印を押され、そこから逃れられない。」死にたくても死ねぬミュータントの身体、一生剥がれぬ殺人者のレッテルを貼られた優しき心、チャールズの死、絶望の底に沈み、何故自分は彼女をエデンに連れて行っているのだろうか... そんな彼はローラに、「死ぬときはアダマンチウムの弾丸で自殺しようと思っている」と語る。
彼は、最後の力を振り絞って、ローラのために闘った。そして、全てを薙ぎ払い、ローラのために力尽きた。
ローラは涙を流し、彼を「Daddy」と呼ぶ。
ローガンはそこで初めて、真実の愛に触れた。「あぁ、こういう感じなのか...」
彼は、自殺の道ではなく、愛するローラのために、彼女らの未来を救うために死ぬことができて本望だったのだろうか。
或いは、娘への本物の愛情を知ることで、1秒でも長く、もっと娘と一緒に生きていたいと願ったのであろうか。
いずれにしても彼の死は、X-MENの枠組みを超え、1人の父親として、偉大なものでった。
最後のローガン
おとなのX-MEN
いろんな意味でおとなのX-MENでした。
この先どんなX-MENシリーズがつくられても、この結末ありきで見ちゃうと思うと、ちょっと寂しい。
X-MEN版、レオン。
傑作ではあるけど…
ダメダメ(>_>)
幕引きに相応しい
明日の朝に返してね
この台詞は正にフラグでその後やっぱりな展開に
ローガンがチャールズを老々介護してる様は人間と変わらないんだなと痛々しく感じ、定年なく働いてお金を稼ぐ必要に迫られてるのも普通の人間と変わらない
他のミュータントの末路は今後の作品で明かされる機会もあるのかもしれないがその辺も少し知りたかった
ローラのアナザーはいずれ観てみたいね
好きなシーンは、ローガンがローラを抱えたコピーと階段の前でニアミスするとこと、暴走したチャールズの放つ重力に抗ってローガンが救けに向かうとこです
そこまで絶賛されるほどではないような……。
ウルヴァリン観てないせいかもしれないけど、ウルヴァリンとプロフェッサーXってこんなキャラだったっけ、というところが気になってしまった。
「こういう話にしたいので、キャラを曲げました」に感じてしまったのだけどきっと的外れな感想なんだろうという気もする。
「アメコミ映画にしては」というのとは無関係に、ただ暗すぎてしんどかった。笑えるシーンもあったけど、私はもう少し息抜きがほしかった。
黒人一家に世話になるくだりも、見え透いたフラグ立てにいらいらした。悪党に追われているのになんで泊めてもらうんだよ……。
メカ腕の悪役にもそれほどの深みが感じられなかった。彼自身改造された人間であるというところに皮肉があると思うのだけど……。博士、X-24と分かれてしまったせいかなと思う。
エグい断頭アクションはかなりかっこよかった。
アメコミは漫画の中の空想
初4DX吹替でがっかり
初めて4DX吹替で見た。4DXにかなり期待していたがあまりにもしょぼくて追加料金1000円損した気分になった。また、いつも字幕で映画を見ているので吹替に対する抵抗感が強く、慣れるまでものすごく時間がかかった。これだったらわざわざ遠出せずに地元で2D字幕版を見れば良かった。Xメンシリーズは1作しか見ていなくて世界観がよくわからなかったので物語に入り込むことができなかった。また機会があったら全作一気に借りて見たい。
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