LOGAN ローガンのレビュー・感想・評価
全376件中、221~240件目を表示
展開が一本調子
敵が来る→撃退して逃げる→敵が来る→撃退して逃げる…の繰り返し。伏線からのストーリーの広がりやどんでん返しがない。女の子のアクションは面白かったけど。
そもそも逃げる子供たちの方が戦力大きいとしか思えない。銃をもったただの人間の大人が何の警戒もなく捕まえようとするなんて説得力がない。特殊兵器やマシンとかで包囲しないと。
観終わった余韻がいい
まだこんな映画が観れるなんて
アメコミ映画史において貴重な偉業
長く続いた商業コンテンツに対し、その功績に見合う結末を与えると言うのは実に困難な事だと思う。人気があれば有るほど、その結末を作品として見合うレベルで作り上げるというのは、関わるスタッフや企業の思惑などが絡んで実に難しくなる。ウルヴァリンと言えば間違いなくその域に達したキャラクターである。
能力が衰退し、チャールズを介護しながら、武士道さながらに自らの幕引きを求めさすらう日々。アメコミタイトルでありながら日本映画的な叙情感すら滲み出る中、昔の自分を思わせる手のつけられない野獣の如き少女との出逢いで、最後の生き甲斐を得ての活躍。寂しくないといったら嘘だが、しかしまずきちんと本作が企画意図通りに納得の行く完成度で公開にこぎつけた事だけでも素晴らしい。
これは実に貴重な作品だと思う。
天才子役現る
面白かったけど見る層が違う気がする
老眼のローガン
X-MENシリーズの面白さは、現実と非現実の絶妙なバランス加減。
人間よりも人間クサい、ミュータントたちの哀愁が全編に漂う秀作だった。チャールズだって介護が必要になるし、ローガンだって老眼になるんだ!
X-MENシリーズは終わりか
主人公の理想的な「最後」を描いた作品
とある原因で滅びゆくミュータント。
強靱な生命力を誇ったウルヴァリンことローガンすら老衰しているなか、彼とそっくりの能力を持つ少女ローラが安全地帯までの護衛を求めてくる。
拒否するローガンだが、追っ手から逃れるままにローラやチャールズと逃避行し、やがてそれまで彼が知らなかった何かを得る。
衰退著しいローガンが、力を振り絞って子どもたちを守るために奮戦する姿。
普通の家族や普通の人生というものを知らないローガンが旅の中で何かを掴む姿。
それぞれが大変魅力的で感動的でした。
日米を問わず人気キャラは長く活躍し中には終わり時を間違えるようなこともありますが、ヒューが演じるローガンはやるべきことをやって終わったと言えます。
インタビューでこれが最後と強調していたのも、その終わり方に自信があったからでしょう。
実際、老いた主人公が若者を守り、未来に希望をつなぐという理想的な終わり方の一つを体現していました。
上映時間は比較的長いですが、それを感じさせない緊迫感とアクション、哀愁が詰まった映画で、ファンであれば是非劇場で見届けて欲しいですね。
過去への贖罪と未来への遺産
When the man comes around. ヒュー・ジャックマンの17年の集大成。
2000年当時に最初の「X-men」のキャスティングが発表された時、ヒュー・ジャックマンはイメージが違うと批判されたらしいです。でも、いざ映画が公開されると瞬く間に人気が出てシリーズの顔になり・・・そこから17年。ウルヴァリンの最後を迎えるにあたって素晴らしい作品でした。いやー、渋い。渋すぎる。これまであったアメコミ原作の映画とは一線を画す重く心に響くストーリーです。
やはりキチッとウルヴァリンの人生に決着をつけた所が良かったですね。基本的に不死身の男な設定なので、生きている事にすればどうにでも話は作れたでしょうけど、今作はウルヴァリンの最期として上手くまとまってました。「シェーン」や原案になったアメコミの「オールドマン・ローガン」みたいに何処かに去っていくシーンで終わるかと予想していたのですが、いい意味で裏切られました。ホント最期のローラとの会話とか涙無しには観られませんでしたよ。これまで孤独を抱えてて家族を持たなかったローガンが最期の最期で娘を持った気持ちを得る事ができて。チャールズの言ってた事が理解できて。もう涙腺崩壊でした。
ヒュー・ジャックマンってどうしてもウルヴァリンのイメージな強いのですが、演技が上手い良い役者さんですね。特にチャールズを埋めたシーンで「近くに水辺もあるし・・・」っと言って言葉につまり、また「近くに水辺もあるし・・・」と同じ事を言って言葉につまる。言いたい事があっても口をあけると悲しみが込み上げてきて何も言えなくなる。家族を亡くした時って本当にあんな感じになるんですよね。個人的に今年父を亡くしてて、その時が本当にあんな感じになったので。また、演じてるヒューの表情がとてもリアルで。観ててこっちも涙を誘われました。
17年も同じ役を続けた俳優ってあまりいないのではないでしょうか?言うなれば2005年生まれのダフネ・キーンちゃんの人生より長くウルヴァリンを演じている!これってけっこうスゴい事ですよね。これで見納めになるのは非常に残念ですが、ローガンの最期に相応しい作品でした。
ヒュー・ジャックマンお疲れ様でした。今までありがとう☆
最終章
永きに渡るウルヴァリンの生涯が幕を閉じた。
だけではなく、
X-MENの終結を本作は描いていた。
そして、新たな第1章が始まるのか…?
子供が殺戮を繰り返すのには、賛否両論ありそうだが、彼女の出生の経緯には納得できる物語が用意されてた。
ミュータントが根絶された世界で、兵器として人工受精で産み落とされた命。
チャールズが、そこに新たな希望を託しても不思議はない。
紛れもなく人であらざる者の宿命を彼女は背負ってる。
逃避行の最中に、孤独が常だったローガンに疑似的な家族が形成される。
彼女が最後に「パパ」と呟くのにグッとはくるものの…ローガンの中の父性は息絶えるその時まで目覚める事はなかった。
それはそれで、切なくはあるが…彼女と共闘するのではなく、彼女を守る背中が見たかったりもした。
父と娘ではなく、仲間としての色合いが強かったようにも思え、愛がある故に孤独を選んできたであろうローガンの壁が瓦解したようには見えず残念だった。
それを匂わす台詞やカットがあるが故に、もう一歩踏み込めれば、他のローガンシリーズよりも特別な一本になり得たようにも思う。
今回のメークアップには魔法でもかけられていたのか、ローガンの年齢が上がったり下がったりする。
見事だし、それに呼応したヒュージャックマンにも最大限の賛辞を送りたい。
マーベル作品としては、かなり落ち着いた構造の脚本であった。
全376件中、221~240件目を表示