「汚れたミルク あるセールスマンの告発」を配信している動画配信サービス(VOD)
「汚れたミルク あるセールスマンの告発」の動画配信サービス(VOD)・視聴方法をまとめてチェック!

自宅で、旅先で、移動中に…、
見放題やレンタルなどサブスクで「汚れたミルク あるセールスマンの告発」を楽しむ方法をまとめて紹介します!
「汚れたミルク あるセールスマンの告発」の配信サービス一覧
配信サービス | 配信状況 | 月額料金 | |
---|---|---|---|
| 見放題 / レンタル / 購入 | 550円(税込)~ | 今すぐ見る |
| 見放題 / レンタル / 購入 | 550円(税込)~ | 今すぐ見る |
「汚れたミルク あるセールスマンの告発」の配信サービス詳細
おすすめポイント
アニメ・エンタメ充実のラインナップ!新作アニメに加えてDMM TVでしか観られない独占・オリジナル作品も見放題!
配信状況 見放題 / レンタル / 購入
無料期間 14日間
月額料金 550円(税込)/App Store、Google Playからの登録は月額650円(税込)/DAZN、pixivの各種セットプランあり
ダウンロード可否 可能
同時視聴可能
端末数 最大4人まで視聴可能
端末数 最大4人まで視聴可能
特典
(ポイント付与等) ポイント制度あり(DMMポイント)/無料トライアル後にDMMポイント550ポイント付与/DMMプレミアム特典クーポン
(ポイント付与等) ポイント制度あり(DMMポイント)/無料トライアル後にDMMポイント550ポイント付与/DMMプレミアム特典クーポン
支払い方法 クレジットカード(MASTER除く)、PayPay、DMMポイント、キャリア決済(d払い/auかんたん決済/ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い)、Amazonアプリ内課金、Appleアプリ内課金、Google Playアプリ内課金
全作品数 29,100本以上
見放題作品数 15,900本以上
映画作品数 9,300本以上
洋画作品数 4,000本以上
邦画作品数 5,300本以上
ドラマ作品数 3,200本以上
アニメ作品数 6,200本以上
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
おすすめポイント
配信本数業界最大級、見たい作品がきっと見つかる!
配信状況 見放題 / レンタル / 購入
無料期間 初月
月額料金 プレミアムコース550円(税込)/プレミアム&見放題コース1,078(税込)
ダウンロード可否 可能
特典
(ポイント付与等) 毎月550ポイント発行/クーポン50枚付与
(ポイント付与等) 毎月550ポイント発行/クーポン50枚付与
支払い方法 クレジットカード(VISA/MASTER/JCB/アメリカンエキスプレス/ディスカバー/ダイナースクラブ)、キャリア決済、Googleのアプリ内課金
全作品数 250,000本以上
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
作品紹介

解説・あらすじ
アカデミー外国語映画賞を受賞した「ノー・マンズ・ランド」で知られるダニス・タノビッチ監督が、パキスタンで実際に起こった事件を題材に、子どもたちを守るため巨大企業に立ち向かう男の闘いを描いた社会派ドラマ。あるグローバル企業がパキスタンで粉ミルクを強引に販売したため、不衛生な水で溶かした粉ミルクを飲んだ乳幼児の死亡率が増加してしまう。自分の販売した粉ミルクが子どもたちの命を脅かしていることを知ったセールスマンのアヤンは、企業を訴えようとするが……。出演は「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のダニー・ヒューストン、「君のためなら千回でも」のハリド・アブダラ、「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のアディル・フセイン。
レビュー

つとみさん
投稿日:2023-11-07
今回、「汚れたミルク」のレビューを書くにあたって色々なことを考えた。映画の内容について旦那と議論を重ね、カシミール問題についての資料を読み、ネスレ・ボイコットについても調べた。
ちょっと蛇足だが、液体ミルクの表示問題に関しても情報収集しておいた。
それくらいこの映画の訴えは鋭く奥深い。
まず、ちまたに跋扈する「自己責任論」の無責任さがある。
そもそもの発端は利益優先の経済活動にある。母乳での育児が充分可能な母親に対しても粉ミルクを処方する、あからさまな経済至上主義の横行を告発する、というのが骨子だから当然と言えば当然だ。
これに対するネスレ(作中では途中からラスタと仮称)の態度が「自己責任論」のお手本のようなのだ。
「製品に不良はない。誤った用法での健康被害には責任がない」まぁ、それはそうだろう。企業にだって従業員がいて、彼らの生活がかかっている。経営は慈善事業ではない。
正論なのだが、汚水でのミルク作りや貧困からくる少量化はアホでも見えていた「誤った用法」じゃないのか。
売るだけ売ってあとは知らん顔。責められれば「自己責任」を持ち出すその態度は、舞台となったパキスタンだけでなく、今や世界中にはびこる闇だ。
この悲劇を防ぐ為に、一番重要なのはやはり「知識」だと思う。大袈裟なものでなくて良い。
適量とは何か?免疫とは何か?自分の経済状況は?それは自分に必要なものか?
それを判断するだけの「知識」は、生きていくために絶対必要なもので「知る」ことなしに前には進めない。
「汚れたミルク」の投げかける問題はさらに一歩進んで、インド・パキスタン・中国にまたがるカシミール地方の水資源問題も提起する。「じゃあ水を確保出来ない政府が悪い」という「悪者探し」に、事はそんなに単純じゃないんだよ、と諭すように。
カシミール地方を水源とするパキスタンにとって、チベット山系の領有は大きな問題だ。上流のインドも水不足に悩まされ、インダス川がどうなるかで両国の運命が決まると言っても過言ではない。
飲料だけでなく、その水源は灌漑用水としてパキスタンの主要産業である農業に利用され、世界の綿花の約3割がそれによって生産される。
私たちが安価に利用している綿だって、その影響を受けているのだ。勘のイイ人はもう気づいているのではないだろうか?我々もまた無数の屍の上に生きていることを。
世界で起こっている様々な問題は、細い糸をたどっていけば全て自分につながっている。誰かが得をすれば誰かは損をし、誰かの涙が誰かを救う。全ての人間が幸福だけを享受することは出来ない。何かを我慢し、どこかで損を引き受けなくちゃならないのだ。
問題なのは、「それを知らずにいること」で、この映画はそのきっかけを与えてくれる。
心配しなくて良い。世界中で起こっている素晴らしいことも、たどっていけば必ず自分につながるのだから。ささやかな事でも、例えば「知る」事だけでも、それは世界のどこかで必ず花開くのだから。
ちょっと蛇足だが、液体ミルクの表示問題に関しても情報収集しておいた。
それくらいこの映画の訴えは鋭く奥深い。
まず、ちまたに跋扈する「自己責任論」の無責任さがある。
そもそもの発端は利益優先の経済活動にある。母乳での育児が充分可能な母親に対しても粉ミルクを処方する、あからさまな経済至上主義の横行を告発する、というのが骨子だから当然と言えば当然だ。
これに対するネスレ(作中では途中からラスタと仮称)の態度が「自己責任論」のお手本のようなのだ。
「製品に不良はない。誤った用法での健康被害には責任がない」まぁ、それはそうだろう。企業にだって従業員がいて、彼らの生活がかかっている。経営は慈善事業ではない。
正論なのだが、汚水でのミルク作りや貧困からくる少量化はアホでも見えていた「誤った用法」じゃないのか。
売るだけ売ってあとは知らん顔。責められれば「自己責任」を持ち出すその態度は、舞台となったパキスタンだけでなく、今や世界中にはびこる闇だ。
この悲劇を防ぐ為に、一番重要なのはやはり「知識」だと思う。大袈裟なものでなくて良い。
適量とは何か?免疫とは何か?自分の経済状況は?それは自分に必要なものか?
それを判断するだけの「知識」は、生きていくために絶対必要なもので「知る」ことなしに前には進めない。
「汚れたミルク」の投げかける問題はさらに一歩進んで、インド・パキスタン・中国にまたがるカシミール地方の水資源問題も提起する。「じゃあ水を確保出来ない政府が悪い」という「悪者探し」に、事はそんなに単純じゃないんだよ、と諭すように。
カシミール地方を水源とするパキスタンにとって、チベット山系の領有は大きな問題だ。上流のインドも水不足に悩まされ、インダス川がどうなるかで両国の運命が決まると言っても過言ではない。
飲料だけでなく、その水源は灌漑用水としてパキスタンの主要産業である農業に利用され、世界の綿花の約3割がそれによって生産される。
私たちが安価に利用している綿だって、その影響を受けているのだ。勘のイイ人はもう気づいているのではないだろうか?我々もまた無数の屍の上に生きていることを。
世界で起こっている様々な問題は、細い糸をたどっていけば全て自分につながっている。誰かが得をすれば誰かは損をし、誰かの涙が誰かを救う。全ての人間が幸福だけを享受することは出来ない。何かを我慢し、どこかで損を引き受けなくちゃならないのだ。
問題なのは、「それを知らずにいること」で、この映画はそのきっかけを与えてくれる。
心配しなくて良い。世界中で起こっている素晴らしいことも、たどっていけば必ず自分につながるのだから。ささやかな事でも、例えば「知る」事だけでも、それは世界のどこかで必ず花開くのだから。
鑑賞日:2023年11月7日 DVD/BDで鑑賞
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