空海 KU-KAI 美しき王妃の謎のレビュー・感想・評価
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天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも
天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも
昨年、奈良の若草山へ登りに行った。
三笠山は春日大社の敷地内なので残念ながら、立ち入る事は出来ない。
一昨年は東寺で空海の『密教法具』が公開されたので、見に行った。国宝で日本人にとっては霊験あらたからしい。
日本人と中国人が対等な理由が無い。
キリストが日本に来た。とか
義経がチンギス・ハーンになったとか
と同じようなお話。
日本人の演出家が鑑真の話でも演出してもらいたいものだ。
話がつまらなすぎる。原作が酷いのか、余りに史実と違うとマズいと中国側(脚色)が忖度したのか。
①空海(染谷将太)はただ歩き回っているだけで大した活躍はしていないので看板(日本語の題名及び原作の題名)に偽りあり。猫の方が印象に残るので、中国語の題名“妖猫传”が正しい。②どうせ楊貴妃に死んでもらうのであればあんなややこしい小細工なんぞする必要がないんじゃない、と思わせた点で失敗である。猫の妖怪話にするために無理して仕立て上げた話にしか思えない。③白鶴があれほど楊貴妃を思慕する背景が全くと言ってよいほど描かれていないので、これまた説得力がない。④安部仲万呂(阿部寛)の役の意味もよくわからない。たまたま同時期に唐にいたのでご登場願ったのか。てっきり楊貴妃と相思相愛になるという話かと思いきや、傍観者的立ち位置で彼の日記で話の殆どが説明されてしまうので謎解きの面白さもない。⑤もっと点数が低くても良いのだが、唐最盛期を再現したセット・衣装が中国らしい豪華さなのでオマケ。
良かったです。
歴史とファンタジーを融合させた面白い作品です。映像も美しかったです。
DVDで借りたのですが、二度見てしまいました。
愛読した夢枕獏の原作『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』と少しストーリーを変えていますが、これは日中合作のファンタジー映画ということで仕方ないでしょう。
最後に、いきなり灌頂を受ける空海の姿は、日本人として誇らしいですね。
難点は、白楽天役のホアン・シュアンと阿倍仲麻呂役の阿部寛の演技が大げさ過ぎること。ちょっとがっかり。それに比べて、染谷将太は静かな微笑みをたたえた抑え気味の演技が素晴らしかった。この人は、空海やブッダの役をすれば、ドハマりですね(笑)。最高じゃわ!
ただし、麒麟がくる!の大河ドラマの織田信長役はミスキャストで、徳川家康役をすれば良かったのにと思います。
とにかく、この映画の空海役はピッタリなので、染谷将太の代表作になりましたね。
空海と白楽天の化け猫退治
つまんなかった。
公開当時結構気になってたけど、映画館で見なくて良かった。
映像は三流。
大きな画面で見たらもっと粗があったろう。
話の展開も全く面白くない。
スイカのおっちゃんがどんでん返しだったんだろうけど、そこに至るまでが冗長で、そこに驚く意欲が無くなってた。
長ゴンカを知らないことが原因なのかもしれないが、そこまでの教養を求めるか?
李白の詩とかは中国人は皆知ってるんだろうか?
「なぜ卍を書く?」「卍は文字ではなく光だ」
映画「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」(チェン・カイコー監督)から。
タイトルを見るかぎり、弘法大師としても知られる真言宗の開祖で、
遣唐使として中国に渡った若き日の「空海」が主人公となるが、
「中国・日本合作」でどうもハッキリしない。(笑)
原題「妖猫伝 Legend of the Demon Cat」の方がピッタリで、
その辺りが、モヤモヤしたまま終わる。(映像は素晴らしかったが)
物語は、一言でいうと「玄宗こそ真の幻術使いだ」かな。(汗)
それでも、空海を主人公にしたくて、メモした台詞を眺めたら、
「なぜ卍を書く?」「卍は文字ではなく光だ」が見つかった。
蠱毒(こどく)の虫に侵された者の体に、空海が施した治療(?)は、
体じゅうに筆と墨で「卍」の文字を書くことだった。
人の体内で毒を出すから、生肉でおびき出した、と言い、
その「卍」に文字、いやその光におびき出されて這い出るシーン。
小さい頃から「卍」という形をを、漢字練習帳に書くたびに、
「これが文字?」と思っていた疑問が、50年振りに解けた気がする。
さすが「空海」、「卍の定義」は大切にしたい。
空海、関係ないやん!
猫の話でした。
密教の法灯は、唐の恵果から日本の空海に継がれていったという重要ポイント(日本文化の高さ)の描写はなく、全般的に、日本は中国に劣る国という印象を残す。
というより、空海とか、仏教とか関係ない話だった(笑)
がっかり。
看懂的人哭了, 看不懂的人睡了
- 字幕版 -
妖術の世界を堪能しました。
うわ~楽しかった!!
楊貴妃を演じた台湾の女優さんの表情と存在感、素敵だったな~!
最期の決意をする時、セリフが無かったのが堪らなかった。。
あのシーン好き
。・゜・(ノД`)・゜・。
#張榕榕
おおぉ!映画「ブラインドマッサージ 推拿」に出ていた俳優さんお二人が大活躍!
好きな俳優さんなので、しょっぱなからテンション上がりました(嬉)
#黃軒
#奏昊
☆映像が綺麗☆
CGったってどうせチープなんでしょ?
(ポスターがちょっと安っぽいし)
なんて思ってた自分が恥ずかしくなるくらい荘厳で美しい映像でした。
風景・小物・衣装を楽しみ、役者さんの表情や中国語のセリフ、日本語字幕を見つつストーリーを追う
魅力満載でなんと忙しい映画!
たぶん100%消化出来てない(^ ^;)
なぜ黒猫は最初にお金が埋まってるって教えたの?あの意味は?
( ´Д`:;
●残念ポイント 其の一
阿部寛、松坂慶子を活かしきれてない感。でも松坂慶子の中国語が聞けたのが嬉しかった。
●残念ポイント 其の二
なんで最後Radwimps?
しかも全部英語?歌詞の意味もさっぱり響かなかったのは私だけ?
エンドロールに特別こだわりは無い私ですがこれはしっくり来ませんでした。
ラストのシーンも凄く好きだったのに直後にこれ。余韻ぶち壊し。
●タイトル詐欺説
確かに空海の話では無い。。
中国を舞台にしたSFに空海がお邪魔します!した感じ
でも日本でも原題のまま「妖貓伝」だったら私の目に留まってなかったかも。
とりあえずきっかけをくれた「空海」というタイトルには感謝してます。
・・・ さいごに ・・・・
黒猫大活躍!
猫のストーリーじゃないのに猫にこれだけの大役を与えてシラけないのは凄い。
あと白鶴のコンビ、丹龍と白龍が可愛くて目の保養になりました。
多くの殿方が楊貴妃に魅力され自分の手に入れようとしたけれど
結局ただ一人の何の権力もない少年だけが楊貴妃を想い添い遂げた
純粋な気持ちに胸を打たれます。泣きました。
・・・・・・・・・・・・
伝記映画ならぬ伝奇映画
『空海』といえば1984年の東映映画、佐藤純彌監督・北大路欣也主演作品を思い出し、ここへ来ての伝記映画かしらんと思ったのだけれど、夢枕獏の小説を映画化したと知って、まぁ普通の伝記映画ではなかろうと期待した次第。
唐に渡った沙門空海(染谷将太)は帝の臨終の場に遭遇する。
そこには一匹の黒猫が・・・
といったところから始まる物語で、伝記映画ならぬ伝奇映画。
玄宗皇帝と楊貴妃の愛の物語を、長恨歌という長編詩に綴った白楽天(ホアン・シュアン)を相棒に、奇怪な事件の真相に迫っていく・・・と続いていく。
それ以上でもそれ以下でもないが、事件は(当然のことながら)スピリチュアルな方向へと進展し、そういう結果に落ち着く。
全編豪華絢爛な場面の連続で、中盤ぐらいまではその豪華絢爛ぶりに満足満足・・・と思っているが、後半になるとお腹いっぱい。
2時間10分を超す長尺なので、観ているだけで胃もたれ気味。
途中から、もういい加減に謎解きやってくれ!って感じになりました。
日本語吹替え版しか上映がなく、少々ガッカリ。
染谷将太や阿部寛ががんばってしゃべっている中国語を、自分自身で日本語に吹き替えるのはどんな気分だったのだろうか?
それとも中国語は端から喋ってないとか?
その他気になったのは、楊貴妃役のチャン・ロンロンの鼻から下の部分が意外に不器量。
ま、これには個人の好みもあるだろうけど。
<追記>
中国映画の巨匠たちは、多分もう骨っぽい映画を撮らせてもらえる環境にないのでしょうなぁ・・・と、そんな思いもよぎりました。
名探偵 空海くん
Legend of the Demon Cat
白居易の「長恨歌」がキーワードである、この作品を発表しようとしている詩人白楽天と、その友人で同世代の倭人空海こと弘法大師が、死後50年後に楊貴妃の最期の秘密を暴いてゆくという物語。
中国日本合作映画で、唐の最盛期の長安を舞台に、きらびやかな宴や宮廷などを描く。玄宗皇帝、李白、阿部仲麻呂と安禄山が一堂に会する場面は見ものだ。
また、空海は、唐にいたのはわずか二年なので、物語自体がフィクションだとしても、空海が、どのような時期に遣唐使として唐に渡ったのかがよくわかる仕組みになっている。
黒猫の秘密がすべての秘密だ。
黒猫
金田一耕助シリーズを観てるようだった。
種明かしの分量が多く、まどろっこしいが。
妖猫を扱った推理サスペンスみたいな感じで、色々と絡めてあるんだがどおにも繋がり方が悪い。
いや…ちょっと理解しきれない。
これはもう文化の違いかとも思う程、作品の独走感がすげえ。
夢枕漠さんの原作で、一応元ネタは日本人なのだが…どおにもこおにも観せ方が悪い。
最終的には、なんだかいい話しに、落ち着きはするのだが、その頃には飽きてた。
まあ、日本人には馴染みが薄い題材かとも思うので大陸での成績が良ければそれで◎でいいんだと思われる。
映像も、衣装も美しい。
黒猫の描写が凄く馴染んでて、楽しかった。
が、ちょっと作中の演出に必然性も薄く感じ…映像先行も悪くはないが、そこに生息する俳優に疑問を抱いてしまっては本末転倒かとも思った。
歩く速度とか、無駄に速いし、情緒なる価値観があるとするなら、その辺の捉え方が日本とはかなり異なるように感じる。
余談だが…莫大な中国マネーの力を感じられる。至る所が凄え豪華!
☆空海☆が挑む中国ホラーサスペンス映画!!
最高に感動!!
私は空海さんのファンとして、今回は彼の新たな魅力を発見出来た事に、作品を作り上げた監督や俳優陣に感謝したい。
・歴史的なサスペンス映画としてご覧いただきたい。
その上で、ネットで楊貴妃と検索すれば、簡単な彼女に関係する人が出てくるので、それだけでも映画の理解力とラストの感動は大きくなりますよ。
・全く登場人物について把握していないと、事件解決を空海さんと一緒に解き明かしていくのは難しいです。
・今回、レビューで期待した内容と違った、空海の話しじゃないとコメントしている方がおられるが、余りに単純な思考過ぎてガッカリする。
中国の未解決事件に果敢に挑み、歴史をも変えてしまう空海さんの新たな魅力を感じてこそ、空海のファンです。
空海の話しじゃなかった!というなら北大路欣也さんの映画を見れば満足でしょう。
映画の登場人物を少し知って、映画の世界観にどっぷり浸って下さい。
そして、悲しみの歴史を遂に解き明かしていく空海さんに期待してください。
空海さんは映画の中にいるのではない!
映画を見に行く皆さん自身が空海さんなのです!
登場人物と☆長恨歌☆これが事件解決のキーワードです。
観客少ないの「こういう理由か!」と納得。
映画館に入った時に思いました。
「あれだけ宣伝されている割には、なんでこんなに客がすくないんだろう」
そして観終わった瞬間、直感的に「星2つだな」と思いました。
本屋で偶然原作の冒頭を立ち読みして面白かったものだから映画を観に行ったんだけど、長安の描写や時代背景については美しいし、再現していてすごいと思ったんだけど、ストーリーが意味不明でした。
シリアスな時代劇を期待して行ったら失望します。アジア版のファンタジー作品です。
前半意味不明で、後半分かったという人は多いと思います。
原作を全部読み込めば分かるんだろうけど。
そして、みんな言っているけど、これでは空海が主役の意味がない。もっと空海が主役にふさわしい演出をしたらこんなにレビューが低くないと思います。
別に空海が戦うわけでもないし、謎解きもなんかうまく生きすぎだろというつっこみをしたいくらい。
劇場では別に観なくて良いかと。
◇こんな人にお勧め
※今回は具体的なお勧め作品が思いつきませんでした。
・長安の都の壮麗さを見たい人
・古代中国とファンタジーの融合を見たい人
面白くなかった
日本人でこの映画に共感する人って、どんな人なんだろう。
中国の話だから、私は共感のしどころがなかった。
しかも、要するに、身勝手な男たちの夢とか願望とか、愚かさを、超美化して描いてるだけ。
女性の主体性とか意思とかが、どこにも描かれてないじゃん。
女性たちは、みんな、ただの飾り物的な描かれ方って感じ。
期待していたあべちゃんの出番も少ないし、染谷将太君は、本人の良さが生きてるのか生きてないのか良く分からない立ち位置と言うか、演技だし、なんだかなあ。
私は超期待はずれ!!
がっかり。
劇中の黒猫が、可愛かったのが救いかなあ。
でも、猫ってあんな残酷じゃないし、猫に悪的な役割をさせるのも、あまり共感できなかった。時代遅れって感じ。
役者さんたち、演じていて、果たして楽しいのでしょうか。
中国語版ないんでしょうか
2回観ました。中国語版でも観たくて吹替表示のない池袋ヒューマックスシネマに行ってきたんですがこちらも吹替版でした\(^o^)/
『陰陽師』の夢枕獏が原作者で『プロミス』のチェンカイコーが監督なのでファンタジーものです。ちょっと怪奇物寄り?
映画の内容は僧侶の空海と歌人の白楽天が徳宗皇帝の死を皮切りに朝廷で次々と起こる事件から楊貴妃の死の真相を知るという話です。
最終的に二人は白龍という猫になってまで楊貴妃の側にいようとした青年と出会う。
白楽天は長恨歌で読んだ皇帝の愛は偽物だったがこの歌は白龍のための歌として世に出すことを決意する。
空海は白龍の肉欲を越えた愛を学んだことで青龍寺に受け入れられ密教を得る、というすごく良い話でした。
不満な点としては染谷さんのアテレコがあまりうまくなかったのと、翻訳の関係かもしれませんが楊貴妃の死の流れが分かりづらかったところです。
あとラッドウィンプスの歌が映画に合ってない。
吹き替えだと白楽天役の高橋一生と楊貴妃役の吉田羊がかなり良かった。特に高橋さんの白楽天は名演だと思います。DVDが出たら中国語版もあるんでしょうか。
映像美の歴史ファンタジー
夢枕漠の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を原作にしたチェン・カイコー監督の日中合作映画です。空海と白楽天が長安で皇帝を呪う黒猫から楊貴妃の死の謎を追うストーリーです。ストーリーは夢枕漠らしく荒唐無稽ですが、テンポがよく、中国映画らしく映像が美しく、歴史ファンタジーとしては面白かったです。
邦題に難あり
空海さん好きの妻に誘われ前情報なしで鑑賞。
”空海さんを観に” と思って鑑賞された方は騙されますね。
自分もその一人です。
内容は、空海と白楽天の案内役が、楊貴妃の死の真相を突き止めるというサスペンス。
壮大なスケールのセット、また中国お得意の妖術を取り入れたファンタジー要素盛り沢山で素直に楽しめます。
ただ展開が早いので、ついていけないと辛いかもしれませんね。
ある程度事前準備はあってもいいかなと。
全体的には傑作だと思います。
中国史の好きな自分にとっては結果オーライでしたが、興味のない方には退屈かもですね。
ちなみに妻は、「これ、空海さんの映画じゃない」と言いつつ大変満足していました。
分かりにくい内容でした。
深い愛と絶望的な憎悪‥。
楊貴妃を中心に様々な人が動いていて、国までも変わるくらいな程とは知らなかったです。
事前に歴史を少し勉強してから観賞しないと分かりにくい部分があると思います。
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