「再犯率33.3%」羊の木 bunmeiさんの映画レビュー(感想・評価)
再犯率33.3%
6人の元服役囚が、それぞれの理由で背負う殺人の罪。そして、その罪に向き合いながらも、新たな人生を歩むために彼らを受け入れに奮闘する市の職員。
地方都市の港町を舞台としたストーリーは、日本独特の狭い社会と人々の心情をよく描いていると思います。
元服役囚キャスティングも、過去を引きずるダークな役柄を巧く演じていたと思うし、松田龍平の能面のような表情は、怖さを引き立てました。優香の妖艶さもなかなかでした(笑)
ただ、前評判が良かったので、もっとサスペンスとしての要素に期待があった分、今ひとつ消化不良かな。羊の木のタイトルの意味もよくわからなかった。
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