サクラダリセット 前篇のレビュー・感想・評価
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見れば見るほど面白い。
今日二回目を見に行きました。
いやーはまるはまる。特に能力の設定がこっていて、ある条件下でしか使えないとかの制約があるなかで、ここのちからをあわせてどうやって相馬を蘇らせるか、魔女をたすけるかが、とても頭を使って面白かった。後編も見に行きます❗
不思議で不気味な世界観。能力を持つ者達の葛藤と戦い。
【賛否両論チェック】
賛:能力が故に心に傷を負いながらも、一連の事件を通して運命を変えようと奮闘する主人公達の姿が、切なくも心に残る。
否:登場人物達のどこか子供じみた言動や、小説チックなセリフの言い回しには、結構違和感を覚えそう。
「泣いている人がいたら、その悲しみを消し去れるように。」
と、自分達の能力で世界を巻き戻していたケイと春埼。そんな春埼の能力を奪う者が現れたことから、物語は予想出来ない局面へと突き進んでいきます。
どこか子供じみた言動の登場人物達や、小説の世界観を投影したかのようなセリフの言い回しは、やや現実離れしていて好き嫌いは分かれそうですが、それぞれが心に傷を負った者達がぶつかり合い、時勢を変えるべく奔走する姿には、共感出来るものがあります。
物語は勿論後篇へと続いていきますが、本作だけでも充分その世界観を堪能出来ますので、ミステリー好きな方は是非。
「ケイ」不在のサクラダ
原作小説のファンで封切直後に見に行きました
主人公の性格の違いが映画そのものの雰囲気を小説と一変させてしまっていました
私のイメージの中では小説のケイはいつも微笑んでいます。誰にも心配かけないように。みんなが不安がらないように。そして、自分の内面にだれも踏み込んでこないように。だから追いつめられたケイはちょっと困った顔で微笑んで「大丈夫だよ」っていうのです
それを狙ったのかもしれませんが映画の主人公は笑いません。いつも苦しんだ表情で無口。雰囲気からは他人に対する気づかいは感じられず、まるで軍人のよう。「サクラダ(祝福された)町」がまるで監獄のように感じられました
他の配役はまさにイメージ通りでした。
淡々と進むストーリーが案外面白かった。
まずこの物語の設定である咲良田(サクラダ)町にて特集能力を持つ人間が沢山公認で住んでいる事に「設定ありえへん」と思ってしまった人にはつまらなく感じるだろう。
時間を最大3日前まで巻き戻す事が出来る春埼美空と、何回巻き戻されても記憶が唯一リセットされない浅井ケイ。
このコンビ能力で無いと、この映画は成り立たない映画。
些細な事ですが、ケイの指示でないと掛けれない「リセット」と「セーブ」の使い分けが私的には良かった。(意味わかるには演出観なきゃ)
尚、この前編にてサイドストーリー的な一つの物語は完結をするので、案外楽しめました。ストーリーの伏線は能力で回収しましたし。
淡々としたストーリーは観ている側に「この能力担当で、この能力使わせて」等謎解きさせる時間も与えてくれましたしね。
ただし、分かりにくかったのは第1魔女の解放方法と、第2の魔女の生き返らせ方。(どちらも玉城ティナの能力による。)
お金かかってないのに、ここまで内容が良いのは小説の勝利か?評価高めで星4で。
後編も映画館に行って観ようと思いました。
若い俳優陣にも後編期待します。
期待しない割には面白かった。じわじわ来ます。
能力活用術
原作未読、予備知識なしで鑑賞。
バンフにどこまで書かれているかわからないけれど、人物と能力の設定の知識は予め持ってみるべきかも。
能力の概要は説明してくれるけれど詳細はわからず、「多分こういうことなんだろうなあ…」で話が進んで行く部分が多く、置いてきぼりになり気味だし、こういう設定だから都合が良いのは仕方ないとしても辻褄が合っていない様に感じた。(鑑賞後にWikiで能力を読んで一応納得は出来た)
アクションではない為、こういう超能力ものにしては穏やかに話しが進み、柔らかめだけど若干陰を感じる空気感でテンポはゆったり。
一応今作でも話は通っており、能力やそれを上手く使って出来ることを楽しめるが、伏線や背景、じゃあそれは何で?の部分は投げっぱなしで、さあここからスタートという終わり方。
春埼美空のキャラが切ない
原作は未読で予備知識も無いまま鑑賞。
学園物で超能力物というので、もっと派手な感じを想像してたけど、役者の演技、特に主人公の二人は終始シリアス顔なので意外にも重くて暗い雰囲気の映画だった。
住人の半数が超能力持つ咲良田市という設定もすんなり受け入れられるかが心配だったけど、市街に出ると能力の事について忘れるという設定で割と受け入れるのは困難ではなかった。
この話の肝は超能力戦とかじゃなくて、浅井ケイと春埼美空と相馬の三角関係でしょう。相馬を生き返らせようとする浅井に黙って従い、最後にリセットを指示された時の彼女の切なさを思うと泣きそうになった。
でも浅井の考えた相馬が生き返る理屈がイマイチ理解出来なかった。村瀬の能力をよく理解出来ていないのが理由だと思う。
前編ではちょっと我が儘な女の子という印象の相馬が後編では本当の姿を見せるようです。相馬が立てた計画とは?後編、観に行きます^^
あと玉城ティナの使い方がちょっと勿体ないなと思った^^
まあまあでした。
超能力集団の話。そんなに好きと言うわけでもないけど嫌いでもない。だから観ました。(2年前のストレイヤーズ・クロニクルも観たけど。そいえばこれにも黒島結菜さん出ていたんですね。)
まあまあおもしろかったです。俳優もよかったと思います。
他の映画のレビューで、「エンドロールが終わるまで席を立たないで。」というのがあったのでこの映画でもずっと見てたら・・・。最近多いですね。楽しいけど。
「at Home」を観てから黒島結菜さんのファンだけど、全然変わらないっていうかかえって若くみえました。最近、高校生役をやる女優さん多いけど・・・。黒島さんはよかった。
個人的には面白かった
特殊能力のひとつひとつが伏線になっていてお見事です
ライトノベルにありがちな"特殊能力者"+"タイムリープ"。特殊能力者が出てくると"X-Men"パターンになりやすく、映像も派手なVFXに囚われる傾向にあるし、"タイムリープ"は言わずもがな。プロットをひっくり返す、便利な飛び道具に使われるだけ。どうせあるある話かと思いきや、これはタイプの違う、眉村卓っぽい青春ミステリー。
春埼美空の"リセット"と、浅井ケイの"記憶保持"。男女2人の能力が揃って初めて、過去の出来事を変えることができるという設定が見事だ。
特殊能力のひとつひとつが伏線となっていて、よく練られている。能力者の数だけ伏線がぎっしり詰まっていて、その組み合わせがこの作品のキモになっている。2部作とはいえ、映画という短い尺の中で、ひとりひとりの能力を説明しながら、ストーリーを進行しなければいけないのは厳しいはずだ。
詰まりすぎているので一瞬、"アレっ?"と置いてきぼりにされないように観なければいけないのだが、観終わってから、反芻してみると結構な満足感である、全7巻の小説はもっと充実しているのかもしれないが、映画としてはよくまとめられている。前篇でひとつの事案が解決するので、プロローグとして完結しているのがいい。
主演の野村周平以外は、けっしてメジャーではないキャスティングで、ヒロインの黒島結菜(ゆいな)のフツーっぽさが逆に新鮮でいい。日本映画は良くも悪くも東宝のトレンドに毒され過ぎているからね。
監督・脚本の深川栄洋が、この手の作品を撮るのは意外な感じがする。「先生と迷い猫」(2015)、「トワイライト ささらさや」(2014)、「神様のカルテ」(2011/2014)と・・・ヒューマンドラマが多いので、後篇に心情描写をキープしているのか。ヒロインの春埼美空と、主人公の浅井ケイのビミョーな関係の進展に期待したい。
(2017/3/25/ ユナイテッドシネマ豊洲 / ビスタ)
後篇も観たい。
前篇は「序章」でした
前篇だけ観ても物語として一応完結しますが、やはり「これは物語の幕開けなんだ・・・」という感じでした。
ある「計画」を成功させるため、野村周平くん演ずる浅井ケイが仲間の様々な能力を駆使する過程が、登場人物の紹介と背景の説明にもなっていて、かなりテンポ良くすすみます。
能力を最大限に活かして裏をどう出し抜くか?というのは、ちょっと「デス・ノート」を思い出し、なかなか面白かったです。
後篇がどんな展開になるのか楽しみ。
2回目も観たくなる映画
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