劇場公開日 2017年3月25日

  • 予告編を見る

「淡々と進むストーリーが案外面白かった。」サクラダリセット 前篇 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5淡々と進むストーリーが案外面白かった。

2017年3月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

萌える

まずこの物語の設定である咲良田(サクラダ)町にて特集能力を持つ人間が沢山公認で住んでいる事に「設定ありえへん」と思ってしまった人にはつまらなく感じるだろう。

時間を最大3日前まで巻き戻す事が出来る春埼美空と、何回巻き戻されても記憶が唯一リセットされない浅井ケイ。
このコンビ能力で無いと、この映画は成り立たない映画。

些細な事ですが、ケイの指示でないと掛けれない「リセット」と「セーブ」の使い分けが私的には良かった。(意味わかるには演出観なきゃ)

尚、この前編にてサイドストーリー的な一つの物語は完結をするので、案外楽しめました。ストーリーの伏線は能力で回収しましたし。

淡々としたストーリーは観ている側に「この能力担当で、この能力使わせて」等謎解きさせる時間も与えてくれましたしね。
ただし、分かりにくかったのは第1魔女の解放方法と、第2の魔女の生き返らせ方。(どちらも玉城ティナの能力による。)

お金かかってないのに、ここまで内容が良いのは小説の勝利か?評価高めで星4で。
後編も映画館に行って観ようと思いました。
若い俳優陣にも後編期待します。
期待しない割には面白かった。じわじわ来ます。

巫女雷男