メッセージのレビュー・感想・評価
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まさか映画化されるとは
原作が好きなので映画化と聞いて、「いやこんなの絶対無理でしょ、超絶前衛映画になっちゃうでしょ」と思ってたが。
映画オリジナル要素は、大作映画として成立させるためなら許容範囲でしょう。チャンの作品は作者の出自を連想させられることが微塵もないので、映画観て驚いたけどね。
某お菓子にそっくりでもだんだん荘厳で神々しく見えてくる宇宙船とか、イカスミ?なのにだんだん美しくすら見えてくる墨文字とかは、映像だからこそ。
娘とのシーンが差し込まれるたびに、それがどういう意味を持っているのか「知っている」身としては複雑な気持ちになった。
ある意味メタ体験だったのかも。
十年後程の近い未来は、もしかしたら大筋が決まってしまって居るのかも...
十年後程の近い未来は、もしかしたら大筋が決まってしまって居るのかも知れない。
でも三千年後の人類の行方はまだ定まっていない。
ならば、いま未来の為に希望に満ちた言葉を紡ぐより他ない。
そのようなことを思わされた。
もしもこの先の事が全て分かったとしたなら 幸せな日々は何倍にもなり...
もしもこの先の事が全て分かったとしたなら
幸せな日々は何倍にもなり
立ち直れると分かっている深い悲しみは
怖がらずに待つことが出来るような気がする
それが分からないから未来は未知数に広がると思う
静かなSF
知的SF
SFと一口に言っても色々あるが、時間や空間や異種交流を話の柱に据えた作品は見応えがあります。
そんなSF作品は数も出回らない、なのでおのずと評価も上がってしまいます。
原作未読ですが、考えさせられた。映画の感想を人と話しあいたくなるでしょう。
この監督、トーンを抑えた美しい映像と印象に残る音楽をいつもセットでお届けしてくれます。これ以降、音楽のヨハンヨハンソンという方気になりました。
ドゥニ・ビルヌーブ監督要チェックですね。
原題は ARRIVAL
arrivalは 到着 の意味。
この映画のストーリーが[メッセージ]というタイトルから ややずれたように感じるのはこのためだと思われます。
でっかい ばかうけ から送られる「メッセージ」は、SFとしての主軸であれども 物語の主軸にはあらず。
この物語の主軸は 「到着」。厳密に言うと、可逆的な時間への、あるいは可逆的な時間の中での「到着」がテーマであると言えましょう。
それゆえに 「ARRIVAL」は単に到着であるだけでなく、到着と同時に存在する、出発のニュアンスをも含んでいます。
その観点から見ると この作品は とても衝撃的で面白い映画体験となるのではないでしょうか。
じんわりよい
けして派手じゃないんだけど、物語が進むにつれて、意外な展開や進展があり、静かな感動がじわじわと盛り上がっていく、そんな名作。
SFとしてもミステリーとしても人間ドラマとしても楽しめる。
地球外生命体とのスリリングなコンタクトと結末。
言葉は世界を規定するものであるから、こんな夢物語のようなこともいつかあるのかもしれない。
音楽も映像も美しくて、エモいシーンに胸を締め付けられつつ。
素晴らしい鑑賞体験でした。
一人一人が幸せについて考えさせられる作品
すごく良かった。この世界をどうとらえるかで、感想も違うんだろうな。過去に縛られたり、未来に縛られたり、そんな呪縛から逃れた先の人類がどうなるのか、、、たぶん変わらないと思うなぁ〜。争う奴は争うし、欲深い奴は欲深いままだとおもうな。国家も同じ。そんな気がする。
前も後ろも過去も未来も
関係ない。
考えるな、感じろとブルース・リーが言っていたことをなぜか思い出した。
哲学的で数学的で情緒的な珍しいタイプのSF映画。
アルマゲドンがバカらしく思えるとても奥が深くて上質なSF映画を久し振りにみた気がする。
3~4回観てから。
先ずは映画館で観て迫力ある重低音に圧倒された、だが内容的な事は余り理解出来ず、スケール感の有る壮大なメッセージは伝わって来て
こういった作品には好感を持った。
レンタルビデオで二三回見直しなんとなく理解の入り口に立ったという感じ、本当に奥の深い作品であると思います、多分あと五六回は観るかと。
スターウォーズもいいがこういった作品がもっと出て来て欲しいものです。
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