メッセージのレビュー・感想・評価
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リアリティのある静かなSF
個人的にとても好きなタイプの映画だった!
派手なCGを使っているわけではないのに没入感が凄く、エイリアンとのコンタクトを一緒に見守る気持ちになれた。
ガタカとかインターステラーとか好きな方には絶対刺さります。
ON THE NATURE OF DAYLIGHT‼️
この作品は現代の「未知との遭遇」か⁉️いや現代の「地球の静止する日」か⁉️そういう形容で片付けられない、素晴らしいSF映画の名作だと思います‼️ある日、突如として地球上に飛来した巨大な宇宙船。言語学者のルイーズは、宇宙船との意思疎通を図る役目を任される。彼らの目的は一体何なのか・・・⁉️奇妙で不気味で、洗練さが極められた宇宙船のデザイン‼️まるで枝豆みたい‼️鳥肌立ちますね‼️ヘリコプターから俯瞰ショットで撮られた宇宙船の全体像は、大自然の美しさと融合してホントに素晴らしいです‼️そして宇宙船内部のもやの中で謎めき続ける7本脚の知的生命体のアボット&コステロ‼️タコみたいなんですけど、知的に見えるから不思議‼️そして彼らが発するグラフィックデザインのようなシュールな文字‼️知的ですね‼️SF映画として一番重要になってくるこれらのビジュアル面は斬新すぎて言う事ありません‼️そして "彼ら" が人類とは違う時間の概念を持っていることに気づくルイーズ。"彼ら" の目的は3000年後に人類の助けを借りらねばいけないことが起こるのを人類に伝えること。フラッシュバックではなく、未来を予知するフラッシュフォワードで未来を見る "彼ら" と接するうちに、ルイーズは自らの未来をフラッシュフォワードする。そして自身とこれから生まれる娘の衝撃的な未来を知る。たとえ変えられない未来があったとして、人はそれを知った時、その未来に対してどう向き合うのか⁉️ルイーズとジェレミー・レナー扮するイアンのやりとり「この先の人生が見えたら、選択を変える?」「自分の気持ちをもっと相手に伝えるかも」が印象的です‼️胸に残ります‼️原作は「あなたの人生の物語」というタイトルらしいですが、この作品は宇宙船の飛来というSF的な設定を借りた美しすぎる人間ドラマだと思います‼️特に冒頭と最後に描かれるルイーズと娘ハンナのフラッシュフォワードのイメージは、無機質なリアルさで知的生命体との意思疎通を描くメインパートとは明らかに違っていて、様々な感情が入り乱れて光輝いています‼️ホントに美しい夢のような詩情性に満ち溢れていて、アンドレイ・タルコフスキー作品、特に「惑星ソラリス」を連想させられました‼️そこにマックス・リヒターの名曲「ON THE NATURE OF DAYLIGHT」が被さるんですからもうたまりません‼️涙腺崩壊です‼️ドゥニ・ヴィルヌーブ監督のSF作家としての才能が見事に花開いてますよね‼️女性の真の強さを体現するエイミー・アダムスの演技力もホント素晴らしいです‼️間違いなく2010年代最高のSF映画‼️
映像が重厚で美しく、とてもダイナミック
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品らしい、セリフの少ない映像に重低音がバリバリ効いた独特の映像表現とハイコントラストの画作りに圧倒されます
ストーリーは少々わかりにくいかもしれませんが、地球外惑星の訪問者に対しエイミー・アダムスさん演じる主人公ルイーズが相手を理解しようとコミュニケーションを試みていく中で相手の持つ人類の常識を超えた能力とシンクロしていってしまう驚愕の展開
一見、不可解なトンデモ作品に思えますが、アイデアはなかなか凄いなと感心します
【逐一失笑!登場人物が全員マヌケ】 未来が見通せるくせに「兵器」と...
【逐一失笑!登場人物が全員マヌケ】
未来が見通せるくせに「兵器」という意味深ワードで世界中を混乱させる、オサワガセ宇宙人。
女性言語学者:昨日なかったタイマー付きブラックボックスがピコピコいいながらカウントダウンしてたら、あぁこれ爆発するなってサルでもわかるのに、まったく気づかず「あなたたちの目的は?」ってアホか!?!?!?!?
米軍大佐:言語学者と通訳を混同してるし、研究者チームの提案に対して「そんな不確かな情報では上が納得しない!」しか言わない。中小企業のダメ管理職か、上層部の説得はお前の仕事だろ。よくそんなんで大佐になれたな。ケータイは置き忘れちゃだめよん。
中国将軍:電話で出し抜けに奥さんの臨終間際の言葉を言われて、いきなり全軍攻撃命令中止する、思考回路ショート寸前のおめでたいお方。
「もし未来が変えられないとしたら?」
「今の気持ちを、もっと丁寧に伝えるかな」
という会話は好き。今は少しだけ深められる、人間の力で。
メッセージという邦題にも合致するし素敵な視点だと思いました。
ただ、宇宙人が・・・人知を超えた能力を備えて地球に来たワリには、目的がヌルく手段が拙い。
100歩譲って目的は「人類救済」でもいいけどヤリ方がヘタだし無駄が多すぎる。
人間には及びもつかない方法や価値観で実現してほしかった。
トラルファマドール星人や、マーズアタックの火星人みたいに。
登場する言語(時制が混在している象形文字)も目新しさは感じない。
だって、「楽譜」みたいなことでしょ?
音符と音符の距離や段差(度数)には、最初の音符から次の音符を奏でるまでの移動情報(時差情報)が込められていて、それが嬉しさや悲しさ、難解さや平易さを表現しているわけだから。
今日只今、地球人が平然と使いこなしている表現方法なので、斬新さには欠けるしそれほど先進的でもないよね。
....私には、この映画のアリガタミがわかんなかったー。
人は理屈よりも感情を優先する
地球外生命体のヘプタポッドは、人類とは見た目も生態も全てが異なる。その点で普通の言語を解読するよりも難しく、主人公の言語学者ルイーズがどのように解読していくかが見どころ。今作の製作に関わった言語学者によると、実際にヘプタポッドのような地球外生命体と意思疎通を図ろうと思った場合、ルイーズと同じような行動を取ることになるらしい。
ヘプタポッドに対して、特に中国は敵対的な反応を示し、彼らの言葉もネガティブな方向に解釈する。この反応は、彼らの言葉を正確に分析した結果ネガティブに受け止めたからではなく、元々ヘプタポッドに対する悪感情がベースにあったことに起因する。そしてそこに当てはまる解釈を探した結果に思える。結局人は理屈よりも感情を優先するものだと、中国の反応を見ていると思う。
ストーリーは、ルイーズの存在しない娘の記憶の伏線回収が見事な構成になっている。なぜ記憶の中で夫の姿が見えないのか、記憶のコントロールはどうやって行うのか、もし記憶と異なる選択をした場合どうなるかなど、疑問点はいくつか残ったものの、面白い映画だった。
過去と未来との向き合い方
私たちは、単線的な時間軸の中を生きている。既に後方に過ぎ去った過去、前から到来する未来、それらを繋ぐ一直線の道を歩み続けているように感じている。滅多に疑問視されることのないこの感覚はしかし、しばしば人を計り知れない実存的な不安の中に陥れる。愛しい過去のひとときは永遠に戻ってこない。不可知の未来はとてつもない暴力性を秘めているように感じられる。私はそれでも、この一方通行の細い道をよろよろと進んでいくしかない…
ルイーズが謎の知的生命体たちから受け取った「武器」=贈り物は、そうした通常の時間感覚を根底からひっくり返す可能性を示すものだった。彼らの言語は、自然言語のような前後関係を持たず、あらゆる内容を一つの円の中に同時的に表す手法をとる。愛する娘を喪った記憶に苦しむと同時に将来を予見できる特殊能力に悩まされていたルイーズは、この言語の習得を通じて、過去・現在・未来が混然と重なり合うような世界観を得るに至る。
そもそも、一方向的な前進運動の場となる均一な時間軸という想定自体、どこかフィクショナルなものではないだろうか。私たちの現在の中には、一部の過去が消えることのない痕跡を残している。未来もまた、そうした過去や現在が纏わりついた鈍重な性質を帯びることは間違いない。私たちの時間は前進するだけでなく、停滞することもあるし、何なら大きな精神的・物理的衝撃によって逆行することもあるだろう。それなのに世の中では、過去から学び、成長し、未来に向かって自己を刷新し続ける人間が希求され、そうした可塑性を十分に備えていない人々を隅に追いやる結果を招いている。私たちの時間感覚のあり方と、人間のどうしようもない脆弱さについて、改めて思索を促される作品だった。
明確なメッセージが良い
SF映画が面白い。
彼らと出会って彼女が見始めたフラッシュバックのような夢は、彼らからのメッセージで、それは彼女にとって全く望まない結果であるが、それによって短期間でもかけがえのない幸せが存在するのだ。その選択をすればそうなることが決まっていた場合、自分はどうするのだろうか?
彼女は彼らから受けたメッセージに、彼女の選択は、その人生を受け入れ、生きると決断したところに胸が打たれるのだ。
実際に、それこそが人生なのだろう。
Ce film est difficile.
難しすぎて全然理解できなかった。
映画も特に大きく盛り上がることもなく淡々と進んでいく感じ。
最後にフラッシュバックのシーンが実は未来のことだったんだってことはわかったけど、だから何なんだ?
ヘプタポッドも敵なのか味方なのかすらよくわからず。
一体何を伝えたかったんだろう。
À propos, les heptapodes sont des extraterrestres.
設定からして、どうやってもSFなんだけど……そうでもないのか?……
とある映画評価で激推ししてたので以前から観たかった作品。
最近よくある、時系列を入れ替えズラしてミスリードを誘発させようとする手法、そんな印象で迎えたラストに繋がった時、そういうレベルじゃない事を突きつけられ、ストーリーが繋がる。
上手く騙された様な小気味良い気分。なるほどです。
紛争が絶えない昨今の情勢を鑑みるに、武力を頼った交渉、武力による統率をしようとする方法に一石を投じる作品であってほしい。
卑劣な攻撃をしてきたのでもないのに、先制攻撃に出るのは愚策にしか感じない。(相手のテクノロジーを見れば一目瞭然だから)
結果が判っててそれでも尚進む人生……変えられない収束へ向うと言うこと。耐え難い感情が渦巻く。
深い疑問を次々投げつけられた気分。
ただひとつ……、異星人の容姿が銀河王様タイプ(DB参照)だったのが少しだけ拍子抜けだった……。
もしかしたら、このタイプを異星人としたことすらも、この映画本来のメッセージなのかも?……
なるほどの落ち
未知の生物との交流と、自分の人生という掛け離れた題材を融合させたと思う。それで冒頭のシーンも納得。この題材の距離感と時間軸の交錯感が絶妙。見終わって振り替えると後でじわじわ分かってくる作品でした。分かっているから、もう一回観たらちがう印象だろうね。
それにしても宇宙船も生物も、こういう造形の才能は感心。七本足はやられた感、奇数でこの数、恐れ入りました。
裸のタコ
AmazonPrimeで予備知識なしで見たが、傑作だった。
1にも2にも映像が良い!
未知の宇宙人とのコンタクトの話であるが、キーになるのは時間である。それ以外は目新しいものはない。
なんと言っても、宇宙人が「裸のタコ」だったことが、残念である。
なんで宇宙人と言えば裸のタコなんだろう?
宇宙人が裸のタコじゃなかったら、もっともっと良かったのに!
人類より遥かに進んだ宇宙人が裸のタコ!
非常に悔やまれる作品である。
キャラクターデザインは知性で理解させるようではダメである。(知性でも理解できないが)
感覚で納得させなくては!
裸のタコは、我々の主観的、地球人から最も離れた形の象徴である。昔から、SF好きからみれば、過去のリスペクトと言うより、ギャグである。
スターウォーズのクリエイティビティーからみれば天と地ほど開きがある。
スターウォーズは、何の説明もない地球以外の星々の話であるが、子供でも理解できる。裸のタコなんかは出てこない。
雰囲気はいいが、物語はダメ
巨大な縦長楕円体の宇宙船12隻が空中に浮かんでいる。まず、地球の科学技術で、解読できない宇宙船、生命体だとしたら、地球よりも進んでいると仮定するのが通常。世界の存続にも関わるとしたら、まず政治家、科学者、言語学者、軍隊が総動員して対処しなければならない。軍隊を全面に出して喧嘩腰?あり得ない。宇宙船の素材の分析、どうやって浮遊しているかなど解明もするだろう。生命体の形状、動作などを分析するチームも必要。特にアメリカ映画を見ていると、軍隊の力を誇示したいのを何とかならないのかって思う。
宇宙船に乗り込むまでの雰囲気は良かった。確かに、宇宙人が来た場合、どうやって相互のコミュニケーションをするかって大きな問題だ。そのコミュニケーションを取ろうとするところまではいい感じ。ただ、その後はサスペンス的要素が強すぎて、深い物語にはなっていなかった。映画の演出も、効果音とヘプタポッドの言葉がごちゃごちゃしてわかりづらかった。
原作を読んでいないのだが、普通であれば、進んでいる生命体の方が、こういう目的で来たって伝えようとするのではないか。滞在しながら、地球の人類がどの程度の文明を持っているかを把握するはずだし。下手に攻撃して、もし報復されるとしたらどんな兵器をもっているかわからず、地球が滅ぼされるかもしれないのに抜け駆けして攻撃するってありか?
ヘプタポッドの言語が未来を知ることができるということで円形に様式化されているらしいが、これはかなり哲学的・科学的には難しいこと。未来がわかるから現在は、どのように行動するか?未来がわかった時点で、現在の行動は変わってくる。そうなると未来も変わりそうだ。どうやっても未来は変わらないのか、現在の行動で未来は変えられるのか?運命論、カルマにも関わる考え方だ。そういった深い哲学的思索が必要になると思うのだが、この映画ではあっさりと娘を産んで、娘が死ぬという予言的な未来を受け入れている。普通なら運命に抗ってジタバタしないか?
映画としてのドキドキ感で見ることができる人にはいいが、思索したい人には評価が低くなりそう。
初見時の驚愕!! 今回再視聴で人間側のエレジーを理解
初視聴した時の驚きはかなり衝撃的だった。
とくにアメリカ発のエイリアン関連書籍、アセンション関連(笑)などに通底する「地球人の知性レベルを何としても引き上げようとする異星人の切望」が見事なまでの映像センスで描かれていると感じたので。
その余韻は通奏低音のように数年持続していたのだが、最近「宇宙人ユミット」シリーズを読み直している最中、DVDを見かけついついレンタルしてしまう。
そして今回は、「宇宙人により”並行宇宙俯瞰能力(平たく言えば未来予知)”能力を目覚めさせられてしまった女性言語学博士の悲哀」に意識が集中することになった。
言いたいことはまだまだあるのだが、言葉が思い浮かんでこない・・・。苦笑
本映画に隠された「メッセージ」は視聴者の知的・感性レベルによって無限大なのかもしれない。
また時がたち3度目視聴が訪れたら、違う面に目が向く事になるのだろう。
名作だがSF慣れしてないと受け入れにくいかも
たまに見かける、異星人と地球人との心温まる交流的なものかと思いきや、
終盤からの流れは一気にヒューマンドラマになっていて予想外の展開。
そして大泣きしました。
でも難しい。これはSFに慣れてる人でないとキモのとこが意味わからない感じで、最後まで????と混乱したまま終わってしまうかもしれないとも思いました。
これ、地球人は3次元の世界で生きていて、異星人はそれより上の次元にいます。説明が難しいんですが、我々の通常の世界では時間は一方向へしか流れてませんが、4次元となるとドラえもんのようにタイムスリップできるわけです。
この映画の場合は過去へのは触れてないので、少なくとも異星人は3.5次元より上の世界にいる。そしてルイーズは(ある意味超能力)地球人だけども3.5次元を感知できる。それは異星人の言語を習得することによって身についてしまう能力です。自分でコントロールはできないけど、自分の未来も部分的に見えてしまっています。
彼女はそのことによって地球の危機を救うわけですが、同時に自分が未来にもうける家庭で、夫とは別れてしまうこと、一人娘は難病で早逝してしまうことを知ってしまいます。
意図的に自分の感情などと異なる行動をとっていかないと未来は変わらないのでしょう。
果たして、そうなった場合に、どういう選択をするのか。
この出会いの先に悲しいことがわかってるのに、それでもその道を選ぶのか?ということです。
ルイーズは将来悲しいことが待ってるとわかっていてもその道を選びます。
いずれ別れが来ることは自明の理ですが、今このとき感じる愛情を大切にしていこうと覚悟を決めるのです。
これは異星人なんか来なくたってすべての人に通じるものがあります。
いつか別れるだろうとわかってるからあの人は好きにならない、とかできるものでしょうか?子供なんかいらない、と割り切れるものでしょうか?
明日にも災害や事故で大切な人は亡くなってしまうかもしれません。
それでも我々は出会いを大切にしていくのでしょう。
そのことを教えてくれる、SFだけの枠に収まらない傑作でした。
そして言語が武器だ、というのは、映画の中では語られていませんが、勝手な解釈をすると。
まずキリスト教圏では世界で言語が違うのはバベルの塔にも語られるように罰則であり、互いの意思疎通を難しくするための神の意志です。これをヘプタポッドが全くの異世界から、国境に左右されない言語をもたらすわけですから、この言語を世界中の人が学ぶことによって戦争も無くなるかもしれない、という希望的観測があるのだと思います。ある意味地球上の混乱に対しての最強の武器というわけです。
西洋ならすぐピンとくるかもしれませんが、キリスト教圏でないとわかりにくい側面もあるように感じました。
つくりはいい
シーンとシーンを脳内補完しないとストーリーがなかなか理解できません。高度な頭脳を必要とされますね。私にはちょっと難しかった。
映画を見た後に原作「あなたの人生の物語」も読みました。こちらも同様に脳内補完が必要とされる小説ですが、小説のよいところは補完(想像)する時間が自由に与えられていることですね。題名からして誰が誰に向かって語っている構造なのかもわかるし。映画だとリアルタイムで補完しないといけないので頭の回転の遅い私には間に合いませんでした。もちろん何度も観れば理解が進むのでしょうが何度も観るほど面白くもないなあ....
「(悲しい)未来を受け入れる」選択という美しい決意の話ではあるんですが....
受け入れないと未来が変わっちゃうからしょうがない(受け入れない選択はない)んですよね...これは言ってはいけないお約束なんですね。原作はこの辺がちょっとほっこりした、にやりとさせられるような軽い中篇小説なわけですが、SF大作としてあまり大上段に描いちゃうと矛盾が際立っちゃいますよね。
映画自体には冒頭から作品に引き込まれました。「映画作り」の腕は確かな監督ですね。あの文字言語?をよくあのようにビジュアライズしたな、ということには敬意を表します。それら含めて映画的には完成度が高い。職人肌って感じ。でもSF映画に必要なセンス・オブ・ワンダーが若干不足してるかな。
映画全般に求められるセンス・オブ・ユーモアは皆無でしたね。残念。
原作にはユーモアも結構あったのに。
体験型アトラクション映画
予知夢を回想シーンのように見せる演出は見事。時間の概念が非線形という物語の核となる観念を、観客が映画を通じて疑似体験出来る構成になっている。
エイリアンの姿など難しい物はあえて映さない事で、リアリティ保つ事に成功している。
音楽のマッチングが素晴らしく、シンプルな映像でありながら、迫力も損なわれていない。
当たり前のように使っている“言葉”の難しさを知る
突如世界中に現れた宇宙船。
目的は何か。彼らとの対話に指名されたのは一人の言語学者。
文字を巧みに使い少しずつ対話を行うが、危機感を強める中国が独自に攻撃準備を進めていた…
そしてメッセージが解読されて全てのピースが繋がった時、驚きの事実が明らかに…!
時間と言葉には「流れ」が存在するが、記憶にはそれが存在しない。
原作の小説では非常に難解だったそうですが、映画版は解りやすく作られています👍
なるほど…!と驚くと同時に、もう一度見返したくなる映画でした。
……というか見返しました(笑)😅
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