ガール・オン・ザ・トレインのレビュー・感想・評価
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これほどまでに信用ならない謎解きヒロインがいたか?
謎解きミステリーだけどサイコホラーっぽい空気感。キモはエミリー・ブラント扮するヒロインのキャラ造形。アル中で記憶障害で、ストーカーよろしく他人のプライベートに首を突っ込む情緒不安定女。絶対にお近づきになりたくないし、謎解きをする主人公としてこんなに信用ならない例も珍しい。 とはいえ、メインとなる女性の残り2人もかなり面倒くさいことが明らかになっていく。実生活では距離を置きたく美女たちのいけないプライベートを覗き見する背徳的なゾクゾク感がこの映画のキモではないか。 結果的にミステリーとしてよりも下世話な好奇心を刺激する作品として機能している……って、要するに火サスってことか。 あと考えたらブラントもレベッカ・ファーガソンもトム・クルーズ映画でトムクルとタメを張る強さをアピールした女優なわけで、本気出したら強いんだけどなあと思いながらか弱い姿をメタに楽しむのもアリだと思いましたよ。
これを"フェミニズム・ミステリー"と名付けたい!
電車の車窓に頭をもたげ、過ぎていく景色をまるで白日夢を見るように、ただぼんやりと眺めるエミリー・ブラントの下唇が、不摂生からか、少し荒れている理由が、やがて、この推理劇の鍵になって行く。車窓から目撃した若妻の不倫現場や、直後に発生する殺人事件、そして、それが原因で関わることになる別れた夫とその妻の一見幸せそうな夫婦生活も、すべて偶然ではなく、主人公の記憶の隙間、言い換えると、白日夢のあやふやさを利用した必然だったことが判明する。そんな推理劇の意外なオチより何より、最後に観客の目に焼きつくのは、虐げられた女性たちが"ある凶器"を使って反撃に転じる場面。その強烈さ故に、あえてこれを"フェミニズム・ミステリー"と名付けたい。
目つき悪っ
あんな風に車窓を眺める人もいるんだね…怖いわ〜
タンブラーのアルコールをストローでチューチューと。
レイチェルの目つきがめっちゃホラー。
妹の家に無職を隠して居候。
いろんな人に迷惑をかけてきたレイチェル。
冤罪一歩手前。
元旦那に付きまとうストーカーかと誰もが思い始めるが…でした。
レイチェルの目撃証言が妄想かとも思えたけど、最後は納得。
そういうことか、と。
昼ドラじゃないんだから…(汗)
スリラーはあまり得意な方ではないため、それほど期待して観たわけでもないのに、それにもまして大きく期待はずれ。 確かに役者陣の演技力はみどころといえるのだが、いくらなんでもドロドロし過ぎでしょ。バブル期のどこぞの放送局の昼ドラを思い出したぞ。ストーリー的にも現実離れがはなはだしく、これはちょっとないわぁって感じ。 結構な豪華キャストなので観ていて飽きることはなかったしある程度評価されている作品だが、個人的には高評価はつけがたいかな。
どちらかというと小説で読みたいかも
レンタル店で新作として並んでた時に興味持ってたんですが、その時は視聴に至らず。こんなに経ってしまった。 有名な小説を映画化したということ以外は全く知識なく、今回借りてきてしまってからレビューを確認し、フェミがー!女がー!という意見も見られたので失敗かと思ってたんですが、身に覚えのある人ほど説教臭く感じて嫌がりそうな内容だなーとしか思いませんでした。 差別に対して中途半端な知識しかない(というかほぼ「差別」って単語しか知らない)人ほどポリコレアレルギーを発症してる感じがするけど、本作は押し付けがましいフェミニズムを感じさせる話ではない。 むしろフェミニズムという言葉が一般化する前だったら、誰も説教臭いなどと思わず、女性目線の話だな程度に見てたんじゃないかな。「そういうこともあるよな」と。 何十年も昔やってた火曜サスペンスに似たような話が結構あったけど、当時も女性目線の話だなとしか思わなかった。 ゴジラも核反対の話だけど、誰も説教臭いなどと嫌わないし。説教臭いからではなく、単純に言われたくないことを指摘されて気に入らない人が多いんじゃなかろうか。 ただ、本作が特別面白いかというと別に…という感じ。 特に前半部分は主人公の記憶があやふやだし、3人の物語を順繰りに、しかも遡って追っていくスタイルだしで、何が何やらわからん状態が長く続くので、前半でもうだいぶ飽きる。 一緒に見てた家族が「あとどれくらい?」と訊いてきて、シークバー見たら半分もいってなかった時の絶望。 スピード感が出てくるのは後半から。読書好きな人なら、小説の方が楽しめそうだなと個人的には思います。ちなみに原作は2015年のイギリスの小説。映画化されたのが2016年。速いな。 結構がっつりエロ、流血シーンあり。 正直言うと、主演のエミリー・ブラントの顔が何となく好きじゃなくて、それがずっと本作を見よう見ようと思いつつ気乗りしなかった理由でもあるんですが(酷いな)。 実は彼女の演技を見たの自体、多分今回が初めてです。 いや良かったわ…流石に有名、人気俳優なだけあって上手かった。素人が偉そうに批評することじゃないが、台詞少なく、表情だけで表現する映画が好きなので、本作に起用された理由もよくわかった。 アル中演技もなかなかのもん。ヘアメイクさんにも拍手。アル中でベロベロの時は下唇が荒れて肌も髪もボロボロ。これが終盤にかけて徐々にまともになっていく。 レベッカ・ファーガソンは何か見たことある顔だなーと思ったら、『グレイテスト・ショーマン』で歌手役やってた人ですね。 綺麗な人だなーくらいにしか思ってなかったけど、なかなか眼力のある美人でもあり、第2のシャロン・ストーンとか何かその辺になりそうなのわかる人いるかなあ。シャーリーズ・セロンほどの怪しい雰囲気じゃないけど、一癖ありそうというか。 ヘイリー・ベネットは多分本作で初めて知りました。本作のセクシー担当。この役に起用した人、やりましたな。 エミリー・ブラントやレベッカ・ファーガソン、ルーク・エヴァンズみたいに輝く存在感があるわけではないが、彼女の演技も良かった。 主演でなくとも、多分脇役で色々出てるんだろうな。もっと起用されてほしい。いや、自分が知らないだけで、売れてない人じゃないんだろうけど。 良い俳優、良いスタッフを集めた作品だなと思いました。 ただやっぱり、サスペンスと銘打って映画化するには前半が単調すぎる。 それに、キャラ3人それぞれの話があるので視点が分散するうえ、時系列順でもないので話があっちこっちし、更にはどの話とどの話が繋がってるのか、嘘が本当かもわからないまま見ている時間が半分以上で、そもそも話自体が地味で記憶に残りづらい。 ともかく、前半でつまんねー!と匙を投げずに辛抱強く見る映画です。前半は各キャラの説明や前置きのためにあるようなもん。見ただけで原作が小説だなとわかる作りです。話つまんねーなと思ったら、俳優の演技に没頭しましょう。 良いか悪いかで言ったら良いんだけど、人に勧めるかと言われたら、よっぽどサスペンスやミステリーが好きで何でも見たいと言う人にしか勧めないであろう、良いところと微妙なところが絶妙にマッチした微妙な良作です(おい)。 現代らしいフェミニズム映画みたいに言われてますが、上にも書いた通り、何十年も前の火曜サスペンスを思い起こす人は結構いると思います。 ラストは確かに近年の「女性同士の連携」を思い起こさせる作りにしていましたが、だからといって「まさに現代らしいフェミニズム映画」かと言われるとなあ。ほんと、昔からあったんですよこういうストーリー。 細かいところは確かに現代らしく、女性に対する根強い偏見を調査した結果などを調べて盛り込んだのだろうとわかりますが、研究調査されるようになったのが最近だから、今作るならそこまで調べて製作するのは当然でしょうし。 日本で、まだ一般人が偏見や差別なんてほぼ知識もないような何十年も前のテレビドラマで、女性に対する差別や偏見について詳しい調査もされておらず、インターネットもないから簡単に調べることもできず、当時の製作陣はほぼ全員男性だろうし、それでもこういう類の話は今より稚拙ながら生まれていたわけで。 そんなここ数十年の歴史を振り返っても、本作を見てフェミがー!最近の女はー!となる人は、よほどのアレルギーかなと。 ところで、エミリー・ブラントが泣いてるシーンで、上唇をうにゅ~ん…と引っ張るところがあるんだけど、あれ何だったんだろう… シリアスなシーンだっただけに、何か笑ってしまった。ブラント自身の癖なのか? まあ、そういうのは俳優の愛嬌ということで… ちなみに『キャプテン・アメリカ』の主演だったクリス・エヴァンスが本作に出たがっていたという話を見かけたけど、キャプテン役をやっていた頃から本当にキャプテンの真面目で潔白、正義!のイメージを付けられたくなかったんだなあと。 俳優としては演じてて楽しいのか知らんけど、よくこんなゴミみたいな奴を演じたいと思うなあというくらい悪役がゴミでした(多分オファーしたのはゴミ役だと思う)。 最新作の『ペイン・ハスラーズ』でもゴミ役だったらしいけど、キャプテンのイメージよりゴミみたいなイメージを付けたいのか、最近はゴミクズ野郎の役が割と増えてるけど大丈夫なのか。 『ゴーステッド』は普通の人役を演じたみたいだけど、次の『レッド・ワン』も一般人役だったような。 クズ野郎だの、ヘボ一般人だの、とにかくキャプテンのイメージから早く抜け出したいという気持ちが伝わってきますね。 クリス・エヴァンスのゴミ役はまだ一度も確認できてないんですが(『ナイヴズ・アウト』のはゴミ役といえるのかな…)、本作のクズ役を演じてるところが全く想像つきません。 ともかく本作は、エミリー・ブラントへの食わず嫌いを一掃してくれた記念作でした。 今後は注目していこうと思います。
感想。
ほどよい謎と不穏な空気。
違和感には意味がある。
電車から毎日見てて知った気になっても、何も知らない。
SNSでみる一部以上に知らないと思うけど、レイチェルは知った気になってしまう。
元夫トム・ワトソン。彼は主人公レイチェルを可哀想な女だという。
自分のせいで彼女を可哀想にしたんだろって思った。彼もわかってるから、惨めになってるだけで脅威ではないってことなんだろうけど。後々、脅威ではない根拠が他にあることがわかる。
女性たちはみんな不安定。
男との関係によるところが大きい。
女同士の関係もあるけど。
男性たちは安定してる。安定してて酷いことができるのは、元から…と思ったり。
浮気や暴力、束縛や子作りの強要など。
女性にも問題はもちろんあるけど、そのせいで彼らは不安定にはなってないと思った。
でもスコットの束縛は不安からきてるのかな。
(彼女たちは)家族の理想像があって、それは結構難しいことかもしれない、と感じた。
夫婦仲が良く。子供も生まれて。父親も子を大事にしてくれる。
普通、言葉で言われたら言い返すと思っちゃうけど、頭に来ると手を出す人はいるから怖いと思った。
言い合いができない。
トムは言われても仕方ないときも、一方的に言われるのは耐えられなくて暴力をふるう。
言い分も自己中。
最後レイチェルはよく強気に立ち向かえたなと思った。私だったら怖くて言えない。
現実の世界では男性は子供ができても逃げられる。産むなら一人で勝手にどうぞ、ってできる。メガンの昔の男もそうだった。
近所で不倫してて、知り合いだし逃げられないからトムは…。
もし法律で男性にも責任が絶対行くようになったら、逃げられないから違う事件が出てくるかも。
トムの要素は少しずつならいろんな人にあると思うけど、ただ全部乗せでここまで最悪なのはなかなか。
「お酒」とかけて「この映画の魅力」ととく
前情報無しにふらっと観たけど、めっちゃ面白かった! 最初は3人の女性の関係性が交錯してて理解するのにちょっと時間がかかったけど、後半から怒涛の展開。 女性の嫉妬怖すぎって話かと思ったら、まさかまさか… 犯人にもびっくりしたけど、そこに行き着くまでの構成もすごい。 魅せ方に痺れた。
❇️(名セリフ)君は犬だ!誰からも望まれない虐待された犬。
ガールオンザトレイン 🇺🇸ニューヨーク州マンチェスター 車窓から眺める家には理想の恋人たちが住んでいた。窓から眺める恋人たちの名前や生活を想像する事を楽しみにしている主人公。 恋人たちのある行動で、主人公の行動がエスカレートしていく。 主人公の女性から見た曖昧な視線を軸に、二人の女性との複雑な絡みに翻弄される主人公を描く。 ◉86C点。 ❇️こりゃ面白い🤣。 アル中のでストーカーで妄想癖がある主人公メインに男女六人ニューヨークで起きた驚きの結末!★彡時間軸をずらしながら徐々に真相がわかってくるストーリーで意外とわかりやすくて良かった。 🟡見所5! 1️⃣病的な主人公!この人はヤバそう! 2️⃣美男と美女の幸せそうな生活から一転。 3️⃣ミステリーとサスペンスとエロの展開! 4️⃣時間軸や曖昧な記憶をヒントに楽しめる! 5️⃣犯人がわかった後の行動や素性がヤバい!
【”子が出来ないために離婚した女性が”通勤電車”から見た“理想の夫婦”。”エミリー・ブラント&レベッカ・ファーガソン、ヘイリー・ベネットが絡んで来るミステリアスな展開は、見応えある作品なのである。】
■敢えて記すが、原作既読である。 私が余り好きでないレビューは”原作の世界観が活かされていない”とか、”台無し!”とかである。 大体、こういうレビューは日本の漫画を愛するが故の若者に多い気がする。 内心、”だったら観なきゃ良いじゃん!”とか思うのであるが、マアね。 ■離婚の傷心が癒えないレイチェル(エミリー・ブラント)は、毎日乗る【通勤電車】から見える“理想の夫婦”に慰めを見出していた。 だがある朝、その妻の不倫を目撃。 様子を見に行ったレイチェルは、途中から記憶を失い、気づけば自分の部屋で負傷して倒れていた。 やがて“理想の妻”の死体が森の中で発見される。 ◆感想<Caution! 内容に【物凄く】触れています。> ■”秀でたマインドコントローラーである、レイチェルの元夫、トム(ジャスティン・セロー)という一文だけで、今作のネタバレである。 だが、レイチェルの元夫、トムが行った数々の所業は同性として許しがたい。(映像で観ると、更にその観は強くなる。) ・トムは子供が出来なかったレイチェルに対し、心身が弱っていた彼女に対し、アルコールを与える事で、アルコール依存症にし、それを理由の一つとして別れる。 可哀想なレイチェルは、その事実に気付かず【通勤している】列車の中で、赤ちゃんに与える水分補給のための容器で、酒を呑みながら列車の外を眼の下に隈を作る程、憔悴しながら毎日、観ている。 ー これは、原作を読んでいるからであるが、レイチェルの姿が実に切ない。ー ・そんなある日、レイチェルはいつも列車の中から観ていた女性(メガン:ヘイリー・ベネット)がある男性と、テラスで抱き合っている姿を目撃する。 ・メガンはトムと再婚したアナ(レベッカ・ファーガソン)の家で女中として働いていたが、ある日、【突然】”明日からは来ない”と言って、そのまま行方不明になる。 ー 警察は、トムに対し異常な執着を行っているレイチェルを、重要参考人としてマークし始める。- <ここからは、是非映画を鑑賞して頂きたいが、マインドコントロールに長けた男の身勝手さとそれに振り回され、ある女性は生き甲斐を失いアルコール依存症による記憶を失う状況になり、ある女性は生命を絶たれ、ある女性は幸せの絶頂から不幸のどん底に叩きこまれるのである。 唯一の救いは、アナが恐ろしき夫トムの真実の姿を知り、それまで忌み嫌っていたレイチェルの哀しさを理解するラストのシーンである。 今作は、エミリー・ブラントの演技は素晴らしく、そこにレベッカ・ファーガソン、ヘイリー・ベネットまで絡んで来る展開は、哀しき物語ではあるが、スリリングでミステリアスな展開とムードが見応えある作品なのである。>
エミリー・ブラントうますぎる!
べろべろに酔っ払った経験からしてこの女優のアル中の演技は素晴らしい。ミステリーとしてもなかなか意外な結末が用意されていておもしろかった。難点は脇役の女たちの行動がやや説得力にかけることと、刑事役の女優の出番が少なかったこと。刑事の手によって真相が解明される筋書きだったらさらにおもしろかったと思う。この女優も魅力的だったのでもったいないなぁと思いました。
ひど過ぎない?
異常に評価が高すぎると思う。★4つ程度の人の感想を読むと、たいていは女性の意見のように見える。見えるだけで、実際にどうだか分からないが、女性には支持される映画のようだ。 この映画、事件は起きない。探偵が主人公ではないし、理由も分からず毎日列車に乗って外を眺めているアル中女が妄想に苦しむお話しだ。偶然自分と関係のある女性が失踪し、その死体が発見され、容疑者としてマークされ、酒で寸断された記憶をたどりながら真相にたどり着く。 口の周りにケチャップたっぷり着けて、「誰が私のオムレツを食べたの?!疑わしきは、自分?酒のせいで何も覚えていない」みたいなことを、視点を変え、時間軸を変え、妄想なのか、映画の編集が下手なだけなのか、奇跡的に文学的な独り語りと、ダニー・エルフマンの幻想的なスコアのおかげで、なんだかすごい映画を見ているような気にさせてくれる。 45分で終わる話を、わざわざややこしくして、暗く幻想的なトーンで殺人と不倫を語っていく。哀れな女性の転落するさまを、覗き見しているような気にさせてくれる。列車の窓から見える光景は、レイチェルの記憶の錯乱で、暗いトンネルにさえぎられたり、同じ景色を繰り返したりして、観客を惑わせる。 =====ここから先は、ネタバレと文句しかありません。======== どう考えてもつじつまが合わない。失踪した女性メガンがセラピストに打ち明けた秘密をレイチェルには知りようがない。彼女が若い時、風呂で眠ってしまい、極秘出産した赤ん坊を死なせてしまった秘密。この女、今はベビーシッターをしていて、赤ん坊の父親と不倫をしている。そんな女性に赤ん坊を預ける母親がいるだろか? それがアナ。アナは浮気と知りつつ妻のいる男性トムと関係を続け、やがて妻レイチェルの飲酒が原因で相手が離婚し、晴れてトムと夫婦に。略奪婚だ。授かったトムとの赤ん坊に別れた妻レイチェルが危害を加えようとする。アナにとってはレイチェルはアル中のストーカーだ。 真相は、あまりにもくだらない。ただのDV野郎でサイテーの元亭主トムが、レイチェルを精神的に追い詰め、会社では女性関係のだらしなさで解雇に。ところが解雇の理由もレイチェルの酒のせいにしてしまう。レイチェルは夫の解雇に責任を感じている。子供が出来ないのも自分のせい。ますます酒に溺れ、記憶と正常な判断力は失われる。トムは浮気相手と再婚し、やがて子供が出来、絵にかいたようなしあわせな家庭を築いているようで、そのベビーシッターとも関係済みで、妊娠が発覚すると、はずみで殺してしまう。 レイチェルは、この夫と暮らしていた間、DVのショックが強すぎて正常な判断力を失っていたらしい。何ひとつ覚えていないのだ。映画で語られるのは、列車の中で断片的によみがえる記憶と、車窓から見えるしあわせそうな家庭。 アナは、このサイテー亭主に危害は加えられていなかったと言うのか?夫の正体に気が付かなかったとでも言うのか。オンナ癖で会社をクビになるような男に。はずみでベビーシッターを殺してしまうような暴力男に。アナは、ベビーシッターのメガンが近づいてきた動機が夫との浮気だったことに気が付かなかったとでも言うのか。そんな男と幸せな家庭が築けるとでも思ったのか。 ついでに言えば、結末も気に入らない。殺されかけたレイチェルがとっさに反撃した一撃でトムは瀕死の重傷を負い、アナがとどめを刺す。映画的にもスッキリしない。こういう男は惨めに社会的制裁を喰らうべきなのに、裁きを受けることもなく、罪を償うこともなく、あっけなく死ぬ。意味ありげなモノローグで物語が締めくくられる。「3人の絆は永遠に。私は過去を捨て、列車は先に進む」 ここで言う3人とは、レイチェル、アナ、死んだメガンのことか?絆って、同じ男にだまされたこと? ひど過ぎない? 2018.10.16
たまたま見えちゃっただけ
普通のサスペンスを電車の中から見てしまっただけの作品。 エミリーさん出るから観に行ったけどもう少し内容濃いほうが楽しめた。 エミリーさん言葉発しなくても表情出すの上手いから引き込まれる(..)
原作の小説を読みたくなる
個人的に好きなエミリーブラント、少し影のある演技が大好きだけど、本作は心のバランスを崩したアルコール依存症を熱演! また好きになってしまった。 物語も原作である小説をイメージできる映像、脚本、ヒリヒリとくる緊張感、近年では稀なほど面白い映画も見せてもらった。
女子は振り返らず、前進するのみ
線路沿いの住宅って、同じ時間に毎日通るし日に2回通るし、目につく家はマンションていうのが決まってくるからなんかプライバシーないなあ、と学生の頃からよく思っていた。
そんなところで、興味があり、鑑賞。
痛々しい過去や現在を持つ女性たち。最初ぼやっとみていたら3人の女性のく
みんなで因果応報
登場人物みんな因果応報。
レイチェルは確かに可哀想な事があったとは思うけど、
アル中になるほど酒に逃げてしまったのはやはり彼女の責任であろう。
まあ、旦那があれでは治りようもないだろうが。
しかし終わりはあれでいいのだろうか?
メーガンは殺されて、旦那も殺され、
アナは殺人のトドメを刺して、レイチェルも殺人?してしまうとか。
どこにも救いはないけどね。
先日ウーマン・イン・ザ・ウィンドウを見たが、
ガール・オン・ザ・トレイン同様主人公に記憶の自信が
まったくない設定だった。タイトルもなんとなく似てるけど
全体的な流れも雰囲気もよく似ている。
レイチェルの執着があまりに哀れで、何かやっちゃうんじゃないかという
ハラハラした感じが、だんだん正常な推理になっていき気がつけばいつの間にか
レイチェルを応援していたな。
推理自体はあまり重きをおかず、そのため旦那が殺人犯でもさしたる
驚きは何もなかった。
全体的には面白いのだけど、3ヶ月後には忘れてしまいそうな
内容。レイチェル役のエミリー・ブラントって顔が幸薄そうでピッタリ。
そういえばボーダーラインやクワイエットプレイスでも辛気臭そうな
感じだったものな。。
アル中ミステリー映画
初(?)のアル中女性が謎解きするミステリーとして楽しめる作品でした。
お酒を飲むと記憶を無くす主人公が「酔っ払っている間に自分がしてしまったこと」を思い出すために調査を進めていく話です。
結論は読めなくもなかったですが、早めに犯人が分かっても楽しめると思います(自分はアナが犯人かなと思ってたので外れました)。
「プラダを着た悪魔」のせいかバリキャリのイメージがあるエミリー・ブランドがアル中というのはあんまりしっくりこなかったですが、酔っ払ってる時の飛んでる感じは迫真の演技で迫力ありました。
なるほどねー。でもアルコールは怖いね
登場人物からしたら、まーそうだよね。
でもトムがクソ野郎なのはともかくとして、レイチェルのアル中は自分のせいだしな。
子供が出来なくてアル中になったのか、トムの浮気を知ってアル中になったのか。
そうなると誰が悪いのか。
タマゴが先かニワトリが先か。
終始暗いトーンで気が滅入る映画です。
女性陣は皆魅力的でした。
アナが「ミッションインポッシブル」のイルサとは!
好きだったのに1ミリも気が付かなかった…。
キャスティングの過去作品見て初めて分かるという..
昔は海外の演者の名前もすぐ覚えられたのになぁ。
歳だね、まったく。
そんな感じ!
女優陣みんな素敵でした♪
こういうオチだと男であるのが肩身が狭く感じますね、「男はどいつもこいつも~」って思われそうで(笑) 僕も聖人ではありませんが、真犯人よりはまともでいなくちゃ! 当たり前ですね(笑)
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