沈黙 サイレンスのレビュー・感想・評価
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期待外れ
クリスチャンであった原作者の遠藤周作による本作…いろんな意味で期待が大きすぎました。
ステレオタイプの日本人描写、表面的な心理描写と良いところありませんでした。
キリシタン弾圧をダラダラと描いて、原作に忠実だと言われても困る。西洋の文化と日本の文化、西洋人と日本人、その違いによる悲劇あるいは葛藤が全く心に響かない駄作でした。
神様やかましい
2時間40分の映画、しかも遠藤周作の純文学、最後まで耐えられるだろうかと心配していたが、最後まで集中して見ることが出来た。しかし沈黙と言いながら最後は天からの啓治と思しき声がやたらと騒がしく、遠藤周作の本旨とちょっと違うような気がした、キリスト教者としては、やはり棄教など認めたくなかったのかな。日本俳優陣はみんな良くやっていたし、小松菜奈が出ているのに驚いたが、彼女は若手女優陣の中では一歩抜きんじた感じだ。 ナイス!
心に響きました…
信仰とは何か…色々な思いが言葉にする時間を与えないほど頭の中によぎっては消えていきました。
リアルで、何度か泣きました。
音楽が極端に少なく、虫の音や波の音といった自然の音のみで情景を描いているせいでしょうか。
長い映画のはずですが1シーン1シーンが丁寧に演出されていて、そうとは感じませんでした。
スコセッシ監督作品は余り数多くは観てないけど、いつもこんな感じなのかな?
それにしても、‘沢野忠庵’様はお着物がとっても似合ってました!
大作なんでしょうか?
宗教に興味も信心もない人から見れば単なる悲しい弾圧の歴史の物語でした。全体的に暗く重いストーリーで心に残るものはありませんでした。
キャストの良さが活かされていないような気がします。
片側から見ているようで
スコセッシ監督の中には教義や信念がぶれることなくあるのだろうけれど、これまでと同様、よくよく没入してみると自分すらも客観視した作り方。まぁ、自分はそれが好きなのですが、今回はより色濃く出ている気がしました。
これを世に出せれば終わっても良い。という覚悟に似たものを感じて、羨ましくもありました。
フラットに観ることを願ってやみません。
心に感じるものがあった
内容はパーフェクトによく出来たものであった。
撮影には相当の努力があったのだろうと感じる。
演技力も素晴らしく、観る者を引き込ませていた。
強いて言うならば、日本語と英語が入り混じっているため日本語が聞き取りずらかったと言う人も出るかもしれない。
また、10代がこの映画を観て面白かったと思う人数はさほど多くないかもしれない。
所謂大人のための映画だ。
素晴らしかった。
窪塚やイッセーなど日本人俳優が特に良い
原作を読んでから観ましたが、160分の大作とは言え省略されている部分もあり、一読した上で観ることをお勧めします。キチジロー役を演じた窪塚祐介や井上筑後守役のイッセー尾形、通辞役の浅野忠信など外国人キャストの演技も秀逸ながら日本人俳優の好演が特に鮮明に残りました。
興味深い
キリスト教感バリバリの、押し付けがましい話だったら嫌だなーと思ったのですが、どっこい、井上様や通詞や沢野のセリフには日本人の精神性に関する鋭い考察が見られて、興味深かったです。
フェレイラ神父って、新幻魔大戦の悪魔みたいな姿がイメージとしてあったのだけれど(笑)、きっと実像はこんな感じだったのだろうなあと、妙に納得したりして。
外人が撮るオカシナ日本映画ではなく、俳優さん達も素晴らしい、見応えある出来でした。
エンドロールの自然の音も世界観を表しててよかった。
余計な結末部分。
原作を読んだのが、30年以上前の高校時代、(その頃、「沈黙」は文庫本化されていませんでした。従って、ハードカバーの本を買って、読みました)篠田正浩監督の映画を観たのが、10年程前です。もう、殆ど、話の筋も忘れていたのですが、映画を観ている間、ずっと気になっていたのが、何故、ポルトガル語ではなく、英語なのでしょう、ということです。興行的なことを考えると、ポルトガル語よりも英語、という判断が働いたのでしょうか。英語圏に住んでいない私にとっては、大変、奇異に感じられました。☆をひとつ減らしていますが、その理由は最後の一場面は不要であろう、と思ったからです。荼毘に付される場面を溶暗にして、それで終わりにすれば良かったのです。クローズアップされる最後の一場面にはキリスト教に対する信仰は揺るがなかった、とするキリスト教信者、スコセッシの主張が見て取れます。このような記述は原作にはありません。キリスト教を「是」とするヨーロッパ人の押しつけがましい主張にはいい加減、うんざりします。この場面がなければ☆5個だったのに・・・。個人的にはちょっと残念な作品でした。
沈黙
どちらかというと、キリスト教云々よりも日本人の信仰の本質を描いている作品だと思う。
スコセッシらしい演出も多くあり、見ていてつらいシーンや日本人にとっての図星が何度もあった。
出番はそれほど多くないが、イッセー尾形の演技はオスカーに値する。
8
神の沈黙と人間の沈黙
映画は神の沈黙だけでなく、最後は人間の沈黙を描いて終わりました。長い沈黙の中でも、信仰を守り続けたことに深く感動しました。
イッセー尾形の登場場面から想像を超える演技に圧倒されます。
エンドロールの自然音も創造主の御業を思い起こさせ素晴らしいと思いました。
こころふるわされる
心揺さぶられる映画であり、これほど大きなのテーマに挑んだ監督の想いを強く受け止めることができる映画になっている。
監督の想いがつよく、日本人に理解しやすい内容となっているぶん、世界的には理解され辛いかもしれない!大変楽しめました。
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