ソーセージ・パーティーのレビュー・感想・評価
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史上最強のカオスアニメ
スーパーの食べ物達が人間に食べられないために立ち上がるという、ぶっ飛んだ設定になっています。
終始下品なセリフや下ネタが多いので、人によっては不快になると感じました。
特に、食べ物がバスソルトによる幻覚にかかった人間達と戦う所やビテが人間と合体しているシーンなど、あまりのカオスっぷりで笑ってしまいました。また、ソーセージを男性の性器で表現するのも、どうやったらそんなアイデアが出てくるんだと突っ込んでしまいました。
最後に、フランク達が彼らを演じている俳優をネタにして実写の世界へ向かうのですが、これは続編があるのでしょうか?もし出たら、観てみたいです。
これは下ネタ版「ズートピア」か?
大傑作『スーパーバッド/童貞ウォーズ』のセス・ローゲンが仕掛けた下ネタ満載のR指定アニメ。内容は心底バカバカしいのだけれど、画も話もクオリティはしっかりしているし、作り手がポリティカリーコレクトを意識した上であえて茶化していたりするので、決してバカなだけの映画ではない。そもそもバカがふざけてるだけで面白い映画などできるまい。
とりわけ印象に残ったのは、正しいことを伝えようとしても、大衆は自分たちがバカにされている、上から目線だと感じたら耳を貸さないくだりで、コミカルなアニメーション(本作は確実にディズニーアニメのパロディを意図している)の枠内で偏見やヘイトが渦巻く現代の大衆心理に斬り込んでいるのは『ズートピア』にも通じている。
つまりは徹底的にバカをやるには、ちゃんと正邪の区別がつくだけの知性と客観性が必要だという証明でもあり、ふざけていると同時にとても真っ当な作品だと思っている。
最高傑作
この映画は痛烈なグローバリズム批評をしています。
神への信仰における節度ある生活、神なき時代における際限なき自由といったことがテーマで、本作では啓蒙主義以降の人中心主義をめぐる主体の顛末が描かれているのです。
この映画の表面的な表現に騙されてはいけません。極めて哲学的に高度な主題をあつかった作品です。
ソーセージとパンたち
かなりぶっ飛んだ企画であり、脚本であり、製作陣である。
作品のクオリティは高い。
吹き替え版で見ました。字幕だとついていけないと思う。
映画館で見るのが多分、最高と思います。私はタブレットで見ました。
現代における食品の立ち位置から見た、人間社会を描いた作品。主人公たちは、食品、
豚肉とか鶏肉とか、ハムではなく、ソーセージ。
まあ、ソーセージと言えば、あれなんであるが、ソーセージたちと、パンとタコスと、ベーグルとピラピラパン(パイのようなものか)が中心的な主人公たちです。
野菜、果物、瓶詰め、ポテチ、ガム、ジャム、ピーナツバター、お酒…
続編が見たい。見たいが、見るのが怖くもある。
U-NEXT一ヶ月無料期間を過ぎてしまい、のこりわずかになって見た作品。面白かった。
見れてよかった。
絶対子どもとは見ないように!
まさかなと思ったけど露骨過ぎる下ネタで引いた。
アホ過ぎる中に、食べ物の生産地の国民性とか出て来たり、ギャグかと思ったらホラーだったりして
見所はたくさんあった。
最後どうなるのかと思ったら、
とんでもないおバカでバイオレンスな展開になって
ぶったまげた。
下ネタにどこまで付いて行けるかで面白さが変わって
くるかもしれないけど、
脚本は意外とちゃんとしてたように思う。
あとキャラのビジュアルも好き嫌い別れそう。
ボクはあの変に女体じみたパンが気持ち悪くて仕方なかった。
【スーパーの外は食品達にとって本当に夢の楽園なのか!”太さより長さが重要!”とか”あのバンズの形はアニメとは言え流石にマズくないか!”等お下劣食品形状&台詞炸裂アニメ。クスクス。結構好きです・・。】
■スーパーの棚で、お客に買われて外の世界に出て行くことを夢見る食材たち。ソーセージのフランクは、恋人のバンズ、ブレンダと結ばれてホットドッグになる運命だと信じていた。ところがある日、2人は食材たちを待ち受ける恐るべき真実を知ることに…。
◆感想
・いやあ、この作品、噂には聞いてはいたが、ここまで凄いとは・・。
・ブレンダを代表とするバンズの形はアニメとは言え流石にマズくないか!
・食品達の乱交パーティシーンはホントに良いのか!
・不滅のビデがスーパーの店長の○○の穴に入るシーンや、そこに更にソーセージのフランクが入るシーンは実写は不可能でしょう!あのアングルはどう見ても<以下、自粛。>
<今作は面白かったなあ。スーパーの外は楽園と長期保存食品達に植え付けれられいた食品がスーパーの外に出ればそりゃ、死だよ。
それにしても、声優がセス・ローゲン(フランク)、ジョナ・ヒル、ポール・ラッド、エドワード・ノートン、サルマ・ハエック、クリステン・ウィグ(ブレンダ)だよ!
(一応、聞き取れたと思う・・。)
皆、笑いを堪えるのに、必死だったんじゃないかな?>
無神論の黄昏
スーパーマーケットに並ぶ商品たちの間で流布している「外に出たら楽園が待っている」「楽園に辿り着くためには棚の上で徳を積む必要がある」といった教義は現実の宗教にもよくみられる。神の救済を迎えるために身も心も潔白でいましょう、と信心する食品たちはさながら敬虔なカトリック教徒のようだ。
しかし食品たちが神と崇める人間の正体は彼らの認識とは大きくかけ離れたものだった。彼らは食品たちに救済を与えるどころか、彼らを切り刻み、焼き払い、咀嚼する悪魔の化身だった。
ではなぜ人間=神などというインチキ宗教が罷り通っているかといえば、スーパーマーケットの古参商品たちがそのようなフィクションをでっち上げたからだ。彼らは人間が店内にやってくるたびに阿鼻叫喚の様相を呈する商品たちを憂い、人間=神という等式を考案することで大衆の混沌を体よく鎮めた。何らかの不条理を宗教というフィクションに接収することで合理化を図るというのも現実の宗教によくあるプロセスだ。
しかし宗教とはその信奉者の数が多ければ多いほど多種多様な派閥を生み出すものだ。カトリックとプロテスタント、スンニ派とシーア派、あるいは日蓮宗と創価学会…古参商品たちが作り出したプロトタイプの教義は各棚の各商品によって恣意的な書き換えが行われ、それらはいつしかカルト的な民族ナショナリズムの温床として機能するようになった。迷える人心を一つにまとめ上げるための強固なフィクションであったはずの宗教は、いつしか民族間の対立と分断を煽るイデオロギーへと頽廃してしまったのだ。
主人公のソーセージは、はじめこそ人間=神の素朴な信奉者だったが、ふとしたきっかけでそこに疑念を抱き始める。本当に人間は神なのか?スーパーマーケットの扉の向こうは本当に天国なのか?彼は真実を探す孤独な冒険の果てに、この宗教を断ち切るための確たるエビデンスを手に入れる。それは料理本、すなわち人間による商品殺戮絵巻だった。
彼は料理本の紙片を商品たちに見せつけながら「目を覚ませ!」と訴えるが、誰一人耳を貸そうとしない。これはある意味では当然のことといえる。ソーセージのガールフレンドであるパンが、彼の啓蒙的な物言いに対して「そんな言い方じゃダメ」と苦言を呈していたことからもわかるように、既に強い信心をもっている人々に対して「俺だけが真理を知っている」的な態度で接してもまるで意味がない。そうではなく、彼らと同じ目線から、彼らに勇気を与えること。
ここでいう勇気とは何かというと、それは教義への挑戦だ。清く正しく生きる、という宗教的自縛から逸脱すること。
しかしこの逸脱へのプロセスは清々しいくらいのマッチポンプだった。ソーセージ率いる反宗教軍は、スーパーマーケットをうろつく人間たちをヤク漬けの暴徒と化させ、彼らの凶暴性を商品たちの前で暴き立てることによって、半ば強制的に信心を解体させたのだ。言うなればこれはキリストを壇上に引き摺り出して「ほら見てください!こいつ秘儀とか何もできないんすよ!」と嘲弄することと大差がない。けっこうな荒療治だ。
かくして商品たちは誤った信心を捨て、邪悪な人間たちを葬り去ることに成功したが、その後に残るのはセックス・ドラッグ・ロックンロールといった具合の無秩序な本能の狂宴だ。そのカオスぶりはヘイズコードや反共産主義といったコードに縛られたハリウッド神話の傷口から滲み出したアメリカン・ニューシネマを彷彿とさせる。しかしこの無神論の熱狂が覚める頃、彼らはいったい何を思うのだろうか。神はいなかった、俺たちはその真理を暴いた、しかしだから何だというのか?重要なのは、その後の世界をどう生き抜くか、ではないのか?そこに対する処方箋を欠いていたがゆえにアメリカン・ニューシネマは『タワーリング・インフェルノ』や『スター・ウォーズ』に取って代わられたのではなかったか?
しかし無神論の後に出来するであろうより実存的な不安には何ら手をつけないまま、物語は安易なメタフィクションへと逃避して幕を閉じる。どうせなら革命が成功した時点で終幕させ、続編を仄めかすくらいの気概は見せてほしかった。
映像は綺麗だったかな
こんな話良く思い付くなーと少し感心。映像は悪くない。オチはどうするのかなと思いながら見続けていたが最後はそう持って行ったのかーと。そうだよね。そうしないと終わらないよね。
人間が悪者な立場で少しホラーぽくも見えた。最初ミュージカル映画なのかと思った。
見事な下ネタと薬ネタ。後半のパーティー部分はすごいよね。笑えたとこはなかった。かといって引くまではいかなかった。
つまらなくはないけど面白くはない。こんな映画もあるんだねーという感じ。
食物には感謝せんとな
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スーパーの食材たちが、人間達に食べられるのを避けるために反乱を起こす話。
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ソーセージ(男)とパン(女)が合体(SEX)してホットドックになるのを夢みているという設定から、下ネタ満載のバカ映画であることは間違いないんだけど、それぞれの食材がアメリカを風刺しているブラックコメディでもあったり、食材が人間たちに調理、食べられる描写もなんかグロくて良かった。
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映画へのオマージュも多めで『ゴーストライダー』、『ターミネーター』、『博士の異常な愛情』などなど他にもいろいろありそう。
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最後の見てるこっちをちょっとゾワッとさせるような演出も好き
本物で笑う
落ちてきた首が本物で笑う。スーパーの人間全部殺してる。意思を持った食材こわい。
スーパーの外は天国だ!天国に行きたい!っていってる食材達はキリスト信仰の皮肉なの?
全体皮肉と下ネタのオンパレード。ネタも凝ってた。
人間の発想力は無限大!
「よくこんなもの考えついたな!」というのが見終わった後の一番の感想です。この作品は食べ物が喋る、ヤる、食われるというぶっ飛んだシーンだらけの映画でしかもそのシーンの全部がその食べ物らしいんですよね。例えばソーセージはパンと合体してホットドッグになることがセックスで、バナナの皮を人間の皮に見立てたり。最高かよ。
でもこれは確実に人を選ぶ作品でしょうね。「今まで見たギャグアニメで一番好きなのが生徒会役員共と銀魂!」なんて下ネタ好きな人は絶対楽しめます。ソースは俺。
それに下ネタだけじゃなくてパロディも沢山ありました。多分アメリカ出身だったりする人ならもっとわかるんだろうけど僕はターミネーター2くらいしか分かりませんでした。
アニメーションとしてもしっかりやってます。CGもピクサーまでとは言わないけどドリームワークスぐらいヌルヌル動くし何よりキャラデザが最高すぎるからそれを眺めてるだけで楽しいんですよね。そのcgで食べ物同士がファックしてるシーンが見たいという拗れた性壁を持っているお友達がいたらこれをオススメしてあげてね。
こんな骨董無形な映画ですが意外とテーマもしっかりしていて人を信じることの大切さも分かります。
総合的に僕のセンスにどんぴしゃりな映画でした。下ネタ好きならぜひご覧ください。
トラウマになるわ
夜中に見たんですが、このアニメ映画は15歳にはまだ早そうだなー、、結構グロいシーンもあるし。
この映画でドラッグを使うシーンがありましたが、いや、使い方とか知りたくなかった〜
わりとリアルに描写されているシーンも多いので、下ネタだけを楽しみたい方は予告版だけで十分です。
ただの下ネタだけの映画だと思っていたら、全然そんなことないので、15歳になった子供が周りにいてR15指定のアニメ映画があっても、一緒にみようなんて言わないでください。
トラウマになるわ。
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