必殺処刑チーム
2015年製作/114分/カナダ
原題または英題:Gridlocked
スタッフ・キャスト
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デビッドドミニク・パーセル
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ブロディコディ・ハックマン
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コーバースティーブン・ラング
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サリーダニー・グローバー
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ライカービニー・ジョーンズ
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ジーナトリッシュ・ストラタス
2015年製作/114分/カナダ
原題または英題:Gridlocked
デビッドドミニク・パーセル
ブロディコディ・ハックマン
コーバースティーブン・ラング
サリーダニー・グローバー
ライカービニー・ジョーンズ
ジーナトリッシュ・ストラタス
「プリズン・ブレイク」のお兄ちゃんリンカーンこと、ドミニク・パーセル主演のこちら。
どうせ、つまんないんだろうなーと思い観始めたけど、それが結構面白かった(笑)。
問題行動の多い俳優のブロディのお世話係に任命されたディヴィッド。
「早く本物の銃を撃たせろ」と生温いことばかり言うブロディを、特殊訓練施設へと連れて行ったが、武装集団に襲撃され…。
何故、武装集団に狙われたのか…。誰か手引した者がいるのではないか…。疑心暗鬼に陥ると思いきや、そこは特殊部隊で鍛えた判断力?でスパイと思しき人物をアッサリ縛り上げ…問題解決(でも、それは正解なのか??)!
それに敵の大将がね!スティーヴン・ラングとかね!悪い&強そうで(笑)。
銃撃戦で、お手製の武器を仕掛けて敵を倒したり…死んだフリもあり(笑)、バカバカしくも楽しかった。
それと、ディヴィッドの同僚のジェイソンがカッコ良かったかな!顔とかじゃなく(笑)佇まいがね。
因みに、毒ガスを中和するのにアンモニアって有効なの?
ここ数年のドミニク・パーセル主演映画を考えれば、本作はまだそれなりに見れる内容だったのではないでしょうか。
何せ最近は「ワイルド・マックス」だったり「ジェノサイド・ゲーム」だったり「アイス・ソルジャー」だったり、まあとにかく見掛け倒しのジャケ写詐欺映画ばかりでしたからね・・・。
勿論、ドミニク主演で劇場未公開のカナダ映画としては意外と見れるのであって、冷静に見てしまえばどこにでもあるB級アクション映画以外の何物でもないですが、何せハードルが低かったものですから(笑)
逆に今度はどんな酷い映画を見せてくれるのか、そっちに期待した駄作マニアの方々は意外と見れる映画だったので少々肩透かし気味だったかも?とは言え、やっぱり今度もジャケ写詐欺と言えばジャケ写詐欺映画だったんですけどね、あのメンバーでチームは組んでませんから・・・。
まあでも、どこか昔懐かしい要塞立て籠もり系の内容は、単純に好みだったこともあってか、何だかんだで結構楽しめちゃいました。
終盤の銃撃戦、アクションシーンは、なかなかの迫力で、ついつい見入ってしまいましたね。
ハリウッドの大作映画と比べてしまえばそれはかなりショボいですが、低予算映画としてはまあ頑張った方でしょう、警察の特殊部隊チームVS傭兵軍団の男臭い銃撃戦&肉弾戦、まずまず悪くはなかったと思いましたよ。
ただこの内容で尺が2時間近いのはちょっと長すぎだったかなぁ、特殊部隊の施設でコトが始まるまでが特に長すぎ。
特殊部隊の元リーダーだったドミニク・パーセルと、問題を起こして奉仕活動させられている俳優・ブロディの関係性を詳しく描きたかったのはよく分かるのですが、そこまで効果的だったとも思えなかったし、そこまで面白くもなかったですから、正直削れるところはしっかりと削って欲しかったです。
まあ邦題はチーム重視の邦題なのに、中身はバディ・ムービーとしての割合の方が強かったアンバランス感がそう思わせてしまっただけなのかもしれませんが。
しかしチャラい俳優にはずっとイライラさせられっ放しでしたけど、何だかんだで終わってみればドミニクと思いのほかいいコンビでしたね、ドミニクの渋さも彼のおかげで十分際立ちました。
敵のゴリゴリ感も分かり易いキャスティングで良かったです、スティーブン・ラング&ビニー・ジョーンズ、雰囲気からして悪人だ(笑)、チームに裏切り者が1人いるドキドキ感も、話を盛り上げる意味では好ポイント、まあ目的は本当にゲスい戦いでしたけど、B級映画らしくてこれはこれでOKでしょう。
果たして敵に囲まれた施設の中からドミニク・パーセル軍団は生きて出られるのか・・・変な期待さえしなければ、それなりには楽しめる内容だったのではないかと。
落ち目の俳優がひょんな事から特殊部隊の傭兵団の一員となり社会復帰(?)の為にあれこれ教育を受けようとしているさなか、巨額の債権を巡る事件に巻き込まれるアクション。
ドラマシリーズ『プリズン・ブレイク』のお兄ちゃん役ドミニク・パーセル主演作品。※この人意外と働いてますよね。どっちかというとイケメンだと騒がれた弟役のウェントワース・ミラー氏どこへ行った…。
キュートな見た目の俳優クンが主人公かと思いきや、注番のわき役感が凄い。
終盤に差し掛かるまで全くの空気的存在で心配になる程。
また、アクションアクターとして仕事をしていた事を活かしてくれるシーンが少な過ぎる。
途中死んだフリをして不意をつき敵と戦うシーンがあるのだが、彼が死んだふりをした事で仲間の1人がアッサリ殺されてしまう為ポカーン状態。
落ち目俳優がプロの集団の一員に、という題材が結構面白いなと思わせてくれただけに残念だった。