「東京の青空。」映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
東京の青空。
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最果タヒの詩は読んだことがない。しかし凄い名前だな(^^;
タイトルが冒頭の詩の中に出てくる。ヒロインが語る台詞が
詩調だったのはそういうことかと観てから気がついたのだが、
映画初主演という石橋静河の演技は骨太で、詩を映像化した
監督のチャレンジはほぼ成功している。ただ東京で生きるだ
死ぬだの考え方には閉塞感が強く憂鬱に苛まれる部分が多い。
中高年日雇い労働者の現実、とりわけ田中哲司の腰痛は自分
にまで達する痛みに感じ取れたし、インテリ爺さんがある日
突然亡くなっていることもリアルだが、そんな生き辛い毎日
を懸命に生きている主人公達若者を応援したい気持ちになる。
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