劇場公開日 2017年10月7日

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あゝ、荒野 前篇のレビュー・感想・評価

全118件中、1~20件目を表示

4.5邦画らしい情緒的なボクシングシーンを模索する心意気

2017年10月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

吃音の建二役に韓国人俳優ヤン・イクチュンを起用したのは妙手だ。日本語の台詞を流暢に話す必要がなく、言葉ではなく表情や動作で感情を表現することに成功している(ちなみに、母親が韓国人という設定は映画のオリジナル)。 当然、ボクシングの場面が重要な要素を占めるのだが、はじめのうちはハリウッド映画に比べると体躯の差やカメラワークの差があって迫力不足に感じたが、次第に、リング上での殴り合いに情感を重ねる日本的な拳闘シーンを模索しているのでは、と。菅田将暉が演じる新次と建二それぞれの成長と関係性の変化も的確に描かれ、期待感とともに切なさも誘う。 好みの問題になりそうだが、原作で「女優のような美女」として描かれている芳子役の役者が魅力に乏しくて残念。激しいベッドシーンが多数あるので、キャスティングに制約があったのだろうが、共演陣では木村多江、河井青葉、今野杏南の方が女優然とした華があった。

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高森 郁哉

5.0十数年前に新次を捨てた母親(木村多江)との再会。 芳子と東日本大震災の被災地で生き別れになった 母親セツ(河井青葉)もまた新宿に来ていた。

2024年4月15日
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鑑賞方法:VOD

興奮

萌える

動画配信で映画「あゝ、荒野 前篇」を見た。 2017年製作/157分/R15+/日本 配給:スターサンズ 劇場公開日:2017年10月7日 菅田将暉 ヤン・イクチュン 木下あかり モロ師岡 高橋和也 今野杏南 山田裕貴 河井青葉 前原滉 萩原利久 小林且弥 山本浩司 川口覚 鈴木卓爾 山中崇 でんでん 木村多江 ユースケ・サンタマリア 山田杏奈 井之脇海 振り込め詐欺などの悪事や傷害事件で少年に入っていた新次(菅田将暉)。 理髪店で働き、給料を父親(モロ師岡)にとられてしまう バリカン(ヤン・イクチュン)。 2人はボクシングジムのオーナー、 片目(ユースケ・サンタマリア)とプロボクサーを目指すこととなる。 売春をしながら男の財布から金を盗んでいた 芳子(木下あかり)は新次と愛し合うようになる。 十数年前に新次を捨てた母親(木村多江)との再会。 芳子と東日本大震災の被災地で生き別れになった 母親セツ(河井青葉)もまた新宿に来ていた。 デビュー戦となった新次とバリカン。 その結果は明暗を分けた。 物語は後編へと続く。 上映時間157分の長い映画だが長さは感じない。 満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

4.0過去鑑賞

2023年2月15日
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何となくなんですが勝手にもっと古臭い昭和な雰囲気の漂うような作品かと思っていたのですが、時代設定は現代から寧ろ未来な感じだったんですね。 ボクシング以外にも様々なシーンが挟まれている事も有り、いったいどこに向かって行くのかよくわからない作品なんですが、キャストが魅力的なのもあって、これが不思議と面白く尺が長いのに気にならない作品でした。

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刺繍屋

0.5ただただ長い

2022年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

登場人物の誰にも共感出来ない。つまらない突っ込みどころも満載。まず主人公のボクシングライセンスは剥奪されるべき。解散したJBCが協力していた事もマイナス要因。とにかくダラダラ長い。

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ブルーザーブロディー

3.5前後編ありますが、分けてレビューするほどでもないので、前編にまとめました

2022年4月3日
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原作はあの寺山修司が遺した唯一の長編小説 50年以上前の作品を現代を舞台に再構築して映画化した ぎこちない展開のストーリーとあからさまな人間関係に癖癖としながらも、そのテーマ性、情熱に引き込まれていく ただ、無駄なシーンが多すぎる エロいシーンを含めてね 前編では、自殺と学生の話に結構な時間を取っているが 時代が違うので、現代の若者意識とはかけ離れてしまって現実感がない 特に学生サミットは、学生が世の中を変えれると希望を持っていた時代の変な熱があって今とは違いすぎる 映画ではカットして良かったんじゃないかな 人間関係は別に設定すればいい 寺山修司にとっては唯一の小説なので盛りだくさんになってしまったんだろうけど ボクシング物として単純化した方がスッキリする これでは東野圭吾を足した”あしたのジョー” だから、二部作にしなければならなくなったし、現実感が無くなってしまった ボクシングシーンは、”はじめの一歩”感もまじって笑ってしまった 山田裕貴はヒットマンスタイルといってましたが、真柴のフリッカーみたいだった ヤン・イクチュンは一歩のピーカーブー 菅田将暉は矢吹丈ですかね ラストは予想外でビックリ 結果は力石みたいに逆を予想したんだけどね ただ、バリカン健児の動機が意味不明 僕はここにいるよぉといわれてもねぇ 菅田将暉もヤン・イクチュンもいい演技で魅せましたねえ 意味もなく役者の無駄遣いが多い この二人のシーンをもっと増やせばいいだけなのに 自殺、学生のシーンの他に床屋のシーンもいらないなあ ただ、菅田将暉 冒頭の狂犬のような目はさすがだったのに ボクシングを始めたとたん、目がすでに少年のように澄んでしまっている これは、菅田将暉が悪いというより、物語的におかしい 兄貴分を半身不随にした相手をぶちのめすのが目的のはずなんだから それに 振り込め詐欺なんて口先だけでいい思いをしようとする連中が、コロッとハングリーなボクシングに青春かけるのは無理がある 演出をサボっているとしかいえない サービスは菅田将暉の全裸の後ろ姿 なかなかセクシーだけど、びっくりしたのは、意外にギャランドゥなんだ

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nakaji

4.0最後の涙が静かに頬を伝う作品でした。5時間だけど、いつかもう一度また見たいな。

2021年11月7日
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鑑賞方法:VOD
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spoon

4.0寺山修司嫌いだったけど

2021年10月18日
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寺山修司あしたのジョー好きやったもんなーと思って見た。 「息もできない」のヤン・イクチュンが作品に深みを与えてる。

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KoN

2.5ちょっと退屈

2021年5月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

何度も挫折しそうになった。 メインの演者たちが素晴らしい。 けど、日本映画独特の雰囲気満載であまり好みじゃない。 自殺フェスの件は全く必要ないと思う。 しんじ対ゆうじの戦いがどうなるか気になるから後編も見る。

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moonmoon

4.0【ディストピア感溢れる近未来の人心荒廃した東京で、幼少期からの屈託を抱えた二人の青年がボクシングに魅入られ必死に生きる姿を描き出した作品。設定、人間関係の描き方が秀逸である作品でもある。序章。】

2021年5月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

ー これだけの作品であるので、内容は割愛。ー ■感想 1.作品時代設定の秀逸さ  ・1966年刊行の寺山修司の原作を、2021年の東京・新宿に設定を変えた事。  それにより、現在の日本が抱えている諸問題 ー 介護、自殺の増加、福島原発事故(今作では東都電力となっている)、自衛隊国防費 ー も作中に巧みに取り入れている点。 2.W主人公の正反対とも言える性格設定及び捨てられた親との関係性  1)新次(菅田将暉):幼き頃、東京オリンピック競技場が建てられる前の団地で、両親と暮らすも自衛官だった父はpdsdにより縊死。母京子(木村多恵)は、幼き新次を孤児院に預け、消える。   その後、新次は荒々しい性格ながらも、常に何かに屈託した生活を送る。  2)健二(ヤン・イクチョン):韓国人である母と自衛官の父(モロ諸岡)との間に生を受けるが、母は韓国に戻り、父と暮らすも自衛官時代の4人の部下(含む新次の父)の自殺により、世間から糾弾され酒に溺れる父からの暴力に悩み、家を出る。   吃音持ちだからか、伏し目がちで自信なさげに鬱鬱とした日々を送る。 3.作品構成の妙  ・新次と健二の哀しき過去の、現代パートへの挿入のタイミング。  例えて言えば、新次がぐれていた頃の、同じ孤児院で育った劉輝(小林且弥)に対する裕二(山田裕貴)の裏切りと、現代パートで二人が仲が良さそうにしている姿を新次が驚きの表情で見るシーンや、新次と健二が所属する事になった海洋拳闘クラブのオーナー、宮木社長(高橋和也)の秘書になっていた母京子とのデビュー戦での再会シーン。  ・新次と同じく、3.11により母を身障者にされながら、母を見捨て東京に出て夜はデリヘル嬢、昼はラーメン屋で働く芳子(木下あかり)と新次との関係性の変遷。 <”どんなに辛い状況でも、時にブレながらも前を向いて生きる新次、健二、芳子を中心にした、人心荒廃した東京を舞台にした、壮大な物語。  新次、健二がボクシングの面白さに魅入られていくプロセスも効果的に描かれている作品。打が、前編は未だ序章である・・。> <2018年1月14日 様々な賞の受賞記念としての特別上映で、鑑賞> <2021年5月 2日 別媒体にて再鑑賞>

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NOBU

3.02021年に見ちゃったわよ。

2021年3月28日
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死者数こそ及ぶべくもないが、それ(東日本大震災)よりさらに状況は悪い世界の中です。 未来が見えない。 その見えない中で、ある程度の普通を求めては生きていますが。 スナックのマスターは、時短営業を要請されて どうやって過ごしてるんだろうなあ、とか。 ボクシングの観客席はきっと 一つ飛ばしのソーシャルディスタンスで 介護施設はクラスターに怯えてる、もしくはクラスター真っ只中か。 なんて、こっちの現世の方がパラドックスみたいだなあ。 って おっぱいの綺麗な女優さんが何人も出てきてメインキャストみんなかってくらいの濡れ場ありです。 原作が寺山修司で1966年? よくまあそんなもの映画にしようと思ったなあと。 それにしては 振り込め詐欺とか東日本大震災とか東電とか 上手くやった。 と思ったらコロナですよ2021年。 見る時期 間違えちゃった。

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asica

4.5俳優って凄い!本物のボクサーにしか見えない

2021年3月5日
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菅田将暉 ヤン・イクチュン 共に素晴らしい演技。 筋肉のつき方から目つきから気迫から本物のボクサー以上な気がした。 試合中の菅田将暉なんて何もかもが凄すぎる。 途中無駄に思えるシーンややり取りも、、。自殺なんとかね。 結局全て繋がるんだけど なんだか見ててテンションが下がる。 あと、女性陣も皆さんとても素晴らしいけれどよしこちゃんだけが魅力を感じない。。 もう少し美しい女性がよかったな。 性を差し出し安売りする女性 多過ぎ。 それに比べバリカンの一途な事。

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多賀子

3.0ユースケ・サンタマリアの再定義

2021年2月18日
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拳闘映画ニ外レ無シ。 全員儲け役、特にユースケ・サンタマリアの再定義と新星山田裕貴のヤラレ振りを評して私的年テン上位。 超近未来の設定良し。 虐待親父をもて余し闘う動機の詰めが甘いゆえ、あしたのジョーには及ばず。

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きねまっきい

2.0観るに耐えない映画でした😥

2021年1月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

人それぞれ違うでしょうが、私が映画に求めるのは、起承転結のあるストーリー、テンポ、音楽、落ちが大事だと思ってますが、それに加えて、やはり映像の美しさやストーリーのわかりやすさも必要だなと思いました(^^ゞ ところが、この映画は、映像が暗い、汚ない、ストーリーもだらだらして辛気くさくて、何のために必要な描写なのかわからないような描写が多すぎて、何とも後味の悪い映画でした😥 もっとわかりやすく、テンポのいい映画にできないものかと思ってしまいました(-_-;)

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LEOWORLD

3.5何でも好演の菅田将暉

2020年12月29日
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ボクシングは私の大好きなスポーツ。 役者がやると、ロッキーのようにホンモノのボクシングに見えず「やっぱり難しいよなぁ」と諦め加減で観る。 まぁ、それもあり。 でもここに出てくる役者達は、おそらくしっかり観るに耐えられるボクシングの基礎を学び、実践出来たなと思えた。 お勤め帰りの菅田将暉さん。 何があったか、これからどうなっていくのか、それがボクシングを通じて更生し、リベンジに向けた戦いが始まる。 いつも怪しい役どころのユースケが中々いい人で、ここを観ていて気持ちがいい。 他のキャストもここはこの人という文句なしのハマり具合がこの映画の成功要因だろう。 ボクシングの世界観は、泥臭く底辺からの這い上がりとイメージされるが、センスでズバ抜けた選手や、財力・人脈の強いプロモーターやジムの力によるとこも多く厳しい世界だ。 個人的にあしたのジョーよりがんばれ元気のボクシング漫画が大好きだったので、こういう泥臭いストーリーは好みだ。 上映時間は長めだが後編も観たくなる良作。

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零式五二型

4.5鑑賞するにはエネルギーがいるな!

2020年12月19日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

本作で、最優秀主演男優賞を受賞した菅田将暉くん。 鑑賞前から期待しかなかったこちら、ええ、大満足。 父が自殺して、母には捨てられ。施設では周りの子供に虐められ。高齢者相手に詐欺をしながら犯罪に手を染め、仲間に裏切られ、最終的に一文無しになって流れでボクシングを始めた新次を熱演。 新次と同じボクシングジムに入った健二は、韓国の名優。ヤン・イクチュン。本作を観る前に、韓ドラ"大丈夫、愛だ"で、その演技力に驚かされていたので、本作に出演すると分かったときにはとても嬉しかった。 案の定、新次も健二もそれぞれにすごく見入ってしまうほど興味深いキャラクターであった。 また、ジムに誘ってきた元ボクサー堀口役のユースケ・サンタマリアさんや、コーチ役のでんでんさん、その他のキャラクターも皆さん魅力的な役者さんだらけで楽しめました。 SEXシーンも菅田くん体当たりでやってます。 色白の体に筋肉がいい感じについてて、お臍の下がセクシーで♡しっかり絞ってていい体です。 菅田将暉って本当に不思議な役者さんで、グワーってテンション上がりまくって怒ってるのに、どこか繊細に見えて、惚れた女の子には真っ直ぐなピュアな男になって、アニキ(健二)と話す時は無邪気な子犬のようで。 本当に幾つの顔があるんだと、毎度毎度楽しませてくれる役者です。 イクチュンさんは、流石の演技で、弱々しくて優しすぎる感じがものすごく良かったです。吃音のある話し方もとても自然で、この優しい人がどんな風になっていくのか。後半の予告見る限り、こりゃややこしくなりそうでしたね。 映画のストーリーに関しては、自殺防止セミナーなど現代の日本で一つの問題となる自殺を盛り込んだり、それぞれの家族が問題ありすぎなだけで終わらず繋がりがあったり。ボクシングの試合シーンだけでもお腹いっぱいになるところを少しユーモアなシーンもありながら進むおかげで、あっとゆぅまに鑑賞できました。 さぁ、後半はどうなることやら。 どうか、新次も健二も幸せになってほしい。

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M hobby

3.5前編

2020年12月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

大震災、徴兵、自殺、詐欺などの社会風刺がさえわたる。 BGMの少なさがリアルさと緊張感を増させる。 人間関係の絡みかたが面白い。 演技も良い。

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ABCD

3.5面白い

2020年9月25日
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鬱な気分になるけど見入ってしまう

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みみみ

4.0後編で、、

2020年5月20日
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鑑賞方法:VOD

寺山修司作という先入観か、、もっと複雑な話しなのかと思って食わず嫌いだった 役者がみんな上手い 惹きつけられる

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おんぷ

4.0目がイッちゃってる

2020年4月15日
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鑑賞方法:VOD

前半ドロドロした雰囲気で不安になりましたが、一応スポ根的に努力・友情を見せます。 その中に寺山修司が醸し出す恵まれない若者のざわざわした不安がまぶされています。(いや、寺山修司知らないんですが) これも演出、役者の演技でしょう。 迫力が凄いです。菅田将暉を中心に目がイッちゃってる人だらけです。

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ジンクス