くも漫。のレビュー・感想・評価
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真摯にふざけた事する面白さ
内容は中川学による風俗店にて、くも膜下出血を発症とその後の闘病生活記録。やっぱ風俗店に行く事が絶対悪の様に思われる家族とのやり取りや問題の転換が真剣でいて笑える。時折緩急つけたりドラマ出身の監督だけあり終始小さな山があり飽きさせない構成になっている。凄い映画では無いが面白い映画だと思う。人生色々あるよなーって感じがよく伝わった。
クマモン
普通のエロっちぃ映画かと思っていたら、まさかのハートフルな家族物語、くも膜下出血闘病記。男なら恥ずかしいことだって経験しなきゃ・・・
くも膜下出血に罹ると死亡率40%、後遺症30%、社会復帰30%。風俗店「オフィスっ娘クラブ」のゆのあちゃんも看護師資格の勉強中だったことで対応が早く、救急隊員だってどこで倒れていたのかを家族には秘密にしてくれた。だけど、母親が「下ろしたての靴」が見当たらないことで、騒ぎ立ててしまい、親戚中で議論が始まってしまう。
術後のイメージがかなり恐ろしかったりするけど、尿管カテーテルは痛いはずなのに優しく描かれている。死ぬことより、風俗店で倒れたことの方が恥ずかしい・・・そう思った中川学は隠すことに必死。あ~、でも妹のあっちゃんには真っ先にバレてしまったね。
中高年に多い病気ではあるけど、若者だって罹る病気。飲酒・喫煙は要注意だ。そういや、麻雀やってるときに急死した20代の親戚もいたなぁ~と思い出してしまった。後遺症もなく完治したのは若いからだろうか・・・それとも性欲をコントロールできたためか。ともかく、非常に参考になる映画だったことには間違いない。低予算ながら頑張ってる!
なんていい家族なんだ!
急死に一生を得たのに倒れた場所にこだわるところ、身につまされるなあ。友達には自虐ネタで披露できても、家族、特に嫁さんにはひた隠しにしたいであろう。ここまでの状況でなくとも、男ならだれしも、もし自分が突然死したらアレとかアレが家族に見つかっちまうの気まずいなあ、と思ったことがあるはず。定期的な断捨離は男にこそ必要です。そんな中、息子の名誉を守ろうとする父親や妹、全てを知って呆れながらもフォローを忘れない母親と、家族の愛の深さに感動した。お父さんの「男なんだから…みんな恥かいて生きていくんだ」は名言!
まあこんなに優しい家族だからいつまでもニートから抜け切れないとも言えるが。
好きなテーマですよ。
こんちはーすっ。でおなじみ、脳みそ夫がいい味を出した演技で好演。男なら一度はお世話になる性風俗が引き起こした不幸な出来事を面白可笑しくしたストーリー展開。序盤は楽しめたが、途中から中弛み。ところで、あんたどこで倒れて運ばれたの?のやりとりは、本人ではないけれど、恥ずかしいからやめて〜って叫びたくなった。もう少し脚本をいじったら、もっと面白くなるのにー、て残念だったので星三つ。
いいんだ 男なんだから みんな恥かいて生きていくんだ
作風も出演者もとてもよかった。最後の曲も胸に染みる。
面白場面たくさんあったけれど、お話的には靴がないの一点集中で笑わせてるのが良い。
ゆるキャラ史上最恐のクモマン、かーちゃん、父と妹、病院関係者に遠藤さん。みなキャラが立っていてとても見やすかった。
脳みそ夫の演技も本当に素晴らしい。
やや単調でした。
「ソノサキ」という番組で、主人公が出演されていて、こちらでの評価が高かったので、すぐに視聴しました。tv番組でのインパクトが強く、映画では、ややクドイところや、単調なところもあり、原作漫画どうりなのでしょうが、演出に面白みが欠けている感じがしました。
良質なコメディ
主演の脳みそ夫の演技が良かった。自然な演技だった。平田満、 柳英里紗、沖ちづる・・・出演者が適材適所で皆素晴らしかった。原作の漫画をリスペクトした内容だった。くも膜下出血の恐ろしさが伝わってくるのと同時に笑えた。良質なコメディだった。それでいてサスペンスでもあった。くも膜下出血イメージキャラクター「くもマン」もいい味を出していた。必見の作品だ。
病とエロ コメディのコラボ
よくこの手の作品に医療業界が協力したな
病をコメディにして良いのかな?作品そのものは本来なら重いテーマだし実際よくこうしたケースではキャバ嬢を飲食店 風俗店を接待業とか呼ぶケースがあるが!!
靴への執着
原作未読。
あらすじを読んで期待していたけど、こんなネタの様な事実って…経験した原作者には申し訳ないけど「持ってる」ね。
下ろしたての靴がなくなったことを追及するミステリーかと思わせる程の?皆の執着っぷりと公式マスコットくもマンの素振りにニヤニヤが止まらなかった。否、声を出して笑ってしまった。
そしてこのふざけた作品に似つかわぬ、心暖まる父親の告白には思わず涙が…出ないけどねw
危なくリアクション間違えるところだった。騙されちゃダメだw
あ、でもホントこの辺は家族の良い話。
とにかく悪ふざけの塊の様な話で、作中に引き込まれ、見終わってテンションが高い自分がいた。
いや〜楽しかった。
脳さんが主演で本当によかった~す(たこ口)
新宿バルト9での初日舞台挨拶を観させていただきました。
一昨年、テレビで脳みそ夫さんのOL聖徳太子のネタを見た時から、彼にハマっているお笑いファンの一人です。なので、脳さんが映画、それも主演をするということで、驚き半分、嬉しさ半分でした。
普段、映画は全然観ない僕ですが、生意気で拙いながらもレビューを書かせていただきます。
脳さんは普段、前述のOL聖徳太子のように、ネタで歴史上の人物などを可愛らしい女の子にしたコントをやられていますが、今回はそれとは全然違う、素朴で気弱で心優しい男の役でした。それは舞台挨拶でお見受けした、原作者の中川学さんそのものという感じがしました。その舞台挨拶で脳さんが仰っていましたが、所属事務所・タイタンの光代社長から、映画は監督のものだから自我は捨てるようにと助言を受けていたらしく、監督の指示通り、かつ、自然な演技によって、「主人公・中川学はこんな人物だ」というより、「風俗店で絶頂に達した瞬間にくも膜下出血を発症し、入院生活を送る」というストーリーがスッと自然に入って来ました。脳さんと同じく、今回、映画初出演で、主題歌も担当されている沖ちづるさんの演技もすごく自然でよかったです。そんな映画初出演ながらも自然なお二人の演技だったからこそ、映画全体も自然な感じだったんだと思いますし、ベテランの役者さんたちがそのお二人に合わせてくれて、そして、脇を固めてくれていたからこそ、映画全体がやさしい雰囲気だったんだと思います。
事あるごとに登場してくるくもマンは、危機が迫っているという恐怖感と何度も出てくるうちに愛着も湧いてきました。
最後に、この映画のパンフレットは、出演やスタッフ、様々な関係各所への徹底的な取材をした上で作られており、とても800円とは思えないほどとても充実しています。僕は、特に、中川さんの実際の担当医の先生によるくも膜下出血のわかりやすい解説と中川さんのお母さんの手紙が好きです。他にも製作者の方の思いがたっぷりと詰まった一冊になっていますので、是非、お買い求め下さい。これを読んで映画を思い返すのもいいものですよ(^^)
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