幸せなひとりぼっちのレビュー・感想・評価
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邦題あるあるに汚染されています。
本国スウェーデンでは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を抑えてトップに躍り出た作品。結局、動員数は160万人を越え、スウェーデン映画史上歴代3位となる興行成績を収め、第89回アカデミー賞では、外国語映画賞のスウェーデン代表作品に選ばれています。(2016/12/23現在、アカデミー賞外国語映画賞へのノミネートはTBD)
もともとは、原作者のフレドリック・バックマンが自身の父親との出来事をブログに書き込んた事が話題を呼び、その後小説化されたものが原作になっているそうですが・・・、まぁ、こう言う偏屈な人は日本にも居ますよね。特に男性は、年をとると偏屈になる人が多いとも言われていて・・・。でもなぁ、極端ではありますが、間違ってはいないんですよねぇ。なんか、世の中いい加減すぎ。
もっとも、オーべの場合、もともとキッチリしすぎていたきらいはありますが、それが“ある事故”をきっかけに、過激化というか、より極端になっていった気がします。その“ある事故”は作品を見て確認してほしいんですが、微妙にあれ?とも思いました。だってねぇ、その事故でって思うじゃないですか。少なくとも私は思ったんですが、その事故はある意味では“切り抜けた”んですね。日本人が描いていたら、あの事故で全てを決してしまうと思います。そうで無い所が、スウェーデン映画なんでしょうか?ただ、その事故後の話があったがゆえに、社会の問題点がよりクリアになったと思います。
この作品も邦題あるあるですね~(苦笑)。この邦題はいけません。原題の意味は『オーべと呼ばれた男』なんですが、そっちの方がスッキリしていますし、オーべと言う一人の男を描いた作品としては、適切だと思います。
あたたかい
人生とは
良作。
モラルと隣人愛 真の優しさとは
主人公は社会的なモラルを重要視し非常識なマナー違反、ルール違反に対する歯に衣着せぬ物言い故、頑固者扱いされているが、強いものにも巻かれない姿勢と何よりも困った人を見過ごせない、真の優しさを持った姿に、隣人から慕われ頼りにされていく様子が描かれる。主人公自身も亡き妻の言葉に導かれるように隣人との触れ合いの中に生きる希望を見いだしていくようになる。亡き妻との想い出の中に生きる希望を見い出した主人公がとても愛しくなった。
ヨーロッパが英国のEU離脱に揺れ、ヨーロッパ各国でナショナリズムが高まる中、この映画がスウエーデンで大ヒットした事に感謝しヨーロッパの良心を感じる。同時期に公開された『ミスシェパードをお手本に』にも感じたキリスト教の隣人を愛せよという倫理観が民族や宗教の違いを超えて、ナショナリズムを救済してくれるのかもしれない。
素晴らしい映画に出会えた
カタブツ
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