22年目の告白 私が殺人犯ですのレビュー・感想・評価
全468件中、381~400件目を表示
良いテンポ
テンポのいいサスペンス
見てきました。
あまり期待していませんでしたが、内容はとても濃く、飽きのない映画だった。
正直、登場人物がかなり限られていたので、真犯人にたどり着くのは時間がかからなかったが、例えばくだらない恋物語のような無駄な時間が無く、しっかり1歩ずつ犯人に迫っていくストーリーはとても面白いものがあった。
また、SEのようなBGMが何とも気持ち悪いものがあり、奇妙なストーリーに取り込まれていく感じがして心地よかった。
血の描写は限りなく少なく抑えられており、それが逆にリアリティを生んでいた。
犯人の、美しく絞殺するという所からあまり血を見ることも無かったのだが、結構リアルな絞殺シーンには演技のうまさを感じた。
テンポが良すぎて時間軸がおかしくなる所があったが、加工された映像で気付かされる。
テンポが良すぎるとストーリーが入ってこないものだが、上手く過去と現実を使い分けてしっかりとストーリーを観客に入れてくる、サスペンスなのに見ていてなぜか気持ちのいい作品だった。
もう少し掘り下げてほしい…
意外に面白い
各人の心情がスッと心に入ってくる、良質なサスペンス映画でした
元ネタの韓国版は見てないので結末を知らなかったのが良かったのか、先の読めない展開にハラハラドキドキしつつ、大いに楽しめた映画でした。
リアリティのある部分と無い部分が絶妙にブレンドされた脚本は本当に見事、私は元ネタとの比較はできませんが時代背景を含め日本人の心に響く日本ならではのストーリーに改編した辺りは、十分評価に値する内容だったのではないでしょうかね。
まあ細かく紐解けば納得できない点やツッコミどころも多々ありましたけど、現実の話ではない一つのサスペンス映画としては、十二分に満喫できた作品でしたよ。
もう予告編からして興味をそそられる映画でしたね、あの藤原竜也がまたクズを演じる、それだけで、おっ!となってしまいましたもん。
時効を過ぎて現れた犯人が藤原竜也、彼を追っていた刑事が伊藤英明、その設定で既に十分面白そう。
勿論、そのまんまの映画なはずはないであろうことは明白な訳で、これがどう展開していくのか、そのワクワク感をある程度裏切らないレベルで結末まで迎えたのは嬉しい限りでした。
たまに秀逸な設定でも大きくズッコケる映画がありますからねぇ、それ考えれば、まあ最後の展開はもう少し改善の余地があった気はしないでもなかったですが、基本的には満足できる内容だったかなと。
また何度かどんでん返しがあるストーリー構成の中でも、藤原竜也のイメージを逆手に取った演出は、なるほどそう来たかと言う感じでした。
本当にクズっぷり、狂気に満ちた演技が上手かっただけに、素直に驚けましたよ。
武闘派ながら哀愁に満ちた伊藤英明の演技も作品をより良いものに引き上げた印象です、物凄くキャラ的に濃い2人でこうも感情移入させられる作品に仕上がっていたとは良い意味で予想外、また遺族やその周辺の人々を演じた脇役陣もホントお見事でしたね、その心情が見る者の心にスッと入ってくる秀逸な脚本と演技でした(野村周平の使い方とか夏帆の演技は特に印象深かったです)
しかしどんなに心穏やかに過ごしていても、ひとたび震災や紛争が起これば、人の心は大きく変化してしまうことを改めて見せつけられましたよ。
だけに、尚更感情移入させられちゃいましたね、事件の遺族感情も痛いほど伝わってきて・・・。
まあ若干無理のある真相ではありましたけど、ただどんでん返しを見せるだけの作品ではなく、法制度も含めて何かと考えさせられる作品に仕上がっていた点は、何気に好印象だったサスペンス映画でした。
『殺人の告白』を観てから本作を観ろ!
これはいいリメイク!オリジナルである韓国映画『殺人の告白』を更に捻ってみせた展開はオリジナル版の鑑賞者ほど楽しめるはず。「復讐は精神衛生上いい」と結論づけたパワフルなオリジナルに対して悲哀が際立つ本作。伊藤英明の「泣き」が素晴らしい!
不協和音やら電子音やらを強調した音楽が耳障りで印象に残った(褒めてます!)。これは『ダークナイト』のジョーカーの音楽を参考にしているはず。本作の犯人もジョーカーみたいなこと言うしな。鏡がどうやら…
仲村トオルが古舘伊知郎のようなニュースキャスター役でその冠番組のセットも明らかに報道ステーションを模したもの。日テレ製作なのになんで?と思ったら…
『殺人の告白』と『22年目の告白』はそれぞれ違った面白さがある。オリジナルとリメイクの理想的な関係だと思う(まあ作品としてはどちらも隙があるけど)。ただし!観る順番は絶対に『殺人の告白』から『22年目の告白』の順がオススメ!
『22年目の告白』のクライマックスはみんな喋り過ぎ。観ながら「この人達は観客に向かって喋ってんのか?」と思った。まあこれはミステリー全般に言えることやけど
個人的にはオリジナルの『殺人の告白』の方が好きだ。笑っちゃうほどいちいち大袈裟な演出が最高で白眉はラストカット。あれは監督の頭が狂ってるとしか思えない
王道のラスト
やっぱり藤原竜也は上手い
予想を
見せ方が上手い
開始75分の衝撃。前代未聞な告白の、驚愕の真意。
【賛否両論チェック】
賛:時効から7年後に突然名乗り出てきた連続殺人犯の素性が明らかになっていき、埋もれていた哀しき真実が白日の下にさらされていくまでが、非常にミステリアスに描かれていく。サスペンスとしては上質。
否:かなりむごい殺害シーンが多いので、苦手な人には全く向かない。
時効を迎えた残忍な連続殺人事件の犯人が手記を発表し、その話題の波が、担当だった刑事や遺族をも巻き込んでいくという、なんとも形容しがたい重苦しい空気が漂います。
しかし、そんな空気をも一変させる衝撃の真実が、物語の後半で明らかになっていきます。藤原竜也さん演じる曾根崎雅人は、何故22年も経ってから“私が殺人犯です”とメディアに名乗り出たのか。その真相が明かされた時、(表現は不謹慎ですが)物語の面白さは最高潮に達します。
グロシーンというかむごいシーンが結構ありますが、ミステリーやサスペンス好きには必見の作品といえそうです。
全468件中、381~400件目を表示