ナラタージュのレビュー・感想・評価
全246件中、221~240件目を表示
様々な感想があって当然、その感想を語りたくなる映画。
時間を置いた後に見返したくなるであろう作品であり、いろんな人と感想語り合いたくなるであろう作品という印象を持った。
役者の演技はとても良かった。しかし、クレジット順には少し疑問もある。
このナラタージュの主役は有村架純。確かに葉山先生の存在感もすごく大きいのは言うまでもないけども。
この映画は松潤、有村架純、坂口健太郎のほぼ3人の演技だけで成り立っている。
有村架純さんは、まさしく新境地っていう感じで見たことのない有村架純がスクリーンにはいた。まさに怪演と言うべきか。確実に、彼女は時代を代表する大女優への道を歩み始めているであろう。役者としてこんなにも振り幅があるんだと私は感心してしまった。
そして、アイドルの松本潤ではない、葉山先生がスクリーンにはいた。完全にオーラを消していた。代表作である花より男子のイメージが強かったが、道明寺の正反対である葉山先生に見事になりきっていた。かっこよくはなかったけれども。彼には、できることなら、主役に限らずいろんな作品にでて、いろんな役を演じてもらいたい。
坂口健太郎さんの狂った演技もとても良かった。こんな坂口健太郎見たことがなかった。役柄はクズ男だけどもはまり役。役者としての格も一つ上がったのではなかろう。
この3人のファンは映画を見に行くべしと私は思う。濡れ場も週刊誌などで言われてるほどでもない。富山の情景の中で、とても美しく描かれている。
しかし、一つ一つのシーンが断片的すぎる。
特に編集には納得がいかない。
140分もあるわりに、ところどころが断片的すぎて意味がわからないところが多々ある。
特に最後のクライマックスに近づく前、海辺で葉山先生が泉に今後のことを話すシーンをダイジェストにしたのは正直いただけない。
もっと忠実に描いて欲しかった。
いろいろ思う点もあったが、最後の野田洋次郎作詞作曲の主題歌をはじめとする音楽、雨や万葉線をはじめとした富山の情景はとても美しく、役者の演技はとても良い。見終わった後、感じた不満も満足に変わるぐらいに、余韻が感じられた。
昨今、不倫や束縛は悪と取られがちだが、ダメだとわかっていても、こんなことがあれば想いを寄せたくなるだろうなあと。
良い点あり、納得もいかず腑に落ちない点もある不思議な作品だった。
これは、昨今流行ってるスイーツ映画ではなく、(大学生以上の)大人のための映画である。
(10代の人は、この映画を見るときっと理解できないとは思うが、きっと10年・20年経つとこの映画を不意に見返したくなると思う。)
見る人の年代・性別によって感じ方、考え方三者三様であるはずだ。だからこそ私は、いろんな感想があって当然だと思う。
この映画の見て、自分自身の恋愛に関する視野が広がったと感じた。
見終わった今、この映画を見た人と無性に直接感想を語り合いたくなる映画は初めてだった。駄目作と言う意見でも激しく絶賛する感想でもいろんな意見を聞きたい。そして語りたい。
1つ1つのシーンが、人によって感想が大きく違うのではないかと感じた。この映画の感想をいろんな性別・年代の人と語りたい。語ることによって、また新たな視野が広がり、そこに面白味を強く感じる作品ではないかと思った。
個人的にはとても好きな作品であった。また、ふとした時に無性に見たくなると思う。
退屈極まりなく、いろいろ気持ち悪い
妙に余韻が残る。
私にはとても余韻の残る作品となりました。
全編を通して、静かに流れて行くような映像でしたが、すごく美しく印象に残りました。
葉山先生をズルい男だと言う人もいますし、泉をバカだと言う人もいる。。
確かに、ありえない~と感じるところもあったけれど、でも共感出来る部分も多々ありました。
葉山先生も泉も、そして小野くんも、純粋で正直で真面目で、そして不器用な人たちなんでしょう。
恋愛って筋書き通りにはいかないし…
人の感情って理屈では言い表せないですよね。
「壊れるくらい、あなたが好きでした。」
このキャッチコピーが、妙に余韻を残しました。
鬱鬱とした葉山先生役の松潤も良かったと思います。
有村架純ちゃんも頑張っていて感動しました。
久々にこのような映画でもいいじゃん
久々に行定さんのこの映画を見たら、今年こんな映画初めてかもと思う。
なかなかさほどにない雰囲気の流れる映画だと思うので、新鮮だったし、まあー映画館でこんな時間を少してもいいじゃないと思った。
特に雨の日で一人鑑賞でいいかも。
ほぼ原作を忠実に踏まえた作品だ。
時間を短縮するため省略したところもあるが。そのため、人物や出来事への理解も影響を与える一面もあるかもしれないが、全体の基調はよいので、まあ大した問題はないはず。
もともとこういう物語だったら、きっと私も葉山先生のこと好きにならないだろうけど、
この作品(特に原作)は上手なシネマティックな(言語的な)表現で、繊細に人それぞれの感情を描けた。そのため、誰のせいでもないと感じられる。
特にラブストーリーとか苦手でも、原作を読んだ時、二人の思いにかなり感動した。
だから葉山先生がずるいと言ったら、むしろ泉も彼女なりに一方的に自分の思いを先生に加担したりして...論理的に考えづらいことばかりなのだ。
だから行定監督はちょうど監督なりのセンスで、色彩やカメラワーク、さらに小道具や雨で感性を訴える。カメラだったら、ローアングルは人の立ち止まり、揺れるショットは心の不安定、フォーカスは思いの塊を伝える。最後電車から後景に残って、どんどん消えていく葉山先生の姿を撮影したショットもお見事。などなど。
ありふれた物語だが、行定監督とそのキャストたちによって一味違うものに仕上げられているに違いない。
スローペースだが、ショット一つ一つゆっくり味わえるところもいい。
ラブストーリー苦手の点も含めて全体3.5
キャストよく頑張ったところにプラス0.5
女性には嫌われそう
余韻が凄いです。
名画座で折にふれ上映されそうな作品
余韻に浸りたいというか浸らざるを得ない映画だった。
最後の主題歌もとても良いし!!
出かけるのが憂鬱になる雨の日にこそ、映画館に観に行きたい。観に行って欲しい。
そんな、雨がキーワードな映画でもあります。
派手な効果音とかなく、ひたすら演者が生きているままを切り取っている穏やかさ(感情の起伏は穏やかではないんだけど笑)が、フランス・ヨーロッパ映画的だとも思う。
それこそ、劇中に出てくる『エル・スール』や『浮雲』のように、シネコンで今だけ、ではなく、この先名画座で度々上映してほしい雰囲気のある作品。
近年の映画で流行っていた、わかりやすい胸キュンな仕草・セリフはないが、
お互いが何かを想っていることがわかる目線が切り取られていたり、時に狂気になるくらいの想いがこもってることがわかる目と表情が松本潤・有村架純・坂口健太郎、みんなあって良い。
主要キャスト3人の名前のメジャーさ華やかさに騙されないで!笑
2017-67
「あなたをちゃんと思い出に出来たよ」
悲しい恋ほど美しい。
小さい頃、指の隙間から見た『タイタニック』で教えられたこと。
壊れるくらい、あなたが好きでした。
あぁわかる😭
すごいタイミングでこの映画を見たもんだなぁと思います。
というのも、有村架純の気持ちが痛いほど沁みる現状で……好きな人は一向に振り向いてくれないし、あきらめようと自分に言い聞かせても、自然に優しくしてくれるその人にぐらつきながら毎日を過ごすのがつらい。
感情移入して見ている自分がいました。
松潤は、わたし、道明寺が離れないのですが笑、今回は目力少なめで、なに考えてるんだろう、もしかして全部気持ち読めてるのかなぁって思わせる表情がよかったと思います。
有村架純の演技はやっぱりすごい。
そして、坂口健太郎。
演技かなりうまくなりましたよね。
この人は目が武器だと思います。
たまに見せる狂気じみた目が、この人ならではだと思います。
あとやっぱり、野田洋次郎さんは天才です。
好きな人に、一生懸命好きでいたい。
そう思わせてくれました。
想い出は美しく残る
切ないラブストーリー…❣️
みんな一所懸命
全246件中、221~240件目を表示