マグニフィセント・セブンのレビュー・感想・評価
全273件中、141~160件目を表示
アートワークは良かった!!
西部劇の新作はあまりないので期待しましたが、つまらなかったです。どのシーンも間延びした印象でテンポが悪く、王道のプロットで見せ方がこれだけ下手なのは逆に凄いと思います。同じ監督の「イコライザー」に凄まじい緊張感があったのはまぐれだったのでしょうか。街がスカスカでセット感が出過ぎでした。「崇高な7人」もセット扱いのゲイカップルや単体では映えないアウトローもいてパッとせず、3人の白人と韓国人が死んで黒人、メキシコ人、ネイティヴ(と女)が生き残るという露骨な終わり方で気持ち悪いです。私怨であることを隠して仲間を集め、皆がやられてから出てきて復讐を果たす主人公の姿は割と卑怯者でした。至近距離でダイナマイトが爆発して肉片が散らばるのではなく普通にバタバタ倒れていたシーンはコントみたいでおかしかったです。それっぽく作ったと言うだけの魂のない映画でした。マウンテンマンの殺人鬼っぽい感じと、クラフト地に赤のアートワークは良かったです。
まるで桃太郎みたいだけど
西部劇好きなんですよね。
「リオブラボー」に「真昼の決闘」
「アラモ」「ワイルドパンチ」
「ラスト・シューティスト」
「マーヴェリック」
「クイック&デッド」も良かったな。
復習や正義がテーマで、
わかりやすい物語。
罪を犯したり、
家族や友人を殺した
悪党には成敗を!を合言葉に、
爽快感を感じるものが多いけど、
むしろこれは、
フォーマットだと思ってるくらいで。
で、この映画は名作「七人の侍」を
リメイクした「荒野の七人」を、
さらにリメイクしたらしい(笑)
それはチンピラガンマンたちの、
精神性を語っていた名作。
けど西部劇にカタルシスが
踏み込んでくるのは、
僕はどうも苦手だな。
だから正直、期待してなかった。
とにかくD・ワシントンが
かっこいい!
この時代に黒人の執行官なんて
いるわけないけど、
そんなのどーでも良い。
馬さばきもやばい。
で他の6人が、
ちゃっちゃと集まっちゃうのかいっ。
動機もあやふやで、
ぜんぜん「荒野の七人」
じゃないじゃん(笑)
まるで桃太郎みたいだよ(笑)
そこが僕は、らくちんだったけどね。
イ・ビョンホンとイーサン・ホークも、
立ち位置がわかっててシブい。
ガール・オン・ザ・トレインで
好演してた目の魅力的な女性、
ヘイリー・ベネットに
再会できたのも嬉しい。
キャラの個性は、そこそこ楽しめる。
およそ100人を相手にする、
ガンファイトは、ど迫力。
画角もいちいちツボを得ていて、
監督はなかなかの
ウェスタンオタクなんだろう。
お約束な、
コルト45ピースメーカーの
ガンさばきも、
スタイリッシュでにやにやしちゃう。
この銃声と馬の叫びと爆発音は、
劇場で見るとやっぱり高ぶるなぁ。
いやぁ「荒野の七人」の
リメイクなんて謡っちゃうから、
みんな怒っちゃうわけで。
西部劇アベンジャーズと
割り切って観れば、
娯楽映画としては上出来ですよ。
そしてエンタメとして観た若い世代が、
「荒野の七人」や「七人の侍」にも
興味をもって、ビデオで見返す
なんてことになれば素敵だな。
それだけでも、
十分に意義はあったと
思うんですよね。
つまり敵は、某大統領ですね。分かります。
キャッチにあるように、
七人の侍、荒野の七人の魂を、受け継いでいる。か!?
『マグニフィセント・セブン(2016)』
原題 The Magnificent Seven
※若干、ネタバレあり。
(あらすじ)
悪徳ブラック企業バーソロミュー・ボーグに目を付けられた町、ローズ・クリーク。
目の前で夫を殺されたエマ(ヘイリー・ベネット)は、ただただ降伏しようとする町の男達にかわって、自分の有り金はたいて賞金稼ぎのサム(デンゼル・ワシントン)をはじめとする、凄腕ガンマンを町の用心棒として雇うことにする。
皆さんご存知、"七人の侍"のリメイクである"荒野の七人"。の、更にリメイクの本作です。
最近、"七人の侍"を久々にリピートしたんですが、面白いですねー。
面白いって言葉で片づけちゃいけない気もしますけど、好きなんですよねー前編が。
個人的にはクライマックスの雨と泥の中の壮絶な戦いより、前半部分の仲間が1人、2人と増えて行く過程の方が好きなんです。
志村喬さん演じる島田勘兵衛が農民に見初められ、"金にも出世にも"関係ない、ただ御飯がお腹一杯食べられるってだけだぞって、仲間を増やしていくとこがいいんですよね-。
義侠心。男気ですよね。
それぞれの登場人物の魅力(能力)が、自然に上手く引き出されるくだりが好きです。
剣の腕だけではなく、人柄でムードメーカーとして必要とされる千秋実さん演じる林田平八。
三船敏郎さん演じる菊千代が、ようやくそのキャラを生かせる瞬間とか。
誰にだって1つは、良いとこがあるぜ。っていう。秀逸でしょう!
"荒野の七人"でも、この仲間が増えて行く過程を大事にしていたように思います。
ただし、今となっては笑ってしまう過剰なかっこつけた演技とか、舞台はメキシコの村ですが、なんだか農民(村民)がみんなおろしたてのお洋服で小綺麗だったり、添え物的なヒロインと一番の若手のアメリカ的なハッピーエンドとか、何よりびびるのは"七人の侍"のラストの名台詞を、何故か農民側から言い出すとかとか……。
今となってはですよ。ちょwこ、これは!?と思うシーンはございます。
けれど、「御飯がお腹いっぱい食べられる&20ドル」という、利益より自分の正しいことをやる!っていう、私が"七人の侍"で一番痺れるところが、確かに受け継がれている部分はあります。
さっき過剰と言いましたが、でもやっぱ、ユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーンかっけーもん。
笑っちゃうくらいかっけーもん。
死に方おかしいけど、チャールズ・ブロンソンも、コバーンも存在感がすげーもん。
ブルゾンちえみさんが、"アメリカにかぶれてる芸人のプレゼン"で、「(アメリカ人の仕草が)笑っちゃうくらい格好いい。100点」と仰ってましたが、やっぱ"荒野の七人"にはそんな格好良さがある。
なんだかんだで、ラストのユル・ブリンナー演じるクリスの「アディオス」、軽く頷くマックイーン演じるヴィン、そして「アディオス」と応じるホルスト演じるチコ。の、ラストシーンがいいもん。
また農民から言い出すあの名台詞に違和感あるも、農民とガンマンはやっぱ相容れない存在なんすよ。と言う、クリスのやや悲しげな笑顔とか。
そこも、時代に流され居場所をなくした侍達の哀愁に似て、七人の侍を受け継いでるように思います。
さて、本作。
七人の侍の敵は野武士。
荒野の七人の敵は強盗団。
今回の敵は、金に物言わせる大企業です。
時代ですねー。
対する我らがマグニフィセント・セブンは、デンゼル・ワシントン演じるサムがリーダー。
そういえば"黒豹のバラード"っていう映画で、西部開拓時代のカウボーイの3分の1は、黒人だったというくだりがありましたね。
解放された奴隷は、賞金稼ぎなんかで食べてたようですよ。
他のメンバーは、アジア人(韓国)、インディアン、メキシコ人&白人。
ええ、まるで人種のるつぼ、アメリカの縮図ですね。
なので資本主義国出身者は、死ぬんです。
生き残るのは、所謂マイノリティー(気遣いが!時代ですねー)。
敵は大企業であり、資本主義であり、トータル敵って、ビジネスマン大統領のあの方ですよね?
ええ、分かります。
また、"七人の侍"と"荒野の七人"ではあくまで添え物的な存在だったヒロインが、今回は自ら銃を持って、皆を率いて戦います。
やっぱ、時代ですねー。
ヘイリー・ベネット良いですよ。そして強気な女=やっぱ赤毛なんですね!
ただ私が"七人の侍"で一番好きな痺れるポイント、本作ではかなり薄いと感じました。
なんでしょう、義侠心なんか嘘臭いんですかね。
今時、流行らないんすかね。
メンバーは利害の一致で、仲間になっているように思えました。
しかも簡単に見つかる。
決定的なのは、サムの動機です。ラストに明かされるサムの生い立ち。
義侠心もへったくれもねーな(笑)!!
確かに銃撃戦は見所がありますが、町を守るってダイナマイトでドッカンドッカン破壊したり。ま、守るんっすよね?
でもダイナマイト、ガトリング砲が登場してきて、ガンマンの居場所が侍並になくなる。
よろしく、哀愁。
って思いきや、ちがーう!
おもてたんとちゃう!
アントワン・フークア監督、嫌いじゃなかったのになぁ。
デンゼル、大好きなのに。
"グローリー"で背中をむち打たれるシーンを観て、惚れたのに。
あ、"モ'・ベター・ブルース"とか"青いドレスの女"が好きですねー。
なのに、途中で意識落ちました!す、すみません!
私の好きな男気ではなかった。
あ、日本人が好きな、義侠心じゃないような気がする。
だから、興業成績振るわないんじゃね?
人種のるつぼメンバーであるからこそ、色々と配慮した脚本になって、結果ぬるくなったんでしょうか。
もう、"荒野の七人"並に、笑っちゃうくらい格好つけた映画で良かったのに。
が、しかし。
エンドクレジットでエルマー・バーンスタインが流れて、ようやく加点ポイントが見つかり良かったです。
久しぶりの本格的西部劇
崇高な男達
勧善懲悪、スッキリします。
感動した、懐かしい西部劇最高に、良かったー
白人だけでなく複数の人種が集まって7人のチーム。 昔の荒野の七人を...
面白いんすけど……
最後にあの曲が!
荒野
全273件中、141~160件目を表示











